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「D.B.E.ミニ型」:ゆっくりで学ぶ,自衛隊装備 「衛星単一通信携帯局装置」

「Defense News」◆(2012/06/22)Japan Passes Law Permitting Military Space Development

DSI(日米国防組織情報)

「excite」:「グリコのおまけ」「ロリコン」などの自衛隊用語たち

「JB press」◆(2011/12/12)ぎりぎりと予算を絞られる自衛隊 財務省からアウトソーシングと人員リストラのプレッシャー

JSDF.ORG

Military Powers(総合,相互リンク)

「Togetter」◆(2010/09/16)自衛隊に於けるセンサー四方山話

「Togetter」◆(2010/12/18)人事の悪平等 -技本の場合-

「Togetter」◆(2013/01/02) 小川和久氏『自衛隊を日本の軍隊として改組しないと国際法規に基づいた捕虜の権利を主張できない』

「Togetter」◆(2013/03/02) 現役自衛官の副赤氏が某経歴詐称ラノベ作家にトドメを刺した件

「数多久遠のブログ」◆(2010/09/07)自衛隊にも防疫研究機関を

「数多久遠のブログ」◆(2010/09/22)自衛隊医官の評判と自衛隊の衛生能力

「数多久遠のブログ」◆(2013/05/30) 自衛隊の無謬性と自己変革能力

「アルファルファモザイク」◆(2010/08/09)圧倒的じゃないか,我が軍は!

「イソヤ界」「アイーダ 凱旋行進曲 by 自衛隊音楽隊」

「おおやにき」◆(2010.2.14)政治的行為

「自衛隊」
 2ちゃん過去ログ

「週刊オブイェクト」:日本独自の早期警戒衛星を導入すべきかどうか

「スパイ&テロ」◆(2012/06/28) 自衛隊に海外派遣特殊工作部隊を??

「東京の郊外より…」◆(2013-02-26) 大綱の「動的防衛力」は本格有事を想定せず

「東京の郊外より…」◆(2013-03-11) 日米が宇宙状況監視の協議本格化

「暇人\(^o^)/速報」:自衛隊の良い話

防衛省 

防衛白書 昭和45年版~平成16年版 

「やらおん!」◆(2011/04/26)『魔法少女まどか☆マギカ』 ほむほむが銃火器類を軍から盗んだ事に対して軍事板の考察がパネェwww


●書籍

『20世紀の日本 2 安全保障』(北岡 伸一ほか編,田中明彦著,読売新聞社,1997.7)

『ああ,堂々の自衛隊』(宮嶋茂樹著,双葉文庫,1997/06)

『内側から見た自衛隊』(松島悠佐著,幻冬舎文庫,2008.8)

『面白いほどよくわかる自衛隊 改訂新版』(志方俊之監修,日本文芸社,2007.6)

『オリンピックと自衛隊 1964-2020』(渡邉陽子著,並木書房,2016)
http://okigunnji.com/url/101/

 この本は,オリンピックを支えた自衛隊の知られざる歴史を描き出し,一般国民にわかる形で整理整頓してくれた書です.
 見事です.

 この本を読めば,世界各地から集まる選手たちが,最高のパフォーマンスを発揮するための環境をつくり,護るとはどういうことか?がわかり,わが国内で開催されたオリンピックで,わが自衛隊がいかなる役割を果たしていたか?につき,正確な理解を得ることができます.
 理解することで自衛隊がもっと好きになれますし,オリンピックを見る楽しみも増えます.

 また,自衛隊体育学校に関する,まとまった情報を詳細に伝えており,こちらもほとんど目にしない内容です.

 4年に一度開かれるオリンピック.
 開催期間中は,世界中の人が注目し,夜更かししながら競技にかじりつきます.

 しかしその背後では,軍をはじめとする各機関が,選手はもちろん関係者や観客等を水も漏らさぬ体制で護っています.
 己が持つ力を出し切って,最高のパフォーマンスを発揮する.
 選手のコンディションを整え,健康に万全の注意を洗う.
 世界最高レベルのパフォーマンスを生で体験する・・・

 そんなオリンピックを護るため,万全の体制を敷いて事に当たっている軍の姿を,まとまった形ではじめて明らかにしたのがこの本です.

 それだけではなく,オリンピックと自衛隊のかかわりを描き出した始めての書です.

 エンリケが,心からおススメします.

 この本は,一般人がほとんど目にした事のない「自衛隊とオリンピックのかかわり」という分野を明らかにした初の一般向け本です.
 オリンピックと自衛隊に関し,知りたいことは網羅しています.
 自衛隊を取り上げているからといって,ミリタリーファン,自衛隊ファン,軍事ファンだけに通じる内容ではありません.
 スポーツ関係者や政官関係者,教育関係者,各分野の裏方の方々にも,ぜひ手にとって欲しい内容です.

------------おきらく軍事研究会
http://archive.mag2.com/0000049253/index.html
2018.8.29

『現代萌衛星図鑑』(しきしまふげん著,へかとん漫画,松浦晋也監修,三才ブックス,2009.7)

「人工衛星擬人化本がまさかの書店売り!!!」
ということで,以前「かぐや」にてJAXAの公式でも採用された実績のある,しきしまふげんさんの人工衛星擬人化本ですが,このたびISBNコードのついた書籍として発売されることになりました.
 〔略〕
 萌え,は別としても,軍事的な観点からも,資料本として価値が高いところだと考えます.
 是非ご一読をお勧めしますです.

――――――へぼ担当 in 「軍事板常見問題 mixi別館」

『自衛隊が危ない』(杉山隆男著, 小学館101新書,2009.4)

 大企業大組織批判本の自衛隊版.
 要は制度疲労で,現場の仕事が回らない,その具体例をレポート,という感じですね.
 詳細は未読ですが,立ち読みだけで終わらせたくない感じはした.


-----------------岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM : 軍事板,2011/10/08(土)

 上記は事実に反するか,または不正確であるため,一部を削除させていただきました.
 本書で述べられているのは,主として世代交代による自衛官の意識変化――たとえば,その関連語句が,頻繁に登場するなど――であり,「大組織批判」「制度疲労指摘」の書であるとする論拠が見当たりません.
 3行目は個人の感想ですが,誤読がもたらした「感想」ゆえ,当てになりませんので,これも念のために削除させていただきます.

-----------------編者,2012.2.12

『自衛隊ナース物語』(大野広幸写真,日本写真企画,2007.7)

『自衛隊の内側 現職だけが知っている隊員たちの危ないホンネと実態』(杉本幸男著,KKベストセラーズ,1995)

 今日,友人が激怒しながら
「とんでもない糞デマ本見つけた」
と電話してきて,話を聞いているうちに
「市井の軍ヲタである俺ですらこんな間違いしねーYO」
と言うトンデモ内容だと判明.
 しかも,現役自衛官(しかも長官直轄部隊に勤務する三佐!)を騙る糞野郎が著者だという異常事態.
 よって,義憤に駆られてこの糞本を晒す,つーか,一つ一つウソを暴いていく.
 uzaい等の感想を抱かれる方に先に陳謝しておく.
 どうしてもこの糞は見逃せないので.

 著者  杉本幸男(偽名だとよ) 長官直轄部隊三佐(自称)
 「元」ではなく,出版当時「現役」ってふれこみ.

 以下,目に付く嘘を順番も考えずに羅列していく.

p.40
「おかずは,たまにマグロの刺身らしきものも出るが,おいしいトロ身のところは,炊事をするCPポストという調達の部署の陸曹だけが先に食ってしまうから(以下略」

 CPポストって何?糧食班勤務をCPとかKPとか称することはあるが,ポストなんてつけないぞ?
 CP=コマンドポスト(指揮所)と混同したんでつか?

 それに,まるで赤身とトロが混じった状態で納入されてきているかのように考えている時点で,自衛隊云々の前に終わっている.
 マグロなんか,箇所箇所に分かれて流通しているわい.
 それぞれの部位によって値段が違うからね.
 マグロ丸々一匹納品でもされない限り,トロだけ自分で食って,なんつー事は起こりえないわな.

p.49
「駐屯地のPXから一本340円の大瓶ビールを仕入れてきて(以下略」

 ダウト.
 駐屯地においては,隊内クラブとか許可された場合を除き飲酒出来ない.
 つまり,PXでビールなんか売っていない.
 第一,もし買うとしたら(営内でこっそり飲酒)缶ビール買うわな.
 これなら自販機で売っていることがある.

p.95
「とくに施設,需品科などの業者と取引する部隊(以下略」
p.96
「しかも,業者を選定する立場の施設,需品の部隊ばかり(以下略」
同ページ
「施設関係の部隊は新規に施設を建築する際の部隊内の業務,施設機材の管理,土木工事の発注などに関わり(以下略」

 ・・・ダウト過ぎ.「施設=いわゆる工兵」って事も知らない(自称)三佐って何?

p.100
「ある駐屯地の業務隊幹部が地元の議員選挙に立候補したことがあった(以下略」
 ・・・自衛隊関係の法規を確認しろとは言わない.
 せめて公職選挙法ぐらい(以下略

p.115~
 この部分は引用すると長くなるのでかいつまんで説明.
 KGBのスパイマニュアルに関する教範等が売店で売っている云々と言う話.

 端的に言って嘘だな.
 精々,その種の「市販本」が買えるぐらい.

p.134
「年に20発と決められている実弾を撃てるのは(以下略」

 友人曰く,
「具体的数字は言えないが,訓練基準で示された弾薬数ぐらい掌握している人間に騙らせろ」

p.135
「新人の教育訓練でも銃は撃つが,使うのはレーザー銃というおもちゃのような銃である(以下略」

 三点監査に使うやつでつか?
 新隊員が何回実弾射撃するのか調べてから(以下略

p.137
(治安出動訓練の話で)「木銃を持って「甲武装」というヘルメット武装で(以下略」

 ???
 「甲武装」って,制服に半長靴と武器,頭は状況により制帽かライナーっていう,「儀式用の服装」なんですが?

p.140
「普通科連隊には迫撃砲小隊というのがあるが,ここの演習は,富士の演習場に行っても実弾射撃するわけでもなく(以下略」

 笑わせるな.

同ページ
「しかも,81ミリ砲と106ミリ砲の二つあるうち(以下略」

 新装備でつか?

p.149
「昔の軍隊には軍人勅語という「戦陣訓」があったが(以下略」

 笑うところだよね?

p.153
「ニュースを見ているときにチラッと映ったソ連のT-80戦車,T-90戦車,装甲車のBTR(以下略」

 この本が1995年,そこから更に昔となると・・・ハァ?

同ページ
「58ミリ砲を積んだBTRも知らんのか(以下略」

 初耳ですた.

p.163
「大規模の演習になれば一個連隊,一万人の隊員が参加するから(以下略」

 連隊の概略の人数も知らない「三佐殿」って素敵.

p.164
「私は軍人勅語のようなマニュアルを持っていた昔の軍人の方が,いまの自衛隊員よりはるかにプロフェッショナルな技術を身につけていたと思わずにはいられない.」

 え? 軍人勅語ってその種の「教範」だったんだ!

p.180
「米軍は小隊の人数も二十人と日本の倍はいたが(以下略」

 小隊の人数が分からない三佐(自称)って素敵.

 そして・・・この一文が無ければ,俺は「単なる電波本」と切り捨てていただろう.
p.188
「だが,こういう歴代の政治家に比べて,なんといっても社会党の村山首相の自衛隊に対する功績は絶大だろう」

 ・・・皮肉とかではない.
 文脈としては
「社会党が自衛隊を認知した.これで,『何かあっても社会党が反対するから,自衛隊が実戦に出ることはない』という考えを持っていた自衛隊員達を引き締めることになった」
という意味合いで書いている.

 この本が出たのが1995年8月.
 著者の前書き日付が同年7月.
 その年の初頭に何があったか?
 自衛官のみならず日本人全員が忘れてはならない事があった.
 それを考えると,こんな評価の仕方が出てくるはずはない.

 他にも,決定的ではないが不審な点がいくつか.
 こやつは一般隊員で入ったように書いている.
 が,この時点で三佐.
 幹部候補生学校の話とか昇任試験の話とかが全く出てこない.
 陸曹候補生の話も(U’かもしらんがな)
 ふ・し・ぎ

 入隊後2年で「降下隊員資格取得(空挺のことだろう)」と著者略歴の欄にあるが,陸曹・陸士は空挺バッチをとったら空挺団の所属になるんだが?
 そう言う話は一言も出ていない.
(普通科連隊で長く過ごしたとか,東京近辺の部隊をあちこちうろうろしたとしか書いていない)
 ふ・し・ぎ

 更に,会計隊や輸送隊に行ったかのように書かれている.
 これまたふ・し・ぎ

 いや,ずらずら列挙したけど,本当に糞だわ.
 友人はキレて,出版社に抗議のメールをしたらしい.

 編集者が著者に騙されていたならそれはそれでいいさ.
 問題は,出版社として誠意ある対応をするか否か,だな.

------------ミリ屋哲 ◆qmwryStCos : 軍事板,2003/04/16
青文字:加筆改修部分

 つーか軍人勅諭だよね.
 勅語は教育.

 戦陣訓は陸相(ヒデキ)がおまけで勅諭に付け足したものだから,陛下から頂いた勅諭とは全っっっ然重みが違うし.
 同列で語るのも不敬ではなかろか.

 8年前の本だし,KKベストセラーズなら鼻ほじって応対しそーな気がします・・

------------軍事板,2003/04/16

 現職の人に見て貰いました,
 現職の人達は,あまりにも馬鹿らしいので,ただ笑っていました.

------------軍事板,2003/05/06
青文字:加筆改修部分

『自衛隊は誰のものか』(植村秀樹著,講談社現代新書,2002)

 今日立ち読みしたけどこれ酷いね.まじで.
 軍事史学会会員らしいので「自衛隊改革論者」かとてっきり思って読んでいたら...

 一応最後まで読んだので論旨を...
・旧軍時代の生き残り瀬島は過去を冷静に見つめられない
・海上自衛隊の自衛官の中に「日本海軍」の肩書き,外国と同じ階級呼称で自慢げに名刺を作っている人間がいる.けしからん.
・「こんごう」は排水量さば読みしている
・「普通の国」なら情報公開せよ(これだけは賛成!)
・今の憲法を「押し付けだ」とかいっている人間が未だにいる.我々が平和を希求する目的で制定した憲法なのに
     ↓
・「普通の国」とは何か.「並」の国になるということである.我々は戦後軍隊の無い平和な「上等」な国にしましょうと決めたのに,「並」に下げることはない!
・「日本は戦争を捨てたが戦争は日本を捨てていない」とのたまった自衛隊幹部がいたが間違いである
・暴力は暴力を生む.法整備などやましいことするのなら,そのぶん平和で済むよう外交努力をしろ
・自分には中学生の子供がいる
 どう軍事史学を学べば,こんな結論が生まれるのやら...

------------ 名無し装甲兵総監 :軍事板,2002/05/09

『自衛隊ユニフォームと装備100!』(あかぎひろゆき著,光人社,2005.5)

 まさにカスだね.
 いまさらODの作業着の話なんてされても,なんの参考にもならない.
 とにかく,今となっては旧型でしかない装備品についての説明しか載っていない.
 2005年という出版年に騙されてはいけない.

 特筆すべきは,著者自筆の(90年代テイストに満ち溢れた)萌え説明イラスト:線はガタガタ,グチャグチャ,いい加減の一言に尽きる.
 また,意味不明の,寒いウケ狙いイラストなども苦笑するしかない.
 装備単体で描いたものは,内部資料のトレースに過ぎないと思われるが,無意味な角度から描いてるものが多く,参考にできない.

 一言でまとめるなら,「買うな」.

――――――軍事板,2010/07/03(土)

『知っておきたい!! 自衛隊100科』(防衛弘済会,2007/12/14)

「二〇〇〇年当時になぜ出してくれなかったの??」
と思わず言ってしまいました.

 メルマガを創刊した当時,「自衛隊って何?」という素人の問いに一冊で応える書籍はなかったと記憶しています.
 そのため,わが自衛隊を理解するための基礎知識を手に入れるのは結構大変でした.

 〔略〕
 いま私の手元には,当時,図書館に通って一生懸命書き写したノート数十冊があります.
 そしてその横に,今回ご紹介する本があります.
 これが七年間という年月が意味することなんだなあ,と改めて感じています.

 本著は,現在のわが自衛隊に関する基礎知識を一冊の本に凝縮したもので,「わが自衛隊事典」といって差し支えない内容です.

 メルマガをお読みになっておられる方の中には
「大きな声ではいえませんが,実はわが自衛隊のことをあまり知りません.
もっと知っておきたいです」という方も多いかと存じます.

 そういう方には,基礎知識がなくても理解できる少しオシャレな教科書として役立つでしょう.
 「一家に一冊」ぜひ置いていただきたいですね.

 副題にもあるとおり,本著は「防衛省・自衛隊の「今」を知る100項目をこの一冊に網羅」というコンセプトの下で創られています.
 各項目は書き手が異なり,完全に独立しています.
 どの項目から読んでも構いません.

 正直申し上げて,「もう一歩突っ込んで書いて欲しかったなあ」という項目はあります.
 しかし,お茶の間でニュースを見ているご家族が,本著の周りでわいわい言いながらわが自衛隊を話題にできる,「安心感と総合性」を持つ内容に仕上がっているとの印象を持ちます.

 ここまで総合的にわが自衛隊の現況把握ができる本が出たのは,本邦初と思います.
 資料としても大変貴重な本だと思います.

 たとえば「広報・イベント」の「092 広報施設」では,陸海空の施設が見開きで一覧できます.
 俸給表もありますし,防衛記念賞や徽章の写真つき解説もすべて一冊の中に収められています.

 こういう網羅性・総合性に基いたわが自衛隊紹介って意外にないんですよね.
 読み手には実に便利です.

 〔略〕

 なかでも訓練に関する項目は非常に有益ですね.
 「064 国民保護法」も実に簡潔かつ的確に説明されており,必読だなあと感じています.

 こんな風に,あなたも必ず「あっそうそう,これこれ知りたかったんだよねえ」という項目が見つかると思いますよ.

 それにしても,わが自衛隊について知りたいと「一般の人間が」思うことをピックアップし,よくぞ100個に収め,このサイズの本にまとめたものです.
 編集に当たった方はさぞや苦労されたろうと推察します.

 また,先ほど「オシャレ」と書きましたとおり,本著はビジュアルが素晴らしいです.
 写真や図も満載です.
 少し大きめのサイズであることも,読み易さを後押ししています.

 〔略〕

――――――おきらく軍事研究会,平成20年(2008年)1月11日

『日本に足りない軍事力』(江畑謙介著,青春出版社,2008.9)

 相変わらず知識の多さは圧倒的.
 もちろん軍オタ的にも興味深かった本なんだが,こういう本を一番読まなきゃいけない一般人が,見向きもしないのが一番の問題かも.
 まあ,これはどの本にも言えるけどさ.

 疑問符の付く部分はあった.F-35とか.
 ひゅうがの能力の過大評価について,心配にならざるを得なかったが…
 航空機なんて運用できるわけねーだろと…

 だからこの場合,江畑さんの発言からF-35とか「ひゅうが」とかの兵器の名前を,あぼーんしてから読めば有用.
 「何らかの,本土から離れたところへのパワープロジェクション能力」の必要性を指摘しているわけだ.

 最初からそう書いてあれば,ショックを受けることも無かったはず.
 江畑さんの装備や編成についての提言は,そうやって読むと非常にありがたい.

 だからこそ防衛省も,この人の取材を積極的に受けるわけさ.

――――――軍事板

「兵士に聞け」
「兵士に告ぐ」
「兵士を追え」
(杉山隆男著)

 WAiRなどの精鋭部隊や,潜水艦の乗員といったベールに包まれた部隊から,過酷な幹部レンジャー課程,新人幹部の苦悩,プライバシーにウルサい新隊員の対応に頭を悩ませる下士官など,内容は多岐にわたる.
 隊員の発言を中心に描かれていて,相当面白かった.

――――――軍事板,2011/07/29(金)

『天皇と自衛隊の現在(いま)を読む』(星野安三郎他対談,社会批評社,1990)

 図書館で借りた本です.
 閉館のメロディーが流れたので,題名をよく読まなかったのがいけなかったんですね.
 急いで本棚にある本の背表紙を斜め読みし,
「お,なんて右翼チックなタイトルなんだ~」
と思って取り出し,他の本に重ねたのです.

 そして家に帰ってから表紙を読み,こんな副題がついているのに気付きました.
「アジア民衆の視座から新皇軍を撃て」
・・・・・・・・・・・・・
 一応読みましたが,一番気になったのは昭和天皇,今上天皇を「天皇'ヒロヒト'」,「天皇'アキヒト'」とカタカナにしていることでした.

------------軍事板,2001/04/09(月)

『防衛駐在官という仕事 ~38度線の軍事インテリジェンス~』(福山隆著,ワニブックスPLUS新書,2012/6/8)

『甦る軍事大国ニッポン』(金慶敏著・金敦鎬訳,徳間書店,1996)

 ドキュソ本代表としては,かなりイケてる.
 自称韓国人専門家が自衛隊の実力を暴くというものだが,あまりに適当なことばかり書いているので訳者に訂正されてばかりいて笑える.
 訳者より知識がない軍事アナリストって・・・

------------軍事板,2001/07/19(木)

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