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 海上保安庁もあるでよ.


 【link】

「Togetter」◆(2011/02/12)戦後の米軍貸与駆逐艦回航時の小ネタ

「Togetter」◆(2011/05/05)何故,戦後の日本独自設計の護衛艦「はるかぜ」のベースに旧海軍の「白露」級が選ばれたか


 【質問】
 護衛艦のDDHとかDDGとかの区別が分かりません.

 【回答】
護衛艦(DD)

 海自のワークホースで,頭数が多い.
 個艦防衛用の対空ミサイル,対艦ミサイル,対潜兵装,短魚雷などを装備.
 対潜ヘリコプターをちょっとだけ運用できる艦もある.
 対空,対艦,対潜など一通りのことが出来る汎用的な艦.

ミサイル護衛艦(DDG)

 護衛艦の中でも,より射程の長い戦域防衛用の対空ミサイルを運用,
 艦隊レベルの防空を行う.対艦ミサイルや対潜兵装なども装備する.
 特性上,旗艦機能を持つことが多い防空の要.
 通常の駆逐艦よりコストが高いこともあり,数は限られる.

ヘリコプター護衛艦(DDH)

 装備としては通常の護衛艦とそれほど変わらないが,護衛艦よりも多くの
 対潜ヘリコプターを運用することができる.対潜戦闘の要.
 当然,通常の駆逐艦よりコストが高いので,数は限られる.


 【質問】
 DDと違ってDDGをDDGたらしめる装備,能力とはたとえばどういうものが挙げられますか? 現代,近未来でお願いします.

 【回答】
 防空戦(AAW)に重要なのは艦載するレーダーの性能です.
 従来までの目標指示装置(WES)や戦闘指揮装置(CDS)を装備した4隻のDDGたちかぜ型,はたかぜ型は主力とは言えず,順次退役していきますので将来的な話で言えば・・・

 近年/将来の対艦ミサイルは速力の向上,長射程,低高度飛行,ステルス構造,韜晦弾道など,従来型の対艦ミサイルに比べ迎撃が難しくなって来ています.
 これを探知すべきレーダーには長距離探知能力,高い探知確率,目標追尾能力に優れている物が要求されます.
 DDGにはこの要求を満たすレーダーとして,多機能レーダー(MFR:Multifunction Radar)や,広域捜索レーダー(VSR:Volume Search Radar)などの高性能な探知機器が搭載されています.
 さらにAWACSなど哨戒機からの情報や僚艦からの情報なども処理できるシステムが装備されている艦もあります.

 海自の主力DDGとなるこんごう型DDGをDDGたらしめる装備は,VSRで探知した目標を元にFCSと連携しながら多数の目標に対して迎撃するSAMを同時多数誘導するMFRを装備,つまり目標捜索から探知,情報処理を自動で行い,探知領域数100km,10目標以上同時処理可能という防空システム,すなわちイージス・システムが搭載されているという事です.

 このシステムの中核,SPY-1Dフェーズド・アレイ・レーダーはアンテナのサイズや消費電力などの理由で,ある程度以上の大型艦を搭載艦として必要とします.
 DDに,上記のようなDDGが必要とするAAW能力を搭載すると,高性能ではあるが箆棒に高価な艦になります.

 更に,近未来で必要とされるのは戦域ミサイル防御能力でしょう.
 弾道ミサイルを迎撃可能なミサイルと,それに対応するレーダーが,今後必要とされる能力だと思います.
 後は僚艦とのデーテ・リンクを用い,艦隊内のミサイルをも制御できる協同交戦能力も必要とされるかと.

「たかなみ」の装備:「公用車3号」
(撮影:ベタ藤原)


 【質問】
 DDとDDGとの違いは,ミサイルの射程の長さ?

 【回答】
 自衛隊では,艦隊防空の目的を以って長射程のミサイルや広域監視レーダーを装備する艦をDDG,それ以外の汎用艦をDDとしています.
 単にミサイルの射程の長短でDDGやDDというように分けているのではなく,システムそのものが違うと考えた方がよいでしょう.

 防空についてですが,これは大きく2つに分けることができ,艦隊防空(エリア・ディフェンス)と個々の艦による個艦防空とがあります.
 DDGは,数十q〜100q超といわれている防空の網を張ることによって艦隊全体の防空を担当します.
 万一,目標がそれをすり抜けてきた場合には個々の艦による防空戦(個艦防空)が展開されることになります.
 ちなみに,DDが装備している対空ミサイルは,短射程の個艦防空用のミサイルです.


 【質問】
 DDの基準排水量が遂に5000tを超えるなど,近年,汎用護衛艦が大型化し,これからも汎用護衛艦の拡大は続き,結局,防空護衛艦と汎用護衛艦は大差のないものになっていくと思われます.
 そうすると,似たような性能であれば,個別に開発・建造するよりも,アメリカのデストロイヤーみたいに,アーレイ・バーク級の様に,一種類に絞った方が効率が良いのでは?
 今後,防空護衛艦と汎用護衛艦は統合すべきかどうか回答をお願いします.

 【回答】
 あたご型やアーレイ・バーク級は高い建造コストと維持費が掛かり,護衛艦隊の機動運用部隊の戦闘用護衛艦全28隻をイージス艦にするのは,現状では予算的に厳しいし,イージスに匹敵する国産防空システムを開発するのにも金が掛かる.

 そもそも,DDとDDGの決定的な違いで,求められる防空能力に大きな差があり,DDは個艦防空,DDGは艦隊防空とミサイル防衛能力が求められる.
 おそらく,予算や求められる能力から予想するに,DDは当分は5000t止まりだと思う.

 近い将来,全通甲板のDLH×4,イージスDDG×8,DD×20の体制になり,それが当分続くものと思われる.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 日本と同程度の國力や予算規模を誇る他國の海軍と比べて,海上自衛隊は,駆逐艦クラスの艦を大量に保有していますが,どういう理由からこれほどたくさんの駆逐艦を保有しているのですか?

 【回答】
 日本と同程度の国力を持つ国は無い.ぶっ飛んだ一位と,どんぐりの背比べが始まる三位以下との間に存在する奇妙な国が我が祖国なんで.

 で,海軍に力を入れているのは島国だから.同じような予算規模の島国はイギリスが挙げられるけど,こっちは戦略原潜だの空母だのという,お金のかかるフネがある分,水上艦艇は少なくなる.

 持てるリソースを通常戦力の,しかも対潜作戦に割り振った結果が,海自のあの編制となる.

 現代の海軍では「空母を除く大型水上戦闘艦」と言えば「フリゲイトと駆逐艦」の事だから.「主力艦」と答えてる人も居るけど,キャピタルシップではないな.

 WW2後の仮想敵は日本列島-沖縄諸島-台湾orフィリピン-インドシナの哨戒線を抜けなきゃ,味方の海上交通(米軍の来援にしろ生活物資の輸入にしろ)に手出しが出来ない.
 ソレを水上艦で突破しようとするアホは居らんだろう.
 空母なんかなくても「基地航空隊」にシオシオのパーにされる.

軍事板
青文字:加筆改修部分

 日本の護衛艦にはデストロイヤーといっても,他国で巡洋艦と呼ばれてもおかしくないサイズと能力を持ったやつらがかなりいる.
 だいたい,小船でも対艦ミサイルをバンバン飛ばせるようになった現代では,「戦艦」だの「戦列艦」だのは絶滅した.
(ちなみに護衛用高速戦艦の後継はイージス艦ね)
 無論,外洋航行性とか航続距離とか継戦能力を考えれば,「巡洋艦」ぐらいのサイズはあったほうがいいけどね.

 次に現代にのこされた主力艦空母だが,現在まともに運用できてるのはアメリカだけ.
 それでも海外に遠征する必要があるとか,将来的に米に対抗したいという理由で空母・軽空母を無理して運用してる国はそれなりにあるが,どこも維持に四苦八苦してる.
 日本は海外に攻めて行くわけでも,再び米と太平洋の覇権を争ってるわけでもないので,空母は導入してない(いまのところ中国の空母はものになってないし).

 なお日本は,ひゅうが型DDHことヘリ空母を導入してます.
 主に対潜ヘリの運用に使う船なんですが,艦隊に大きな柔軟性も与えてくれます.

 つまりイージスの艦隊防空力やDDHの対潜能力は,準主力艦的な位置づけをなされていて護衛艦隊の中核をなしているといえるでしょう.
 空自のエアカバー領域は空中給油抜きにしても結構広いしね.
 まあ実際,各護衛艦隊は米海軍以外ならまー負けねーぞってぐらいに強力です

モッティ ◆uSDglizB3o in 軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 海自のDE,護衛護衛艦は,欧米諸国で言うコルベットのことですか?
 また最近の海自が,護衛護衛艦を新造せず,就役から年数が経った,二線級の汎用護衛艦で代替しているのはどうしてですか?

 【回答】
 くも級とかは海自的にはフリゲイト.
 いしかり級以降は駆潜艇の代替計画が大型化したモノだから,今風に言えばコルベットと言えるのかも.
 でも,当時の感覚では「小型フリゲイト」だったと思う.

>>また最近の海自が,護衛護衛艦を新造せず,

 結局,必要な装備をそろえたら価格は変らない,艦形を縮小しても費用は下がらないで,使い勝手が悪くなるだけ.
 それなら,「改装費用を掛けない旧式艦」の「耐用年数見直し」の方がお得.
 使わない装備(ヘリ)は積まなきゃ良いんだし.

軍事板
青文字:加筆改修部分

 また,日本海の荒波の前には,小型艦艇を配備しても足手まとい.
 ミサイル艇なんてつかえなさ過ぎて初期ロットで打ち止めになっちゃったし.

 あと日本の装備調達ではまず「定数」という艦数の上限が決められてて,その枠内で護衛艦を調達するシステムになってる.
 潜水艦が異常に少数精鋭主義になっちゃってるのは,これが原因な.
 だから哨戒艦的なものも,お下がり艦艇だけで枠が埋まっちゃって新造しなかった.
 まあ荒波のおかげで,密入国や密輸が深刻じゃないってものあるが.

モッティ@いもば ◆uSDglizB3o in 軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「はやぶさ」クラスがよく揺れるフネだってのは,「SAPIO」にさ載るほどの,周知の事実ですが,「ちくご」クラスの乗り心地や航洋性ってのはどうでした?
 海自のHPの写真を見たら,艦尾が半ば水没するほどの揺れを示していたような・・・・
 やはりDEと言えど,日本近海での哨戒には,2000t以上は必須なのでしょうか?

 【回答】
 う〜ん,乗り組んだ「いわせ」「によど」「ちとせ」「くまの」「あやせ」に関しては,
(あれ,そういや「てしお」には乗ったことないや(^_^;)
自分の海自隊内での経歴が全て,このクラス内で過ごしたと言うこともあって懐かしいこともあり,かといっておっしゃるような「日本海/太平洋がぶり倒しツアー」でひどい目にあって,二度と乗り組みたくないきぶん半分,というところでしょうか(笑)

 論より証拠,まだとりこんでない白黒写真の中に,そうたいした荒天でもないのに,艦首が青波に突っ込んで,半分潜水艦みたいになってる(笑)のがあるので,どこかにアップロードしたいと思ってるほとで(^_^;
 艦首にでかいソナーがついているのと,前部からソナードーム,3インチ連装速射砲,艦橋と重たいものが全部集まっているせいで,艦尾を軸にして揺れる感じで,常に頭を海に突っ込んでいる印象がありますです.

 ただまぁ,あれはあれで,あのクラスが建造された当時のデザインとして,凌波性は多少犠牲にしても,アスロック・ランチャを搭載したいという第一目的があったわけで,その目的には充分かなってたんではないかと思いますです.

 海幕の方では,
「DEなんかいらん,DDとミサイル艇で」
というもくろみのようですが,早晩破綻するやろなぁ,とすがめでみていたり.

海の人 ◆STEELmK8LQ : 軍事板,2003/06/25
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 護衛艦は重巡洋艦? 軽巡洋艦? 駆逐艦?
(まあ,護衛艦は護衛艦なんだろうけど)

 【回答】
 日本語では護衛艦,英語ではdestroyer(駆逐艦)になっています
 ただしJDSも使うので,Defense Shipでも有りますが(イギリスだとHMS:女王陛下の船)

 それとは別に,この前まではDDH(ヘリコプター護衛艦)乗り組みの海士のペンネントが,「護衛艦○○」だったので巡洋艦の雰囲気だった.
 命名基準から考えると,DDHとイージス艦が,「○○ゆき」「○○かぜ」のように類似する名前を使わなかったので,こちらからも巡洋艦以上の扱いだと推測できます.

予備海士長 ◆0J1td6g0Ec :自衛隊板,2008/10/26(日)
青文字:加筆改修部分

 もっとも,今となっては重巡とか軽巡なんて区分自体が,あまり意味はない気もするけど・・・
 アメリカで駆逐艦に分類されているアーレイ・バーク級なんて,第2次世界大戦時の軽巡より大きいし.
 また,大戦後一時期,フリゲートが駆逐艦を越えた時期が有ったはず.
 あまりアメリカを基準にするのも適当ではない.

自衛隊板,2008/10/26(日)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 重巡洋艦,戦艦や空母など,駆逐艦より上のクラスの艦を,なんで海上自衛隊は保有して無いんですか?
 帝国海軍の時は航空母艦や大和を筆頭として,世界一の戦艦を多数所有してましたよね?
 やっぱり海上自衛隊は沿岸警備隊の延長線上にあるんじゃ無いでしょうか?

 【回答】
 戦艦なんて今では役に立たない.
 あと,アメリカのような大型空母を保有するとお金がものすごくかかるから,アメリカと同盟結んでいるほうが安上がりとの判断もある.
 最近は自衛隊も,ヘリコプター搭載護衛艦という名称のヘリ空母を持つようになった.

 あと,旧日本軍が持っていた船で世界一の性能なんてものはほとんどない.
 搭載された大砲の大きさが世界一でも,命中率が低ければ意味がない.
 で,アメリカ軍のレーダー射撃のほうが日本軍よりも命中率がいい.

 世界一の定義について疑問を持つことから軍オタの道は始まる.
 馬鹿な右翼になる前に,客観的な分析能力を身に着けましょう.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 海上自衛隊の艦隊(八八艦隊)が対艦ミサイルによる飽和攻撃を受けた際,各艦はどのように対処するのでしょうか?
 1つのミサイルに対する対応の排他や割り振り方法などを教えてください.

 【回答】
 一般論としてはDDGが艦隊全体の防空を,DDとDDHは個艦の防空を行う.
 どのミサイルから,またどの艦がどのミサイルを落とすか?というのはミサイルの脅威度に依る.
 イージス艦は,このミサイルの脅威度評価と艦隊全体の防空管制が非常に巧み.個艦で多目標を同時に迎撃できるだけの艦じゃない.

 脅威度判定の詳細ってのは当然公開なんてされていませんが,まあ,距離と速度をみて,到達時間の早い順から落としていくのが基本なんじゃないかな,とか.

 なお,迎撃距離の遠い順位に
スタンダート(艦隊)−シースパロー(個艦)−速射砲(個艦)−CIWS(個艦)
が使用される.
 あと電波妨害,チャフ・フレアの散布が適宜.

軍事板


 【質問】
 エリアディフェンス能力を持つDDGと,高い個艦防空能力を持つDDの違いを教えてください.

 【回答】
 DDGが対空攻撃に用いるミサイルはSM-1MRとSM-2MRの2種のスタンダード・ミサイル.射程は70km〜100km前後,セミ・アクティブ・レーダー誘導され,射程の大きさから中距離防空(エリア・ディフェンス)に用いられます.
 発射母艦の機能は中距離目標に対処できる物を必要とし,このミサイルを誘導できる艦をDDGと呼びます.

 DDが対空攻撃に用いるミサイルは短距離個艦防空用のRIM-7M・VL・Pの各種シースパロー・ミサイル.(VL垂直発射型,リアクションタイムが向上.P低空目標対処性能向上型でVLの能力も備える)
 射程は10km前後,艦上からセミ・アクティブ・レーダー誘導されるミサイルで,海上自衛隊護衛艦の主対空兵装となっています.
 ただし,対処できるのは自艦に対して向かってくる目標に対してで(必ずしもそうではないが,射程などの理由で),艦隊に向けられている脅威に対しての兵装では有りません.
 そのため,短距離用個艦防空(ポイント・ディフェンス)ミサイルと呼ばれます.

 汎用護衛艦DDもミサイル護衛艦DDGも,この他に個艦防空システムとして近接防御火器ファランクスMk-15を装備します.
 ファランクスはCIWS(Close-In Weapon System)の名の通り,最終防御兵器です.

 将来的にポイント・ディフェンス用ミサイルは発展型シー・スパロー・ミサイル(ESSM:Evolved Sea Sparrow Missile)RIM-162になる予定です.


 【質問】
 18DDあたりがSM-1装備のDDGよりも射程の長いSAMを装備しても,DDはDDのままなのでしょうか?

 【回答】
 DDGはDDの対空能力を強化した艦,だと思ってください.
 DDGは対空攻撃に使用できる主砲もDDの76mm(DDたかなみ型2隻は127mm)に対し127mm砲を1〜2門備えています.
 しかし,その分固有の航空兵装を持たない(14DDGからは1機)など,対潜能力が簡略化されていたりします.

 スタンダードより長射程の個艦防空用ミサイルが開発,配備されたとしても,肝心なのは策敵.射程範囲以上の探知範囲を持つレーダーを装備しない事には有効射程と成り得ません.
 そして,DDGはその探知システムなどのレーダー関連機器が充実しているのです.
 このシステムは高価な物である事が多く,DDGの高コスト化に一役買っています.

 そういった高価な対空攻撃特化艦であるDDGと同等の能力を,DDに持たせようとすると,汎用護衛艦であるDDの調達に遅れを来たし,結果,戦力ダウンに繋がるかと.

 無論,新しい対空システムが今後開発され,発展,普及しDDでも装備できる物になっている頃には,DDGのミサイル・システムはより高度なものに進化していると思われます.


 【質問】
 護衛艦は艦底部に魚雷攻撃を受け,浸水が始まった場合,どのように対処するのですか?

 【回答】
 残念ながら,潜水艦から魚雷攻撃を受けたら,とてもじゃないが浮いてられない.
 特に船底起爆だと,船体を衝撃で持ち上げて,そのあと船体自身の自重でキールが折れるので,穴とかそんなレベルじゃないんだよ.
 海外の廃艦になったフリゲートに,魚雷当ててる画像があったが,まさしく艦橋あたりで船体が折れてしまっていた.
 まぁ,穴があいたら戦闘応急っていって,応急班が穴を塞いだり,区画を閉鎖したり,水流を使った排水装置エダクターを起動させたり.

 さほど酷い損害でない場合は,戦闘継続中だと塞いで時間稼ぎするが,有る程度の余裕が有れば修理を行う.
 多少傾いても機材は固定していし,戦闘が予測されていれば不要な物は陸揚げ.
 区画が細分化しているので,いきなり何度も傾かないと思う.
(船によっては癖のようなもので,傾いて走る船もあったりなかったり)

自衛隊板
青文字:加筆改修部分

 youtyubeに落ちていますね.
http://www.youtube.com/watch?v=7vaImLvZbPw&feature=related

 いきなり骨が折れて終わり.

>戦闘応急

 船体に大激動!!>応急探知はじめ!!>ハッチを少し開けてシューーと音がすると空気が吹き出している=浸水区画>ハッチを閉め>柱を立ててハッチを開かないようにする>入港までその区画を放棄

 だいぶ古いけど,「サブマリンスピリッツ」と言う海自の潜水艦ビデオが,地本とか広報室に有るのでかりて見ると良いかと.

予備海士長 ◆0J1td6g0Ec in 自衛隊板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 護衛艦の備砲についての質問です.
 むらさめ級からたかなみ級になったときに,備砲が76ミリから127ミリに変更されましたが,たかなみ級の127ミリ砲は何の目的で搭載されているのでしょうか?
 昔読んだ本に,艦砲で対艦ミサイルを迎撃するのは困難になったので,対空砲としてではなく,対地攻撃用に大口径砲を採用したと書いてありました.

 しかし127ミリ砲程度では,150ミリクラスの自走砲や120ミリ砲搭載戦車あたりと撃ち合いをしたら,護衛艦の方が不利なんじゃないでしょうか?
 最近の軍艦はほとんど装甲無いですし,海上では遮蔽物がありません.射程伸延砲弾でアウトレンジでもしないかぎり対地攻撃用に使えるとは思えません.

 そう考えていくと,あの127ミリ砲って何で積んでるんだろうと疑問に思いました.
 どなたか回答をお待ちしています.

 【回答】
 127mm砲はDDG・DDHが主に搭載する砲で,目的は対空が大きなウェイトを占めていました.
 シー・スパローすら搭載して無い建造当初のDDHはるな型や,スタンダード単装発射機1基のみのDDGたちかぜ・はたかぜ型において,対空装備として127mm砲2基というのはかなり重要な装備だったのです.

 たかなみ以降のDDへの127mm砲の搭載ですが,DDむらさめ型の建造の段階で,大型化した船体に76mm砲は余りにも小さすぎるのでは,と言う議論がされたのが,DDにも127mm砲を載せるきっかけになったと言われています.

 汎用護衛艦の76mm砲に関しては,あさぎり級の就役が続いている当時から火力不足が指摘されていました. 対空用としてはともかく,対地支援等を考えた際に威力不足であり,こんごう級・たかなみ級に搭載されている127mm砲の搭載の必要性が当時から言われていました.
 但し,
「速射砲が対空用としては使えなくなったので対地射撃へ志向」
という論調ではなく,あくまで護衛艦の砲力強化というものだった筈(米軍の速射砲は上陸支援射撃と軽量化に志向している様ですが).

 また,米海軍の「フロム・ザ・シー」戦略に影響を受け,護衛艦も対水上/対陸上性能の向上を狙ったもの,という話もあります.

 それと127mmクラスの艦砲は,射程が概ね20kmを超えます.
 発射速度や命中精度などは戦車などの車両を大幅に上回るので心配無用です.

 そもそも,艦艇の対地射撃に関して,質問者には根本的な誤解がある様です.
 艦艇による対地射撃は,陣地や部隊集結地点の様な大きな目標に対する砲撃を行なうもので,戦車一両一両を狙い撃ちする様な射撃は行えませんし行いません.
 有効射程が数千mのオーダーの戦車砲と20km前後の射程を持つ艦砲とが,相互に射撃を行なう様な状況はちょっと考えられません.
 要するに最初から「アウトレンジ」が成立しているのです.


 【質問】
 海自護衛隊群と定係港との関係は?

 【回答】
 本日何気に気になり,海自護衛隊群の編成状況を調べてみたら,以下のような結果が出た.
 なお〔〕内は定係港.

★護衛艦隊 旗艦DDG170<さわかぜ>〔横須賀〕

◎第1護衛隊群 司令部所在地=横須賀

○第1護衛隊 DDH181<ひゅうが>〔横須賀〕
       DDG172<しまかぜ>〔佐世保〕
       DD101<むらさめ>〔横須賀〕
       DD108<あけぼの>〔呉〕

○第5護衛隊 DDG173<こんごう>〔佐世保〕
       DD107<いかづち>〔横須賀〕
       DD114<すずなみ>〔舞鶴〕
       DD157<さわぎり>〔佐世保〕

◎第2護衛隊群 司令部所在地=佐世保

○第2護衛隊 DDH144<くらま>〔佐世保〕
       DDG178<あしがら>〔佐世保〕
       DD153<ゆうぎり>〔大湊〕
       DD154<あまぎり>〔舞鶴〕

○第6護衛隊 DDG176<ちょうかい>〔佐世保〕
       DD102<はるさめ>〔横須賀〕
       DD110<たかなみ>〔横須賀〕
       DD111<おおなみ>〔横須賀〕


◎第3護衛隊群 司令部所在地=舞鶴

○第3護衛隊 DDH143<しらね>〔舞鶴〕
       DDG177<あたご>〔舞鶴〕
       DD112<まきなみ>〔佐世保〕
       DD156<せとぎり>〔大湊〕

○第7護衛隊 DDG175<みょうこう>〔舞鶴〕
       DD103<ゆうだち>〔佐世保〕
       DD104<きりさめ>〔佐世保〕
       DD109<ありあけ>〔佐世保〕


◎第4護衛隊群 司令部所在地=呉

○第4護衛隊 DDH142<ひえい>〔呉〕
       DDG171<はたかぜ>〔横須賀〕
       DD155<はまぎり>〔大湊〕
       DD158<うみぎり>〔呉〕

○第8護衛隊 DDG174<きりしま>〔横須賀〕
       DD105<いなづま>〔呉〕
       DD106<さみだれ>〔呉〕
       DD113<さざなみ>〔呉〕


◎護衛艦隊直轄

○第11護衛隊 DD122<はつゆき>〔横須賀〕
        DD123<しらゆき>〔横須賀〕
        DD125<さわゆき>〔横須賀〕

○第12護衛隊 DD129<やまゆき>〔呉〕
        DD130<まつゆき>〔呉〕
        DD131<せとゆき>〔呉〕

○第13護衛隊 DD127<いそゆき>〔佐世保〕
        DD128<はるゆき>〔佐世保〕
        DD132<あさゆき>〔佐世保〕

○第14護衛隊 DD124<みねゆき>〔舞鶴〕
        DD126<はまゆき>〔舞鶴〕
        DE229<あぶくま>〔舞鶴〕

○第15護衛隊 DE227<ゆうばり>〔大湊〕
        DE228<ゆうべつ>〔大湊〕
        DE230<じんつう>〔大湊〕
        DE233<ちくま>〔大湊〕

○第16護衛隊 DE231<おおよど>〔佐世保〕
        DE232<せんだい>〔佐世保〕
        DE234<とね>〔佐世保〕


 直轄護衛隊はともかく,護衛隊群隷下の艦艇は見事に定係港がバラバラ.
 第4護衛隊群以外は,司令部所在地を定係港としている艦が半数未満だ.
 せめて護衛隊単位では,定係港を統一した方が良いんじゃね?
 いざと言うとき,集結するだけで結構時間をとられると思うけど.

 ちなみに以下に,定係港別に艦艇を振り分けてみた.〔〕内は,所属部隊.

★定係港別護衛艦一覧(全52隻)


◎横須賀12隻(DDH×1,DDG×3,DD×8,DE×0)

○ヘリコプター搭載護衛艦 DDH181<ひゅうが>〔第1護衛隊〕

○ミサイル護衛艦 DDG170<さわかぜ>〔護衛艦隊旗艦〕
         DDG171<はたかぜ>〔第4護衛隊〕
         DDG174<きりしま>〔第8護衛隊〕

○汎用護衛艦 DD101<むらさめ>〔第1護衛隊〕
       DD102<はるさめ>〔第6護衛隊〕
       DD107<いかづち>〔第5護衛隊〕
       DD110<たかなみ>〔第6護衛隊〕
       DD111<おおなみ>〔第6護衛隊〕
       DD122<はつゆき>〔第11護衛隊〕
       DD123<しらゆき>〔第11護衛隊〕
       DD125<さわゆき>〔第11護衛隊〕

○所属部隊 護衛艦隊直轄4隻(護衛艦隊旗艦,第11護衛隊×3)
      第1護衛隊群3隻(第1護衛隊×2,第5護衛隊×1)
      第2護衛隊群3隻(第6護衛隊×3)
      第4護衛隊群2隻(第4護衛隊×1,第8護衛隊×1)


◎佐世保16隻(DDH×1,DDG×4,DD×8,DE×3)

○ヘリコプター搭載護衛艦 DDH144<くらま>〔第2護衛隊〕

○ミサイル護衛艦 DDG172<しまかぜ>〔第1護衛隊〕
         DDG173<こんごう>〔第5護衛隊〕
         DDG176<ちょうかい>〔第6護衛隊〕
         DDG178<あしがら>〔第2護衛隊〕

○汎用護衛艦 DD103<ゆうだち>〔第7護衛隊〕
       DD104<きりさめ>〔第7護衛隊〕
       DD109<ありあけ>〔第7護衛隊〕
       DD112<まきなみ>〔第3護衛隊〕
       DD127<いそゆき>〔第13護衛隊〕
       DD128<はるゆき>〔第13護衛隊〕
       DD132<あさゆき>〔第13護衛隊〕
       DD157<さわぎり>〔第5護衛隊〕
       DE231<おおよど>〔第16護衛隊〕
       DE232<せんだい>〔第16護衛隊〕
       DE234<とね>〔第16護衛隊〕

○所属部隊 護衛艦隊直轄6隻(第13護衛隊×3,第16護衛隊×3)
      第1護衛隊群3隻(第1護衛隊×1,第5護衛隊×2)
      第2護衛隊群3隻(第2護衛隊×2,第6護衛隊×1)
      第3護衛隊群4隻(第3護衛隊×1,第7護衛隊×3)


◎舞鶴8隻(DDH×1,DDG×2,DD×4,DE×1)

○ヘリコプター搭載護衛艦 DDH143<しらね>〔第3護衛隊〕

○ミサイル護衛艦 DDG175<みょうこう>〔第7護衛隊〕
         DDG177<あたご>〔第3護衛隊〕

○汎用護衛艦 DD114<すずなみ>〔第5護衛隊〕
       DD124<みねゆき>〔第14護衛隊〕
       DD126<はまゆき>〔第14護衛隊〕
       DD154<あまぎり>〔第2護衛隊〕
       DE229<あぶくま>〔第14護衛隊〕

○所属部隊 護衛艦隊直轄3隻(第14護衛隊×3)
      第1護衛隊群1隻(第5護衛隊×1)
      第2護衛隊群1隻(第2護衛隊×1)
      第3護衛隊群3隻(第3護衛隊×2,第7護衛隊×1)


◎呉9隻(DDH×1,DDG×0,DD×8,DE×0)

○ヘリコプター搭載護衛艦 DDH142<ひえい>〔第4護衛隊〕

○汎用護衛艦 DD105<いなづま>〔第8護衛隊〕
       DD106<さみだれ>〔第8護衛隊〕
       DD108<あけぼの>〔第1護衛隊〕
       DD113<さざなみ>〔第8護衛隊〕
       DD129<やまゆき>〔第12護衛隊〕
       DD130<まつゆき>〔第12護衛隊〕
       DD131<せとゆき>〔第12護衛隊〕
       DD158<うみぎり>〔第4護衛隊〕

○所属部隊 護衛艦隊直轄3隻(第12護衛隊×3)
      第1護衛隊群1隻(第1護衛隊×1)
      第4護衛隊群5隻(第4護衛隊×2,第8護衛隊×3)


◎大湊7隻(DDH×0,DDG×0,DD×3,DE×4)

○汎用護衛艦 DD153<ゆうぎり>〔第2護衛隊〕
       DD155<はまぎり>〔第4護衛隊〕
       DD156<せとぎり>〔第3護衛隊〕
       DE227<ゆうばり>〔第15護衛隊〕
       DE228<ゆうべつ>〔第15護衛隊〕
       DE230<じんつう>〔第15護衛隊〕
       DE233<ちくま>〔第15護衛隊〕

○所属部隊 護衛艦隊直轄4隻(第15護衛隊×4)
      第2護衛隊群1隻(第2護衛隊×1)
      第3護衛隊群1隻(第3護衛隊×1)
      第4護衛隊群1隻(第4護衛隊×1)


 こうして見ると,一番のホットスポットである佐世保に,護衛艦の約30%に相当する16隻が集中しているのは,必然なのかもしれない.
 特にBMD対応の<こんごう>と<ちょうかい>が集中しているのは,合理的な配備だと思う.
 舞鶴にも1隻欲しいところだが,後方支援設備は佐世保のほうが充実している事を考えれば,現状ではこの配備でよいだろう.

 しかし,どうして第2護衛隊の<ゆうぎり>が大湊にいるのかが,よくわからない.
 司令部がある佐世保からは,一番遠いところじゃないか.
 これなら佐世保にいる第5護衛隊の<さわぎり>を大湊に持ってきて,大湊の<ゆうぎり>を佐世保に配備したほうが合理的じゃね?
 又は<ゆうぎり>と<さわぎり>の所属を入れ替えた方がいいんじゃないかな?
 これでいいのか?,海上自衛隊.

鉄底海峡 in mixi,2009年07月10日20:45


 【質問】
 大和の速力27ノット,たかなみ形30ノット,アイオワ級33ノットと,前時代的な艦と最近竣工された「たかなみ」とで,3ノットしか差が無いのは技術的な問題なのでしょうか?

 【回答】
 何でたかなみ級を引っ張り出すのかよく分からんが….

1) 機関出力の差
 大和級→150.000馬力
 アイオワ級→210.000馬力
 たかなみ級→60.000馬力

 造波抵抗は速度の3乗で効いてくるから,例えば倍の速度を出すためには,倍の出力の機関ではおっつかないのだよ.

 最大速力付近では所要馬力は速力の4乗に比例しますので,非常に強力な機関と大量の燃料を必要とします.
 速力と言うのはエラく高く付く買い物なんです.

2) 戦術思想の差
 かつての戦艦は艦艇同士の殴り合いをするために,戦闘中に高速で移動して,より有利な位置を占める必要がありました.
 現代の艦艇は安定した兵器の発射プラットフォームとしての性能が要求され,必ずしも高速で移動する必要がないのです.

 艦艇を速く走らせるのに有利な艦形は,単位長さ当たりの排水量と最大横断面を少なくした形,つまり非常に細長い形と成ります,
 そうすると,復元性の悪化や艦内スペースの減少などの問題が発生します.
 昔の巡洋艦などと比べて,安定性を要求される電子装備を大量に搭載する護衛艦では,これは非常にまずい問題です.

 さらに護衛艦の場合,最近のタイプはヘリコプターを搭載していますので,最大速力を大きくする必要はなく,航走雑音を減らす方に重点を置いてます.

 ちなみに,アイオワの排水量に占める機関重量の割合は重さにして約4500トン,約10%です.
 船体長に対して機関部の占める前後長さは全船体の30%に及びます.
 こういう馬鹿力機関と非常に細長い船体と,それによる様々な弊害を我慢すれば,アイオワのような40,000トンを超える巨艦を30ノット以上で突っ走らせる事が出来るのです.
(Nカロライナで機関重量8,1%)



 【質問】
 しかし,それでは北韓の工作船の類には追いつけませんよね?

 【回答】
 軍事的には,「追いつけな」くても「撃破」できればOKですから.
 艦艇がいくら強力だからと言っても,不審船を追跡して「拿捕」というのは,艦艇に本来求められる任務じゃありません.

 ちなみに,海自には46ノットのミサイル艇1号型もあります.
 また,はやぶさ型も対工作船を意識してあるとか.

 【質問】
 「ゆうぎり」のA-6撃墜の経緯は?

 【回答】
 お答えを申し上げます.
 発生日時は,平成八年六月四日,現地時間十六時十二分,発生場所,ハワイ西方約二千四百八十キロの海上であります.
 当日の天候は晴れ,視界は約二十キロでありました.
 リムパックにおいて日米共同訓練中,護衛艦「ゆうぎり」が,近接する米海軍攻撃機A6型機をCIWSにより撃墜をいたしたというものであります.
 その訓練内容は,A6型機が標的を曳航し,護衛艦「ひえい」,アメリカ海軍ファイフ,「ゆうぎり」の三隻で標的に対しCIWSを用いて対空射撃訓練を実施しておりましたところ,「ゆうぎり」が実射を伴わない射撃手順の訓練に引き続く最初の実射時にA6型機を撃墜いたしました.
 損害の程度でありますが,機体は海没いたしました.
 そして,米海軍攻撃機A6型の搭乗員二名は海上自衛隊「ゆうぎり」の内火艇により「ゆうぎり」に救出され,ヘリによりアメリカ空母インディペンデンスに移乗,搭乗員は一名が顔面あるいはその他に軽傷を負っておりますが,残る一名は打撲のみであります.
 今回の事故は,リムパック参加中の護衛艦「ゆうぎり」が訓練中発生させた事故でありまして,極めて遺憾であります.
 撃墜されました米海軍機のパイロット二名の方は海上自衛隊に救助され,幸い軽傷ということでありますが,大変申しわけなく思っております.
 今後,この事故原因を徹底究明し,このような事故の再発防止に万全を期する所存であります.

(橋本龍太郎 from 第136回国会本会議議事録,1996/6/5)


 【質問】
 なぜ護衛艦の主砲は1基だけに減ったのか?

 【回答】
 特に給排気の通路に大きな容積が食われるガスタービン主機やヘリコプター甲板が常識になったためだという.
 以下引用.

 ところで,大戦前の艦艇設計は,重量制限の中で配分を考える重量ベース,大戦後は容積配分から入る容積(スペース)ベースとよく言われるが,1970年代以降には一定の全長の中に,いかにうまく諸要素を配置するかも重要な課題になってきている.
 射界や視界の制約,電波の干渉などを配慮しながら,砲塔やミサイル発射機,艦橋,煙突,マストなどの前後の配置に,設計者は頭を悩ませる.
 特に給排気の通路に大きな容積が食われるガスタービン主機やヘリコプター甲板が常識になってからは,砲塔は1基に限られるようになり,海上自衛隊の護衛艦でも主砲塔を2基持つのは「はたかぜ」型DDGが最後となっている.
 中口径砲の発射速度が向上して,砲塔の数を減らすのが可能になったと言えるし,また,砲塔の数を減らすためにも,個々の砲の発射速度を引き上げる必要があったとも言える.

「世界の艦船」2005年1月号,p.136(野木惠一著述)


 【質問】
 「蛙の目玉」とは?

 【回答】
 対空と対水上を担当する砲側操作手の位置する半球状のドームのこと.
 以下引用.

 Mk42は米海軍の戦後第1世代の5インチ単装砲塔(マウント)で,日本製綱所でライセンス生産した型は,73式54単装5インチ単装速射砲と呼ばれている.
 現用の護衛艦では,「しらね」型,「はるな」型のDDHが艦の前部に73式5インチ砲塔を2基背負い,「はたかぜ」型,「たちかぜ」型DDGは前後に1基ずつ配置している(「たちかぜ」は後に52番砲塔を撤去).
 Mk42(73式)5インチ砲は,旋回・俯仰や揚弾・装填は電気油圧による自動式だが,完全な無人砲塔ではなく,砲塔後部に砲台長と砲手,装填手が位置する.
 弾薬は薬莢式だが,砲弾と薬莢が別々の分離装薬である.
 砲塔の左右には,それぞれ対空(正面向いて右)と対水上(左)を担当する砲側操作手の位置する半球状のドームがあり,「蛙の目玉」(Frog Eyes)の渾名の由来となっている.
 ただし,初期型砲塔は2つのドームを備えていたが,「たかつき」型の「きくづき」の新造時から左のドームが対空対水上兼用になり,右のドーム跡には平らな蓋が付いた.
 さらに「しらね」以降は,最初から砲塔右側が丸く成形された砲塔になっている.
 現在目にすることができるのは,この3人用の砲塔である.

「世界の艦船」2005年1月号,p.137(野木惠一著述)


 【質問】
 艦艇に搭載されるOTOメララ社製5インチ砲は対空重視らしいですが,対地攻撃はできないんでしょうか?

 【回答】
 それは逆.自衛艦は米軍が近年広く使っていたMk45は対地攻撃重視で対空射撃に向かないので,わざわざ対空射撃能力の高いOTOメララの127mm速射砲を装備している.

 ベトナム戦争の時も駆逐艦からの対地砲撃は普通にやっているし,アメリカ海兵隊のドクトリンだと上陸作戦時の砲撃支援は海軍艦艇の砲撃に頼ることになっている.
 アメリカは基本的に「艦の対空攻撃はみんなミサイルにやらせる」方針なので,砲による対空射撃を重視してない.
 海上自衛隊は艦載砲の対空射撃能力を重視する傾向にある.

(画像掲示板より引用)


 【質問】
 護衛艦の艦砲は,ボフォーズ社のものを搭載しているようですが,これは日本の砲カン技術が欧米と比較すると見劣りするからと解釈してもいいのでしょうか?
 戦前,日本の砲カン技術は欧米を凌駕していたと聞いたこともあるのですが….
 いつのまにか国産技術は後退してしまったのでしょうか?

 【回答】
 砲槓は「ほうこう」でんがな(笑)

海の人●海の砒素 in 軍事板,2002/11/04
青文字:加筆改修部分

 日本の砲身制作技術が欧米を凌駕したことは一度もないよん.
 戦艦の主砲で言えば,金剛級以前はすべて欧米製.
 また,国産の大和級の主砲ができが悪く,撒布界が異常に広い(命中精度が悪い)のはよく知られた話.
 WW2の野砲から機関銃・小銃に至るまで,日本のオリジナル設計は全くなし.
 すべて欧米のピーコもしくは小改良ものです.
 14年式や94式拳銃は純国産だが,世界の水準にはほど遠い.

 戦後もあまりその状況は変わっておらず,戦車砲を自前で開発しようとして挫折したのをはじめ,ほとんどすべての砲は輸入orライセンス生産にたよってます.
 99式自走砲の砲は確かに国産だが,構造はピーコの香り高く(よくわかっていないが),能力は同世代のPzH2000に比べ著しく劣る可能性が高い.
(公表されてるデータで,すでに劣っているのがあきらか)

 つーか,国産の「砲」なんか陸自の自走榴弾砲だけだろ.
 牽引榴弾砲はドイツ,軽迫はイギリス,重迫はフランス,戦車砲はドイツ.

 もっとも,OTO(イタリア)の76ミリはアメリカでも使ってるベストセラーだから,選択の余地は無いけど.
 重量8tで毎分80〜 120発.

軍事板,2002/11/04
青文字:加筆改修部分

 【反論】
 99式に関して言えば,Pzh2000が同世代の中で異常に極まっていることも考えような.
 AS90,パラディン,韓国の新型等の同世代と99式は,ほぼ同じ程度.

 99式はオリジナルだと思われ.
 無駄に75式の頃から自動装填をやってる訳じゃない.
 射程も通常弾で30kmなら他国の52口径砲と同レベル.
 同じ弾なら40km行くんだろ.

 なんの根拠もなしに”ピーコ品”と断定する姿勢はいかがなものか.
 第一,特許があるだろ.

軍事板,2002/11/04
青文字:加筆改修部分

▼> 戦後もあまりその状況は変わっておらず,
>戦車砲を自前で開発しようとして挫折したのをはじめ,
>ほとんどすべての砲は輸入orライセンス生産にたよってます.

――――――
http://obiekt.seesaa.net/article/143537641.html

 初速2000m/sを突破・・・
 日本のダイキン製の試製135mm徹甲弾は,凄まじい性能を持っていたようです.
 そして新戦車TK-Xの新開発44口径120mm砲(日本製鋼)に用意されたダイキンの新型砲弾は,この試製135mm徹甲弾の研究成果を取り入れて,高威力化を達成しています.
 新型120mm徹甲弾は,発射装薬の高エネルギー化,飛翔体の高L/D化,装弾筒(サボ)の軽量化が開発者自らの弁で語られています.
 飛翔体の重量については言及が有りませんでしたが,語られた点だけでも,従来の120mm徹甲弾(JM33)と比べて相当に高威力化されている事が伝わってきます.
――――――

とJSF氏は書いています.
 これを読んで,日本の大砲製造技術は凄いものだなあと思いました.

 ただ,2002年当時に,陸自の次期MBTつまり10式戦車(TK-X)の主砲が,国産のこれほど高性能な戦車砲になるとは,想像もつかなかっただろう.

90式改 in FAQ BBS,2011/2/27(日)
青文字:加筆改修部分

砲身が外されて整備中の砲塔@呉基地公開時

ベタ藤原 in mixi,2011年03月08日04:46
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 先日,舞鶴で歩道橋の上から護衛艦を眺めていたのですが,その中の一隻のCIWSが此方を向いていました.
 弾は入っていませんよね?

 【回答】
 基本的に実弾射撃演習をする時か有事の際でなければ,CIWSの弾倉には弾は入れない.

 ただ,
「弾倉は空だけどシステムのスイッチは入ったままになってて,近くを飛んでた飛行機やヘリに向かって照準,射撃動作を勝手に始めた」
って事故は過去に何件かあったそうだ.
 一説によると
「それ(弾倉が空の状態で暴走作動)はよくあること」
という証言もあるが・・・.

 また,以前,舞鶴に停泊していた護衛艦がCIWSを誤作動?(いや,停泊状態での訓練だったかな?)でCIWSを作動させたら数発の実弾が発射された,という事故が起きたことはある.
 原因は確か,弾倉に弾が残っていたのに気が付かないままだったから,とかなんかだったと思ったが・・・.


 【質問】
 『兵士に聞け』を読んだんですが,護衛鑑クルーは少人数になっても鑑を機能させるため,自分の担当職域以外のことも学ぶ,とのことですが本当なんですか?

 【回答】
 俺の知る限り,嘘.
 航海科以外で手旗発光を取れる奴は見たこと無いし,自分がCICや応急の仕事が出来るとは思えんし,習ったことも無い.
 そんなの覚える位なら,自分の術科技能を上げなきゃいかんし.
 VLSで手旗が出来て,短魚雷発射できて,操縦室から消火装置とか出来る,どっかの「亡国のイージス」の先任伍長は凄かったけどな(笑)

自衛隊板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 護衛艦「あきづき」について教えてください.

 【回答】

▼ 2006.8.31の予算概算要求で,19DDの予算が上げられていました.
 同時に防衛庁は「平成18年度 事前の事業評価 評価書一覧」の所で19DD,護衛艦「5,000トン型DD」の資料をPDFファイルでUPしています.
 艦船雑誌「世界の艦船」に掲載された,コスト重視案に極めて近い感じですね.
 それでも一隻848億円と,たかなみ級より2割近く高くなっています.

 まだ明確に判明していない事柄として,射撃指揮統制装置が国産のFCS-3改なのか,SPY-1FまたはSPY-1Kのような廉価版イージスシステムなのか(図を見る限りFCS-3改になりそうな…),搭載する対空ミサイルにスタンダードSM2やXRIM-4は予定されているのか(ESSMだけの公算が高い),という点です.

faq38j09d19.jpg

<この記事へのコメント ↓>

 今日のニュースジャパン見たけど,シャイロー等の一部の米イージス艦のイージスシステム(イージスBMD3,6と言ってたかな)以外,つまりそれ以前のイージスシステムだと,弾道弾迎撃には弾道弾へのレーダー等のかなりの指向が必要らしい.
 弾道弾迎撃でシステム的な集中が必要で個艦防御ができない,とか.
 そのためのイージス防御用の19DDってことかな,

Posted by 名無しT72神信者 at 2006年09月18日 23:58:28


 弾道ミサイル迎撃ができるのはBMD3.1以降ですね.
 海上自衛隊のイージス艦は,この改修を受けることになり,米海軍ではシャイローとかレイク・エリーがすでに装備済みです.
(それ以前の艦はBMD3.0で,捜索・追尾は可能ですが迎撃はできません.)
 BMD3.1でも弾道ミサイル迎撃任務に従事中は,防空能力が大きく低下することに変わりはない様です.

Posted by 名無しT72神信者 at 2006年09月20日 17:18:45

「週刊オブイェクト」,2006年09月01日付
青文字:加筆改修部分

 もうニュースとしては遅いのですが,海自の19DD護衛艦「あきづき」が進水しました.
 19DDの任務はミサイル防衛(BMD)任務に従事するイージス護衛艦の対空・対潜・対水上護衛任務です.
新型護衛艦「あきづき」進水に歓声,三菱重工長崎造船所:MSN産経ニュース

 19DDにはFCS-3などの対空防衛システムが搭載されている他,対潜でもVLアスロックやSSN-1B対艦ミサイルを搭載するなど,従来の護衛艦の装備をかなり更新しています.
 対空ミサイルは,シースパローをベースにしたESSMが搭載される予定です.
 本当ならスタンダード2がよかったのですが,護衛任務ならスタンダードでなくてもいいでしょう.
 また,艦のスタイルも従来の艦艇とは違い,初めてステルス性を本格的に重視するなど,今までにない艦艇になりました.
 これからはこの19DDが海自護衛艦の,ベースになるのは間違いありません.
 ヘリはSH-60Kだけでなく,MCH-101掃海・輸送ヘリも搭載も可能です.
あきづき型護衛艦 (2代) - Wikipedia
ESSM - Wikipedia

バルセロニスタの一人 in mixi,2010年10月19日10:03
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「あさぎり」ってゆとりもった設計だって聞いたのだけど,あとから拡張したりできるのですか?

 【回答】
 金を掛ける気があれば拡張できる.
 船体をぶった切ってストレッチ用の船体をはめ込んで拡張できるぞ.
 軍艦だとそれやると,強度の不安がでるから滅多にやらないけど,艦尾付け足して長くした,って例はある(これは主に艦形を整えて速度をより出すためだが).

 あとから拡張する,というよりは
「ここにはあとからものを載っけられるようにスペースと構造強度,それに重量の余分を確保しておく」
というところかな.
 アメリカのスプルーアンス級は最初からそれを見越して設計した(そのせいで,一番最初に完成した時には「この大きさでこの武装かよ.無駄多すぎるだろ常考」と非難された).

 で,あさぎり型はどちらかと言えば余裕のない設計だと思うが・・・.
「完成した時は付いてませんが,ここにはあとから**が載る予定です」
というものを「後日装備」と呼ぶが,海上自衛隊の場合電子機器とかはともかく武装の場合は,「後日装備」は退役するまで永久に「後日」のままなのが多い.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ニチモのたかつき型護衛艦を作っているのですが,写真を見ていると,ナックルラインが入っている艦と入っていない艦があります.
 これはなぜですか?

 【回答】
 「たかつき」型は一番艦「たかつき」と二番艦「きくづき」は艦首部がストレートなラインですが, 三番艦「もちづき」と四番艦「ながつき」にはナックル・ラインが付けられています.

 護衛艦の艦首部にナックル・ラインが付いたのは2次防の護衛艦からで,これは,2次防で最初に建造された「やまぐも」型で艦橋が波を被ることが指摘されたので,改良型である「みねぐも」型および「もちづき」「ながつき」より取り入れたものです.

名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE in 軍事板


 【質問】
 ミサイル艇の存在意義が薄いというのなら,対潜能力ではなく「いしかり」「ゆうばり」といった水上打撃力を主眼においたDEにも使い道があまりないんじゃないかな思ったんですが,どんなもんなんでしょうか?
 建造当時はちくご型と合わせて使う予定だったから問題なかったんですかね.

 【回答】
 そのとおりで,いしかり(ゆうばり)型はやっぱり作ったのはいいが,小型で使い勝手が悪かった.
 後期建造のゆうばり型は,反省から多少大型になった――というか,いしかりが予算の問題で本来の計画から小さくなった――けれど,根本的に解決はしなかった.

 日本は海に,それも内海のはずの日本海ですら「大洋」と言っていいレベルの海に囲まれてるので,沿岸護衛用としてもかなり大型の艦船が必要になってしまう.
 それに対潜から対艦まで各種の兵装を搭載して,でも主力艦ではないのでできる限り小さく・・・等と考え出すと,どうしても中途半端な艦ができるか,能力過小な艦ができるか,という結果になりやすい.

 ただ,いしかり/ゆうばり型やミサイル艇一号型などを整備した時点では,護衛艦隊本隊は太平洋/東南シナ海方面のシーレーン防衛で手一杯で日本海方面に増援を廻す余裕などなく,対艦ミサイルを装備した「支援戦闘機」部隊も整備の途上だったことを考えると,中途半端でも能力不足でもとにかくフネが必要で,ある程度仕方ない面もある.

 余談だが,その「ちくご型」にすら,,海自はハープーンを搭載する予定だった.
 軍事板のコテハン「海の人」は実際に「ちくご型」に乗艦していた事が有り,直接聞いたところによると,アスロックの搭載ですら艦体強度ギリギリらしく,重心の関係も有って,発射機の下の通路は天井が低くせり出しており,補強の張りがムキ出しになっていたそうな.
 それにSAMまで搭載しようとは・・・旧海軍からの友鶴事件の伝統は,脈々と受け継がれているようで・・・(´・ω・`)


 【質問】
 護衛艦が積んでる短魚雷って,水上目標にも使える?

 【回答】
 一応,水上目標相手にも撃てるよ.
 対水上艦モードあるし.
 究極的には信管生かして,無誘導で水上目標相手に発射できる設計になっている筈.

 でも射程が短すぎて,あんまり意味がない.
 両用砲撃てばいいじゃん・・・というか.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 艦艇関係のスレッドを読むと,護衛艦にヘリがあるのとないのとでは戦力にだいぶ違いが出るようなんですが,自衛隊の護衛艦に積まれたヘリの役割って何なんでしょうか?

 【回答】
 対潜捜索と攻撃.
 その任務を水上艦のみで行うには,自艦に大型のバウソナーや長射程の攻撃兵器が必要なわけですが,ヘリコプターと母艦をデータリンクすることで,母艦自体のレーダーやソナーの有効距離や攻撃兵器の射程の延伸を行ったのと同様の効果が得られます.

 そのために母艦の省力化・コンパクト化ができ,全体の対潜システムとしての効率化が高まったわけです.

名無し軍曹◆Sgt/Z4fqbE


 【質問】
 第一希望,「海上」で受けようと思うのですが,教育が終わった後,休みに家に帰ったりできますか?
 航空整備希望なんですけど,陸上より海の上にいるほうが長いですかね?

 【回答】
 航空機整備も大きく2種類あって固定翼と回転翼(ヘリ),固定翼整備になればこの先しばらくは艦での勤務はない.
 回転翼整備で護衛艦と砕氷艦の艦載ヘリ(SH-60J/KとCH-101)の整備に進めば,船での勤務がある.
 なのでヘリ整備にならないと船に乗れない.

予備海士長 ◆0J1td6g0Ec in 自衛隊板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 護衛艦からへりが飛び立ったあと,海象が悪化して波高が着艦制限を越えた場合どうするんですか?
 陸上基地が近くにない洋上の場合です.

陸秀夫 ◆Bf5xepPT82 in 自衛隊板

 【回答】
 普段は機体の底にあるメイン・プローブ(棒状)を甲板のRSD(拘束装置)の中に入れ機体を拘束します .
 天候の悪化時にはメイン・プローブにワイヤーを接続して,ワイヤーを巻き取り無理矢理引きずり降ろします .

 甲板に着艦出来ない場合は,燃料ホースをヘリに渡して空中給油を行う事も出来るそうです.
 ただ天候が悪いときにするのかは知りません.

 なお,狭さと揺れが大変だと言われます,最新型のSH-60Kからは自動着艦誘導装置も導入されました.

予備海士長 ◆0J1td6g0Ec in 自衛隊板


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