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Második felsõ Oldalára
hátrálsz
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<東亜FAQ目次
(画像掲示板より引用)
「Togetter」◆(2011/02/15)自衛隊の偵察ヘリ,OH-1本鋭意製作中!
【質問】
「離島での自衛隊の活躍(ヘリによる急患の移送業務等)については,それを報道しないと言うマスコミ各社の協定がある」というのは本当か?
【回答】
明文化された協定は存在しない.
事実,離島地域では自衛隊機による急患輸送活動は,普通に報道されとる.
しかし,離島でない地域ではニュース価値が薄いので報道されない.
共同通信を例にとると,ニュースは報道価値によって
①全国
②東(西)日本
③ブロック(全国を8ブロックに分けている)
④県域(当該都道府県とその近隣県)
の4ランクに分類して配信している
自衛隊機の通常の急患輸送活動は当然④だ.
おまいの家の隣に救急車が来ても,いちいち記事にしないのと同じこと.
軍事板
一方,「暗黙のルールがあった」という話もあります.
琉球朝日放送記者のブログ(元記事が削除されているようなのでネットアーカイブより)によれば,
沖縄戦の悲惨な歴史から県内には未だに自衛隊に対する複雑な県民感情があることは確かです.
我々マスコミ内でも「自衛隊の宣伝につながるような報道は自粛する」という暗黙のルールがあり,私が自衛隊の航空機に乗ってこの取材をするに当たっても局内外からやるべきではないと言う干渉があったことも事実です.
しかし,紛うことなく離島に住む人々の命を支えている101飛行隊には諸々のイデオロギーを越えてエールを送りたいと思います.隊員の皆様,急患空輸飛行6千回お疲れさまでした.
沖縄という土地柄ゆえかもしれませんが,こんな話もある(あった?)ようで.
【質問】
「自衛隊のAH-1Sは,フロントのガラスが一部以外はアクリルで出来てるから,装甲性能なんてものはないよ」
って自衛隊の人に基地祭で言われたんですけど.
本当ですか?
【回答】
本当.
コブラの派生型であるAH-1Z/Wスーパーコブラでも,キャノピーに防弾性能はありません.
AH-64のキャノピーでも,Cal.50(12.7mm)程度の防弾性能.
軍用機はアクリルが多いですね.
ちなみにF-15のキャノピーもアクリル.
ポリカーボネートの方が強いんですけど,紫外線が弱点です.
おそらくは,バードストライク対策重視で,費用対効果を考えると樹脂になってしまうのかと.
強化ガラスとプラスチックフィルムを多層貼り合わせた防弾ガラスは,重くて高価です.
また,ハードヒットで全体が粒状にひび割れますので,視界の確保がむずかしくなりますね.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
陸自がアパッチの導入を,途中で止めたのは何故ですか?
価格以外の理由として,大した性能ではなかったと聞きましたが,どの辺りがダメだったのでしょうか?
アパッチはコブラとかわりなかったということなんですか?
【回答】
陸自のAH-64Dは,年あたりの発注数が少ないため,あまりにも高価になり,そのために更に発注数が減ってコストが・・・という悪循環に.
(自衛隊の兵器によくあるパターン)
既に生産が終了するのにもかかわらず,今後何年にも渡って(60機買う予定だったが,年間発注数=生産数は3~4機がせいぜいなので,計算すると・・・)日本向けのためだけに生産ラインを維持しなきゃならない,という状況だった.
そのための費用が本体価格に上乗せされるので,滅茶苦茶な値段(当初70億ちょっと,最終的には約200億)になった.
こうなると,現行のAH-1を更新する数が揃うまでには莫大な年月がかかり,予定の調達数が揃った時には既に性能が陳腐化して時代遅れになっており,即座に次世代機の選定と導入が必要,という状況が予想された.
(これまた自衛隊の兵器によくあるパターン)
莫大な金を掛けた上に低性能のものが揃っただけ,では何をやっているかよく解らない上に,今後日本の財政が劇的に上向き,防衛予算が大幅に増額される見込みは絶望的に低いので,コストパフォーマンスの観点から調達は打ち切ることとなった.
軍事板,2009/07/23(木)
青文字:加筆改修部分
【質問】
>>アメリカがアパッチ調達中止→日本の調達も不能
データリンクの不備とか,戦闘機並に高すぎる飛行コストとか,飛行性能自体もアレとか,内容に問題があったからでは?
〔略〕
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
21:39:54
【回答】
――――――
http://huhcanitbetrue.blogspot.com/2007/11/216.html
調達断念の理由を防衛省防衛計画課は,
「米ボーイング社が陸自の使用する現行のAH-64Dの生産をやめ,モデルチェンジすると決定したことが大きい.
現行機の米国製部品の値段が跳ね上がる.
新型式機を採用するにしても,旧型式機を改造する手間が必要で現実的ではない」
と説明する.
ボ社は,20年にわたり現行機を製造すると約束していたが,米軍再編によって米政府が装備を見直したことを受け,製造中止を決めたという.
他国の場合,まとめ買いをすることで,今回のような事態を避ける工夫をしている.
――――――
ちゃんと新聞報道されている情報だが.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
22:27:24
もちろん建前と本音が違う可能性もあるが,もし建前を疑うのであれば,疑うに足る具体的論拠を出す必要があるだろう.
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
【質問】
陸自がAH64Dアパッチロングボウの調達を大幅に削減したのは,データリンクの接続に不具合があったからという話が他板にありました.
これはガセでしょうか?
根拠があるのでしょうか?
【回答】
ここで出せるようなソースを探すなら,この辺か.
>AH-64Dの終息が現実のものとなりましたね.
>なんと予定の13機にも達せずです.
>まぁ,これには色々と理由があるのでしょうが,運用経費が
>主力戦闘機並みだとか,地上とのデータリンクが波の関係で
>できないとか,開発動向を見誤ったとか..
http://keenedge.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/oh1b_7735.html
まあ,業界人の噂話のレベル.
防衛省見解となると,例えば軍研2009年11月号によれば,
「米陸軍向けブロックIIの生産が終了することによって,特に電子部品等の入手に支障を来たし,陸上自衛隊AH-64Dの安定的な取得が困難になるため」
と説明されているが,ボーイングやFHIは反論している.
軍事板,2009/11/05(木)
青文字:加筆改修部分
【珍説】
冷戦の遺物 値段は青天井陸自戦闘ヘリ来年度はいくら?
来年度防衛予算の概算要求で,陸上自衛隊のAH-64D戦闘ヘリコプターがいくらになるか注目されている.
年々価格が高騰し,本年度予算では1機約105億円と「世界一高い戦闘機」といわれたF2支援戦闘機(約120億円)に肉薄したからだ.
「何機もの戦闘ヘリが必要なのか」との声も庁内で浮上している.
【事実】
またあてにならない記事が発見されました.
「概算要求読め」ってとこですか(笑)
結果は1機75億円でした.
30億円の差は何なのでしょうか.
新聞の情報ソースを確認したいが,元記事はすでにないんですわ・・・
装備品展示@富士演習場
メインローター上のミリ波レーダーポッドが目を引きます.
よしぞうmaro' in mixi,2007年08月27日01:21
青文字:加筆改修部分
陸自ヘリ一機216億円 『世界一高い戦闘機』の倍近く 来年度概算要求
中日新聞,2007/11/27
高額なことで知られる陸上自衛隊のAH-64D戦闘ヘリコプターが,来年度防衛予算の概算要求で一機を216億円という超高価格で購入されることが分かった.
「世界一高い戦闘機」といわれたF2支援戦闘機(約120億円)より高い.
しかも防衛省は,2009年度を最後にAH64Dの調達を断念するため,調達開始からわずか八年で代替機を選定し直すという失態を演じることになる.
[/quote]
すいません.いつの間にこんな話し出てました?
自分,最近は軍事関連の情報見てなかったんで,初めて見てびっくりなわけですが.
【回答】
60 機調達するつもりで,設備投資額を 60
で割って 1 機ずつに上乗せする形の値付けをしたけれど,
13 機で打ち切りになっちゃったから, 残り
47 機で回収するはずだったものが回収できなくなって,
仕方なく最後にドカッと載せたせいで値段がつり上がった――
――って話じゃなくて ?
井上@Kojii.net in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
私のところでも,そのネタが振られてました.
まぁ〔元の記事は,〕東京新聞の名物男が書いた記事ですし.
陸自ヘリ一機216億円 『世界一高い戦闘機』の倍近く 来年度概算要求
東京新聞,2007/11/27
来年度の概算要求では,機体価格そのものは一機八十三億円.調達は現行の中期防衛力整備計画(〇五-〇九年度)で断念するため,富士重工業の設備投資などの経費四百億円を〇八,〇九年度で調達する三機の価格に分割して上乗せする.
一機あたり百三十三億円の追加となり,結局,来年度は一機二百十六億円もの高価格になる.
[/quote]
見出しは恣意的ですね.
200億円を超えたのは,設備費と違約金の支払いがあるからです.
1機あたりの価格ではないはずで,しかも残りの3機の予算請求で全て纏めて予算を要求したからそうなるのであって,設備費自体は13機全てに必要なものですし.
まず,もともと60機導入する予定が13機で終わったので,ライセンス生産の違約金が発生しています.
設備投資費はアメリカで生産中止になったことに対するものです.
つまりそれらの金額は全て13機に振りかかるものであり,予算上で最後の3機に上乗せした価格をもって,「1機あたりの価格」とするのは間違いです.
1機あたりの価格を計算したいのなら13機で割ってください.
つまり,216億円は機体の単価ではないのに,記事タイトルは読者をミスリードするもの.
半田滋記者は相変わらず,卑怯な印象操作をしています.
【珍説】
対戦車機動攻撃力で見ると,戦車の数こそ日本が上回っているが,攻撃ヘリコプターは英国の3分の1しかない.
太田述正著『防衛庁再生宣言』(日本評論社,2001/7/5),p.38
なお,同書によれば兵器機材の数字は「ミリタリー・バランス 2000/2001」からのものだとのこと.
【事実】
上記主張は,
・英軍については,本来,攻撃ヘリとは言えない輸送ヘリや観測ヘリまで合算した数字
・陸自についてはコブラだけの数
を比較したための錯誤に過ぎない.
***
英陸軍の攻撃ヘリの数は,TOW搭載可能なものの兵員輸送用にも使われるリンクスや観測用のガゼルを全部ひっくるめた数字ですな.
それに対して陸自はコブラだけの数を比較している.
1999年発行の英雑誌Air Force Monthly別冊
"NATO Air Power"のUKの部分によれば,攻撃ヘリとしても使われるリンクスは124機に過ぎず,269機がどこから来ているのか不明です.
ガゼル162機を足せばその数に近づきますが,これは意味がありません.
なお2000年7月の同誌記事によると,記事執筆時点で英軍に引き渡されているアパッチはわずか9機.うち飛行隊配備はたったの4機です.
2001年の「英軍の攻撃ヘリ」にアパッチはせいぜい1個飛行隊10機ていどしか入れられません.
当時の英軍攻撃専用ヘリはたったこれだけです.
リンクスというのは本来汎用ヘリです.正確には武装ヘリというと思います.
攻撃ヘリ並にTOWを搭載してもスペック的に同じでも,実戦的な強さという意味では攻撃ヘリの方が圧倒的に上です.
そういう武装へりと攻撃ヘリを単純比較というのは??という感じがします.
この文章の中で日本の攻撃ヘリの数が少ないという記述がありますが,世界中でアメリカ,ロシアを除いた場合,AH1Sを90機装備してるのは決して少なくなく先進国レベルでは平均的な数だと思います.
この人によると,英国の攻撃ヘリ269機,とのこと.
手元の『戦闘機年間2005-2006 イカロス出版』をあたって内訳を見てみる.
アパッチAH1(AH64D) 67機(予定)
リンクスAH7 89機
ガゼルAH1 120機
計 276機
端数は違うが,だいたいこんなところを想定してるんでしょう.
ここでマズイのは,ガゼルAH1を戦闘ヘリとして計上してること.
英国陸軍に納入されたタイプのガゼルAH1は,ATM運用能力を持たず,武装はロケット弾と機関砲のみ.
そのため,現在は偵察・観測ヘリとして運用されており,通常は兵装を搭載していない.
すると,攻撃ヘリといえるのは,156機.(これは調達予定の67機を含んでの数字)
引き渡されたアパッチは,まだそれほど多くないので,戦闘ヘリの合計は100~120機程度だろう.
では自衛隊の攻撃・観測ヘリを見てみる.
アパッチAH-64D 若干(60機調達予定)※
コブラAH-1S 86機程度
計 150機(調達予定を含む)
加えて (観測ヘリ)
OH-6D 145機
0H-1 25機(対空攻撃能力を有する)
戦闘ヘリは,調達予定を含め150機.アパッチは2002年に8機が予算化されているが,調達は進んでいない.
実質,戦闘ヘリは90機と見てよい.
これは英国と比べて,大幅に劣るとはいえない.
また,観測ヘリの数は英国よりもずっと多い(機数で比べれば40%多い)
極東の名無し三等兵 in 軍事板常見問題mixi支隊
『ミリタリー・バランス 2000-01』コピって来ましたよ.
〔略〕
攻撃ヘリの所は
英:ATTACK HEL 269(249):144 SA-341,110[Lynx]
AH-1/-7/-9
日:ATTACK HEL some 90 AH-1S
この辺は自称弟子の言う基準で選別されてるんでしょ.
因みにOH-6はTPT HEL(多分輸送ヘリ)に分類され数はsome
160です.
かっこの注は英陸軍のEQUIPMENTの後に
Figures in() were reported to CFE on 1 Jan
2000
って書いてある.CFEってなんだ?<無知
Posted by 122 at 2007年06月14日 03:17:12
> CFEってなんだ?
欧州通常戦力の略のようです.
「英次郎」って便利ですね.
CFE
【略-3】 =Conventional Forces in Europe
欧州通常戦力{おうしゅう つうじょう せんりょく}
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年06月14日
03:28:58
御教示下さった諸氏に感謝.
http://www.state.gov/www/global/arms/treaties/cfe.html
コレっすね.
ヘリコの定義は機械翻訳通した限りでは,ミリ原のと似てるけど,「specialized
attack helicopters and multi-purpose attack
helicopters」に分類できる,とある.
前者が攻撃特化ヘリ(AH-1とか),後者が他目的攻撃ヘリ(リンクス+TOWとか)ってことかな.
となれば英国の報告をめっけて,前者と後者の違いが分かればいいのか...
Posted by 122 at 2007年06月14日 05:04:46
英軍の提出したレポートは見つかりませんでしたが,この条約に於いて,どのヘリがどのジャンルに入るか解説したページがありますた
http://www.dod.mil/acq/acic/treaties/cfe/protocols/exist_equip.htm
これによると,
(A) Specialised Attack Helicopters:
A-129 Mangusta Mi-24
AH-1 Cobra
AH-64 Apache
Mi-24
(B) Multi-Purpose Attack Helicopters:
A-109 Hirundo IAR-316
Alouette III Mi-8/Mi-17
BO-105/PAH-1
Fennec AS 550 C-2
Gazelle
Lynx
Mi-8
OH-58 Kiowa/AB-206/CH-136
Scout
Wessex
という事になります.
で,下の方に
Subject to the provisions in Section I, paragraphs
4 and 5 of the Protocol on Helicopter Recategorisation,
all models or versions of an existing type
of multi-purpose attack helicopter listed
above shall be deemed to be multi-purpose
attack helicopters of that type.
(グーグル先生訳:セクションIの準備,ヘリコプターRecategorisationの議定書のパラグラフ4そして5,既存のタイプの上でリストされている多目的攻撃用ヘリコプターのすべてのモデルまたは版に応じてそのタイプの多目的攻撃用ヘリコプターであると考えられる)
とあるので,実戦運用意図の有無・タイプを問わず,これに該当するのは攻撃ヘリ呼ばわりされる,ような気がします(制限条約の取りきめである以上,枠から逃さないためにも,これは当然の措置か).
#真っ当な訳と,このページの信頼性調査が必要ですが・・・.
つまり,太田君はこの条約上では別個の存在であるものを比較している,ということに.
Posted by 122 at 2007年06月14日 06:15:24
OH-6が入らないのは当時OH-6が米軍特殊戦部隊にだけ少数機だけ配備されており,かつヨーロッパ諸国には配備されていないために,CFE条約の定義対象になっていないから,でしょうな.
それなりの数配備されていたら当然入るでしょう.
OH-6武装型は対戦車型も含め運用している国はたくさんあるからね.
典型的なお役所統計で,実態を必ずしも示しているわけではないという良くあるパターン.
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年06月14日
13:33:23
>このページの信頼性調査
dod.milドメイン,つまり米国防総省のページだから信頼性はこの上ない.
武装型が派生型としてある機種は全部multi-purpose
attack helicopterと見なす,ということだな.
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年06月14日
13:37:06
以上,「週刊オブイェクト」コメント欄,2007/6/11付より
総火演の装備品展示にて.
AH-64Dの30ミリM230チェーンガンの弾も展示していましたが,これはデカイ!
こんなものを撃ち込まれたら,ソフトスキン車輌等はひとたまりも無いですねー.
正面から見るとその昆虫面がひときわ目立ちます(笑)
よしぞうmaro' in mixi,2007年08月27日01:21
青文字:加筆改修部分
【珍説】
710 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/08/20(水)
14:55:52 ID:Lw57PstG
太田述正・元防衛庁審議官は一体何を学んできたのか?
http://obiekt.seesaa.net/category/3393587-1.html
>対戦車用のタイガーHAC(HAD)は機関砲を搭載せず対戦車ミサイルの運用に
>特化し,偵察支援用のタイガーHAPは30mm機関砲とミストラル対空ミサイル,
>SNEB68mmロケット弾ポッドが基本装備となっています.
これは嘘,タイガーには127ミリ機銃および20ミリ機関砲のポッドが用意されており,
HAC型でもミッションによってはこれらを使用する.
JSFは「対戦車ヘリ」は「対戦車」にしか使わないと思っているらしい.
嗚呼馬鹿が戦車でやってくる!
バカが他人をバカ呼ばわり.
【事実】
127ミリ機銃って,おま……
あとそれ,固定装備じゃなくてスタブ翼の下に取り付ける奴でしょ?
そんなの,攻撃ヘリ以外でも観測ヘリや汎用ヘリにだって積み込めるよ.
何,当たり前の事を言ってるの?
それ「基本装備」じゃないから.
原文では基本装備の話をしているわけだからね.
JSFが言っているのは固有機関砲のこと.
スタブウィングに取り付ける機関銃ポッドって,機首装備に比べて命中精度が大きく劣るし,非旋回方式なので機首ターレット旋回方式と違って掃射にも向いてない.
そんなものはOH-6にでも取り付けられるものに過ぎない.
やろうと思えばOH-1にだって装着可能だよ.
そんなもんと比べてどうするんだか・・・
12.7mmなんて口径小さすぎるし.
大型輸送ヘリ以外の殆どのヘリに装着できるキットを指して「これは嘘」と言われても,君が恥を掻くだけだけど.
そんな事を得意げにあっちに書いてみろよ,周囲がシラけて終わりだぜ・・・
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
781 :名無し三等兵 :2008/11/24(月) 10:30:02
ID:nP+tLrbt
>ああそうか,「なぜヘリが対戦車攻撃に有効なのか」を一から
>説明しないとダメなのか・・・
http://obiekt.seesaa.net/
バカだねこいつ.
キヨタニ氏が大前提で,現在の想定される脅威は戦車を大量に揚陸してくる
ような侵攻ではなく,ゲリコマや島嶼防衛といっているのは完全にスルー.
まあ,はじめから理解するつもりもないのだろうけど.
http://kiyotani.at.webry.info/200811/article_7.html
JSFは我が国に対する侵攻は師団単位の機甲部隊の揚陸のみと思っている
のだろうな.
バカが戦車でやってくる.
モスボールの件でみんなが忘れるまでバックレていようと思っていた卑怯者
らしいや.
【事実】
なるほど.
島嶼への侵攻部隊やゲリラ・コマンドウは,対空兵器を持っていないような装備レベルでしかないのか.
とりあえずゲームのやりすぎですな.
で,そのゲリラが携帯対空ミサイルランチャーを装備していたらどうするんだ?
本当に部隊が侵攻してきたらどうするんだ?
軽装備の奴しか相手できないものを揃えるよりも,両方相手できるものを揃えた方がいいだろう.
事実,本文にフォークランドでアルゼンチンのプカラが壊滅したって書いてあるじゃん.
対ゲリコマや島嶼戦で,アウトレンジも精密誘導も期待できない,かといってヘリほど地形を利用することもできない軽攻撃機に,何かを期待する時点で間違ってるって話なんだけど.
低強度ゲリラってのは,言い換えれば民兵だぞ.
バックボーンに国家を持たないレベル.
一方ゲリコマってのは,あくまでコマンド,つまり正規軍だぜ.
島嶼戦の想定敵はゲリコマはもちろん,完全な野戦軍ですらあり得るわけで.唯一の対空火器は射統装置もついてないただの重機でしたって連中とは,わけが違うんだぜ.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
796 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/11/26(水)
10:45:00 ID:n2WVU5Du
馬鹿な軍オタは予算の重要性を理解できない.
ジェット機を調達し,維持し,飛ばすといくらかかると思っている.
「5ドルのテントを吹っ飛ばすのに500万ドルかけている」と
ラム(ズフェルド)ちゃんがこぼしていたぞ.
それに戦争となったらジェット戦闘機は制空権の確保で手一杯だ.
対地支援なんかしている暇はない.それも陸自がA10やF35買うか?
攻撃ヘリ万能派はなんで精密誘導弾をスルーする金.
COIN機が対空ミサイルの射程外から攻撃できると都合が悪いか.
いまのCOIN機は80年代のものとは別物だ.AH-1だってヴェトナム戦争
当時と今のAH-1Zは別のものだろう.
JSFはフォークランドのプカラの件を挙げているが,それはヴェトナム戦闘
当時のAH-1を挙げて海兵隊のAH-1Zを批判しているようなものだな.
それでいえばヴェトナムでは米軍のジェット機はよく落とされた,だからF-22は
イラネという話になるよな.
違う時代のものを比べてても意味がない.知らないでやってるならタダのバカ,
知っててやっているならなにか魂胆があるのだろう.
モスボールの件とかね(藁
【事実】
いろんな状況や環境をミックスし過ぎで,全く意味のない駄文ですね.
そもそもヘリ万能派なんかいるか?
「適材適所でやれ」ってだけだろが.
現代でのあなたの言う,精密誘導兵器を用いるCOIN機の例を教えてくれない?
精密誘導爆弾てスタンドオフできるの?
高高度から滑空距離稼ぐんかいの?
それに,技術の進歩云々するなら,対空火器も進歩してる(携行SAMの普遍化,高性能化)ってのは無視か?
スーパーツカノもプカラも速度はほとんど変わらず,よってSAMの交戦レンジにとどまる時間の最小化と言う意味では,脆弱性は大して変わらんって事も.
そもそもCOIN機ってのは低空を低速で旋回してナンボでしょうに.
まあ,攻撃ヘリの相対的地位低下や,陸軍における固定翼機の役割って点は色々,議論の余地があるのは事実だけどね,現在ではCOIN機より武装UAVが,その役割をよりスマートにこなしつつあるな.
リーパーとかどうよ?
お気に入りの誘導爆弾も積めますぜ(笑)
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
812 :名無し三等兵 :2008/11/27(木) 14:28:55
ID:+PWyOCgM
江畑謙介氏もCOIN機の導入を検討すべしと主張している.
「日本の防衛戦略」P330~332
JSFは江畑も清谷も軍事を知らないシロウト以下のバカであり,
オレ様の方が軍事の権威だと威張りたい訳ね.
そういやこの本だよな,例のP3Cのモスボールの件の発端となったのは(藁
モスボールJSF懲りないねえ.
【事実】
江畑さんは清谷のアホと違ってそんな事は書いて無いし,
有人COIN機だと損害が大きいから,武装UAVでゲリラ狩りをしようと真っ当な事を言ってます.
もちろん,清谷は無人機の話なんかしていない.
要するにこの本のCOIN機に関する記述と,JSFの主張はぶつかったりしない.
>江畑謙介氏もCOIN機の導入を検討すべしと主張している.
>「日本の防衛戦略」P330~332
あのさー,その本の331~332ページにはこうあるんだけど?
――――――
『対ゲリラ戦機は低空を低速で飛行し,何度も同じところを通過する必要があるために,地上からの攻撃で被弾する可能性が大きいから,乗員に対する十分な防弾措置を講じておく必要がある.
当然,そう簡単には撃墜されないような設計,構造上の配慮も必要である.
その点,UAVなら(簡単に撃墜されては困るが),被弾による人的被害の懸念がない』
――――――
江畑さんは有人COIN機よりも,無人攻COIN機の方が良いって言っているんだよね.
そしてJSFは自分のブログでこう書いている.
http://obiekt.seesaa.net/article/110103945.html
>撃墜されても構わないUAV(無人機)に武装を施したものなら,ターボプロップの軽攻撃機
>でも構わないと思いますし,実際にアメリカ軍がアフガニスタンとパキスタンの国境で多用しています.
――――――
JSFの主張と江畑さんの主張は同じに見えるけど?
なお,「日本の防衛戦略」P330~332の付近に,「武装ヘリの替わりに」という記述は一切無い.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【珍説】
826 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2008/11/27(木)
20:32:35 ID:odl1RLOu
そもそも清谷氏は攻撃ヘリを全部入れ替えろと主張しているわけではない.
>無論攻撃ヘリには攻撃ヘリのメリットもあります.ですから現用のAH-1S
>の定数を半分に減らし,これらに近代化を施して残りをパーツ取り用として利
>用する.そうすれば新たな攻撃ヘリを導入するより経費も安く抑えられます.
ttp://kiyotani.at.webry.info/200811/article_7.html
JSFのエントリーを読むと,清谷氏は全面的に攻撃ヘリを廃してCOIN機に
かえろと主張しているようによめるが,これは狡い誘導だよな.
こんなことをやっているから身内の肺ガンが狂言だとか疑われるんだな.
まあ,こういう卑怯者だからモスボールの件も黙り決め込むわけだ.
しかも信者達は原典をあたらずJSFの与太記事を元に大騒ぎだ.
飼い主が飼い主なら狗も狗だな.
【事実】
「全部入れ替えるからいけない」
なんてJSFがいつ言った?
江畑の本も誤読してデマを流してるし,情報操作してるのはお前じゃないか.
稚拙すぎて即バレする上に無意味だけど.
軍事板
青文字:加筆改修部分
【質問】
島嶼上陸部隊やゲリコマ対策の地上支援は,素直に空自に頼むべきじゃないか?
F-2じゃ駄目なんですかね?
【回答】
整備コストや機体損失した場合のダメージが段違い.
空自がcoin機を運用するならするで問題ないだろうけど,F-2だと揚陸舟艇を潰す方に廻したほうがよくないか?
軽くまとめるとこんな感じ.日本の国土の特性上AHが担っていた,部分をAHとCOIN機に二分させたほうがよくない?と言う事.
[アドバンテージ]
COIN機→安価なので数を揃えられるので投入できる火力の物量は多大,兵装に柔軟性がある
F-2→攻撃の質・自己完結性,進出速度
AH→航空優勢下での運用の柔軟性・隠密性を活かした急襲能力
[デメリット]
COIN機→高空飛行能力と巡航速度が遅い,SAMや敵機に対して若干脆弱?
F-2→運用コストが高い,物量的にCOIN機(群)ほどの短時間での火力投入は困難
AH→航続距離が短い・敵機に対して脆弱,進出速度が遅い.高空優勢下でないと使えない.
軍事板
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【質問】
AH-64D BlockⅢって「生産」するの?
改修だけじゃなくて?
ここで聞く話じゃないかもしれんが,教えてください.
【回答】
AH-64 BlockⅡ生産については,
http://www.kojii.net/news/news070413.html
に記述がある.
以下引用すると,
――――――
今日の報道発表 (Defense-Aerospace.com 2007/4/10)
米 Boeing 社は米陸軍から,AH-64D ブロック II の新造機×18 機を 2億 7,640 万ドルで受注した.
これで AH-64D の新造は累計 45 機,2009年半ばまで製造が続く.
それとは別に,既存の AH-64A を AH-64D に改修する件についても 96 機を追加契約している.
1997-2006 年の間に,すでに 501 機の A 型が D 型に改修済み.(Boeing)
AH-64D BlockⅢの生産については,米軍向けには約600機の改修が行われる事が決まっているが,新規生産については未定
(BlockⅡと同じく,減耗分の追加生産が行われる可能性はある).
台湾向けのAH-64D BlockⅢ機体は,新規製造が行われる.
――――――
軍事板
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【質問】
キヨが意味不明なのは,長時間の洋上飛行をする飛行艇を
「無駄だからヘリにしろ」
と言い,主に陸上で行動する攻撃ヘリの一部を,
「航続距離で有利だからCOIN機にしろ」
と言う点.
あんまりキヨだけをとやかく言ってもこのスレではあわないだろうが,ともかく奴はどこに目の玉つけているのかよくわからん.
もしかしてより安い方法ならなんでも良いのかな?
【回答】
より安い方法って…
半年くらい前だったっけか,キヨ氏は「対戦車ミサイルは数万円」とかやってたぞ.
だから『ジパング』みたく,汎用ヘリに対戦車ミサイル乗っけて上から撃ち下ろすのが最も効率的な対戦車戦の戦術なんだそうな.
あと予備役を屯田兵にして,限界集落に住ませ,外国人も受け入れて,その予算は労働省や農水省に出してもらえばいいなんて事も言ってた.
ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc in 軍事板
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有事の際は限界集落にすんでいる屯田兵が対戦車ミサイルを担いでヘリに乗り込み,敵の揚陸部隊を上空から攻撃するわけか?
その攻撃をCOIN機と機動戦闘車が支援しつつ,「主力戦車」のロイカットで機動打撃を行うと.
どこの面白国家だよ.
もう,わけわかんねぇ.
897 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/12/02(火) 19:25:33 ID:???
あー,わかった.
キヨって,物事を単体でしか判断出来ないんだわ.
そのつど思い付きで書くから,トータルで見た時,オモシロ軍隊ができちゃう.
899 :名無し三等兵 :2008/12/03(水) 01:00:25 ID:???
それが一番ありえるな<思いつき
COIN機の話に戻すと,
「対地掃討をやるだけなら,COIN機でも良いじゃない」
って思いついた.
現在,陸自のヘリ部隊がとっている運用方法とか,またヘリと地上部隊との連携とかとりあえず棚上げ.
「COIN機はヘリより安いし,航続距離も長いからヘリより便利そう」
でブログに書いちゃったと.
だからJSFやその他ミリヲタに突っ込まれまくると.
だったら2chに名無しで書いていればいいのに.
902 :名無し三等兵 :2008/12/03(水) 08:33:37 ID:???
陸自のヘリってそんな島嶼も定期的にパトロールしているの?
すごい違和感あるわけだが,
ついでに,キヨのいう島嶼の偵察も,おそらく哨戒網ぬって上陸するような敵に,COIN機を一発目の偵察に送るマネするか?
(敵が何持っているかわからんのだから,そこに残存性の低い機体を出すのは)
軍事板
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【質問】
COIN機とAHを組み合わせて,陸自の航空戦力を適材適所に組み直せというキヨの論理が間違ってるとは思わないけど?
【回答】
問題はそのCOIN機がいったい何を相手にするかということ.
フィリピンのゲリラ掃討でアブ・サヤフを相手にするならCOIN機は有効だが,スリランカでは携行SAMと機関砲を持つLTTE相手にCOIN機は全滅し,一方でハインドは今でも主力だ.
つまり碌に対空兵器の存在しない相手なら有効だが,ちょっと装備が良い相手となると通用しない.
そもそも専用のCOIN機として開発されたのは,プカラとブロンコ「くらいしかない.
プカラは双発でコクピット下部に走行板もある,COIN機としては最も生存性の高い機体だが,スリランカでは使えないと烙印を押されている.
LTTEは携行SAMを持っているからプカラは生き残れなかった.
一方でハインドは今でもスリランカ空軍の主力だね.
そして日本の場合は,ゲリコマで相手になるのは最低でも北朝鮮の特殊部隊クラスであり,撃沈した不審船に
携行SAMは積まれていた事からも分かる通り,COIN機で相手をするのは荷が重い.
スリランカの例に近い.
938 :名無し三等兵 :2008/12/05(金) 02:04:12 ID:???
http://kiyotani.at.webry.info/200811/article_6.html
>キヨタニさん,現状で最高クラスの性能を持つCOIN機であるプカラが,
>島嶼戦(フォークランド)やゲリラ戦(スリランカ)で全滅してしまった事例が
>ありますから,敵ゲリラや特殊部隊が携行対空ミサイルを持っていたら
>通用しないと思うんです.
>
>あらあら
>2008/12/03 22:14
>
>
>>現状で最高クラスの性能を持つCOIN機であるプカラ
>
>そうですか.何を信じるかは個人の自由ですから.どうぞご自身の信じるものを信じてください.
>
>キヨタニ
>2008/12/04 14:09
これは酷いな.キヨの敗北宣言か.
966 :名無し三等兵 :2008/12/05(金) 18:06:07 ID:???
勝ち負け以前に論理破綻してるだろ,キヨは.
相手はプカラ全滅という戦訓を指して問い掛けをしているのに,キヨは「信じる信じない」という話をしている.
〔略〕
相手は事実を提示しているのに,キヨのは「キヨの思った事」でしかない.
つまり信じる信じないという観点は,キヨ案のみに作用することなのだから.
完全に言い負かされて終わっている.
議論の結果だ.
967 :名無し三等兵 :2008/12/05(金) 18:17:30 ID:???
キヨは島嶼防衛やゲリラ掃討でCOIN機を有効だと言った.
でも実戦を見るとそうではない事例がありますが,これはどう思いますか?という,質問というか反論があった.
この2つまでは議論として成立している.
有効だという指摘に対して,指摘の範囲内でも有効性が疑われるという過去の事例があると.
だけど再反論が
「あなたが信じたいなら信じれば良いじゃないですか」
なら,まるでオカルト商法の開き直りだよなぁ.
評論家として世間に対し一種の提案を示したのだから,その提案に対し疑問が出てきたら,それなりに論理的に説明しないと.
例えば
「フォークランド紛争やスリランカの事例はこうですが,私の想定しているのはこうです.
この2つの島嶼戦及びゲリラ戦では相違点があります」
とか,あるいは
「ああそうですか,じゃあ考え直してみます」
とか.
まぁ,徳大寺もそんなところがあるから,評論家というのはこういうモンかも知れぬ.
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【質問】
当面はアパッチを返品してコブラを共食いさせておいて,戦力補充はツカノとロイホックのラ国と言うのも悪くないと思うが.
【回答】
アパッチ返品は利かないよ.
今さらブロック2を引き取ってもらえるもんか.
常識で考えてくれ.
あとロイホック?
トルコすら蹴ってマングスタにしたぞ.
装甲ペラペラで速度と航続力を上げようとする,旧日本軍的コンセプトの攻撃ヘリだから嫌われたらしい.
というかそれ以前に,日本が南ア製兵器を採用することは政治的にありえないから・・・
スーパーツカノは問題外.
市場的にもプカラですら生き残れなかったのに.
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【質問 kérdés】
2018年2月の陸自の戦闘ヘリ墜落事故について教えてください.
Kérem, mondja meg a JGSDF harci helikopterejének csapásáról 2018. augusztusban.
【回答 válasz】
佐賀県の陸自目達原駐屯地に配備されているAH-64Dが住宅地に墜落,住宅が全焼する事故が発生しました.
この事故でAH-64Dを操縦していた隊員二人が殉職,女児も軽い怪我をおうという事故になってしまいました.
幸いにも女児は軽い怪我で済みましたが,心に傷を負ってしまいました.
亡くなられた隊員二人のご冥福をお祈り申し上げます.
> 羽根つなぐ部品,分解か=落下の翼に一部残る−陸自ヘリ事故:時事ドットコム
> https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020800658&g=soc
この事故ではローター(翼)が脱落したようになって垂直に墜落した映像がマスコミに公開されたので,整備ミスの可能性も指摘されましたが,ローターヘッド(翼の付根にあたる部分でローターのハブにあたる部分)の部分が落下したローターに一部装着した格好で残っていた事から空中で分解した可能性が高く,整備ミスとも言えない可能性も出てきました.
気になるのは墜落した機体はそのローターヘッドを交換し,点検飛行中だった事から金属疲労は考えられないという事.
もちろん現時点では原因はわからないので,当ページでもうかつに原因を特定するのは危険ですし,原因特定は陸自の調査の任せたいと思います.
ただ残念なのは自衛隊航空機が住宅地に墜落したという点です.
過去にも空自のF-104Jが金沢市内に墜落して市民に犠牲者が出たという事故がありましたが,最近ではそのような事故は飛行計画の見直しなどもあり,市民を巻き込んだ事故は無かったという事.
最近では2000年に発生した空自のT-33Aの墜落事故で,操縦士は故障が発生しまだ機体をコントロール出来る状態の時には住宅地を避けるように飛行し墜落,市民の生命と財産には損害は無く墜落の際に送電線を切断してしまった事による停電で済んだものの,隊員二人が殉職するという痛ましい事故が起きました.
二度とこのような事故を再度起こさないように陸自としては基本基礎に基づいた整備を行うように求めたいと思います.
【追加情報】
> Accident Boeing AH-64 Apache , 28 Dec 2016:AviationSafety
> https://aviation-safety.net/wikibase/wiki.php?id=192395
2016年に米陸軍テキサス州軍のAH-64(AかDかは不明)がローターが脱落してガルベストン湾に墜落する事故が発生し,二人の操縦士が死亡する事故が起きています.
今回の事故に近い上に同じAH-64系統である事故です.
亡くなられたテキサス州兵の二人のパイロットのご冥福をお祈りすると同時に,今回の事故との関連性も考えられる事象とも言えます.
【追加情報2】
> 羽根2枚,空中で分離,陸自ヘリ墜落事故 整備ミスか,部品に欠陥か:産経新聞
> http://www.sankei.com/photo/daily/news/180211/dly1802110006-n1.html
上記のようにローターヘッドの一部がローターに装着したままになっていた事から,整備ミスや部品に欠陥があった可能性も出てきました.
現段階ではまだ原因は確定出来ないので陸自事故調査委員会の調査に委ねたいと思います.
この事故の追加情報についてはこの記事で追って報じ行きたいと思います.
ねらっずーり in mixi, 2018年02月11日
青文字:加筆改修部分
その後,陸上幕僚監部が2019年9月27日に発表した調査結果によれば,事故原因は,メイン・ローター・ヘッドとメイン・ローター・ブレードを繋ぐアウトボード・ボルトに亀裂が生じ破断したためだったという.
このためストラップ・パックが破断し,メイン・ローター・ブレードがメイン・ローター・ヘッドから分離.
機体は揚力を失い,墜落したと結論している.
ただし,ボルトが破断したメカニズムは特定できず,
(1) メイン・ローター・ヘッドの保管中に塗られていた腐食防止剤が劣化し,構成品同士が固着した結果,アウトボード・ボルトに摩擦が発生して破断した可能性
(2) メイン・ローター・ヘッドを事故機に搭載する前に,何らかの理由からアウトボード・ボルトに亀裂が発生して,破断に至ったとする可能性
の2つの可能性を提示.
再発防止策としては,破断に至ったいずれのメカニズムにも対応できる様,点検要領の見直しや保管要領の見直しを行うこととしている.
具体的には
(a) メイン・ローター・ヘッド搭載前に,構成品の動作確認を行い,固着がないことを確認する
(b) アウトボード・ボルトに亀裂等の異常がないか,超音波等による非破壊検査で点検する
(c) 搭載前のメイン・ローター・ヘッドの保管要領を,これまでの木製コンテナでの保管から気密性の高い金属製のコンテナでの保管に切り替え,外部から内部の湿度確認を行えるようにする
という.
この調査結果に対し,一部の例の人々(清谷,半田,機関誌『前進』etc.)を除けば,異論を唱える者はgoogle検索をした限りでは見当たらないようである.
【参考ページ Referencia Oldal】
http://www.jwing.net/news/17375
https://www.mod.go.jp/gsdf/news/press/2019/pdf/20190927.pdf
https://www.youtube.com/watch?v=kwAy3lS12Oc
2020.6.28追記
【質問】
観測ヘリを国産に拘る理由は如何に?
【回答】
たまたまじゃないかな~,たまたま.
航空ファン98年10月号に,技本の関係者が開発に着手したときの裏話,生の声が載っていたよ.
ヒンジレス・ローターの技術研究をやってきて,それがモノになる見通しがつきつつあったとき,保有していたヘリ各機種のリタイヤの時期をチェックしたら,OH-6がちょうどタイミングがいい.
そこで,観測ヘリの後継機にターゲットを定めた――てなことが書いてあった.
軍事板,2003/03/10
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【質問】
OH-1のエンジンについて,「遠心コンプレッサ単段で圧縮比11を達成した,凄いエンジン」と書かれてるのを見たんだけど,そんなに凄いことなの?
【回答】
OH-1のTS-1エンジンは,圧縮機に「遠心圧縮機1段だけ」しか使っていないのが,特色の一つです.
一般的に,遠心圧縮機のメリットは,安定運動範囲が広い(サージしにくい),異物(FOD)の吸入に強い,製作が比較的容易,というものがあります.
逆にデメリットとして,多段化が難しい(ロールスロイスのRTM322で2段にしている程度?),前面面積が広くなる,というものがあります.
また,圧力比4を越すと,急激に圧縮機効率が落ちる傾向があります.
(軸流圧縮機は1段あたりの圧縮比は小さいが,多段化が比較的容易なので,全体として高圧力比を出し易い)
ガスタービンエンジン設計にあたり,高出力を出すためには圧縮機による圧縮比が非常に重要になってくるわけですが,高圧縮比は通常の遠心式では難しく,どうしても軸流のみか軸流・遠心の両方を使うほかなかったわけです.
軸流式は多段化が必要なので,圧縮機が長くなるのは避けられません.
つまり,TS-1の圧縮機は,今まで考えられなかった「遠心1段だけで圧力比11」という数字を叩き出し,それによって約900馬力の出力を持ちながら,あれだけ小型でありFODに(比較的)強く,しかも安定作動範囲が(比較的)広いエンジンになったわけです.
これにはインペラーの形状等にブレーク・スルーがあり,しかもその複雑な形状のインペラーを工場で生産できる基礎的技術力があって,初めて成功できたことです.
他のエンジンメーカーでは,研究室でできるかどうか,という水準でしょう.
(とIHIあたりを煽ってみる(笑))
ちなみに遠心2段にはMTR390(ロールスロイス,チュルボメカ,MTU合作)とT800(LHTEC)というのもありますね.
軍事板,2003/03/29
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【質問】
川崎OH-1って,無関節型ローターですか?
ベアリングレスローターですか?
幾つかのサイトを見ても,「無関節(ヒンジレス)」とあって,よく分かりません.
無関節型でもフェザリングヒンジはあるのでは?
【回答】
>無関節型でもフェザリングヒンジはあるのでは?
そのとおりです.
明確なヒンジがフェザリング・ヒンジのみの物が無関節型.
まあ無関節型といってもホントにリジッドなのは最初のBo105くらいで,その後に登場した物は,ベアリングレスでもローターヘッド回りに剛性を抑えた(コントロールした)部位で,ある程度フラッピング・ラギングが出来る様にした,
所謂フレックスヘッドタイプになっています.
OH-1のヘッド構造の判り易いサイトは見つかりませんでしたが,ローターシステムの開発試験を行った機体のヘッド回りの詳しい処があったので張っときます.
http://homepage1.nifty.com/koyama_s/KASM_volunteer/workshop/0403_0406/0403_06.html
軍事板,2009/06/17(水)
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▼OH-1観測ヘリコプター@総火演の装備品展示
一見,攻撃ヘリに見えるレイアウトが良いですね.
愛称の「ニンジャ」は,あまり耳にしませんが(笑
よしぞうmaro' in mixi,2007年08月27日01:21
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
汎用ヘリコプターのUH-1の配備が陸自だけで,海自・空自には無いのは何故でしょうか?
同じ汎用ヘリのUH60の方は陸海空に配備されているので,不思議に思いました.
【回答】
UH-1とUH-60では世代が違う.
海自はUH-60の前はHSS-2,空自はV-107.
陸は兵員/物資輸送,海は哨戒,空は救難.
海上を飛行する航空機は,1つのエンジンが止まっても飛行が継続できるように,双発以上が要求される.
▼(唯一の例外が米海兵隊のAH-1)▲
それに対して陸は,数をそろえることの方が重要なので,単発のUH-1を大量に導入した.
で,最近の補給一元化への取り組みもあって,3幕共通のプラットフォームとしてUH-60が登場してきた,ということ.
陸秀夫 ◆Bf5xepPT82 in 自衛隊板,2009/07/21(火)
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▼ 海兵隊の装備するAH-1J/T/W/Zなどの各型も,全部双発になっています.
海兵隊は,HU-1まで双発型を使ってます.
極東の名無し三等兵 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」,2009年08月01日
00:45
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
艦載ヘリのパイロットとかは他の乗員より高給取り?
【回答】
搭乗員だけでしょ.
整備員など5分隊員は,他の乗員と同じだよ.
2分隊の管制官も3分隊のクラッシャーも同じフネの乗員.
航空基地から「転勤」してフネの正式なクルーとして配属される.
航海中はもちろん,停泊中もフネで各々の仕事を行う.
(その逆に,気象員や電気員や経理員や衛生員など,多くの乗員は航空基地への転勤もある)
それに対してヘリとヘリのパイロット&航空士は航海中の一定期間いるだけで,フネの乗員っていうのとはちょっと違う.
また,どの分隊にも属さず,艦長の直接の配下に入る.
彼らは航空基地から飛んできて,すでに出航して洋上走ってるフネに着艦.
訓練が終わってフネが帰港コースに入ると,再び航空基地へ戻る.
【質問】
しきしま型に乗せているヘリには防弾処理はしてあるけれど,武装はしていないと書かれてあったのを見ましたが,最近,物騒になりつつあるし,武装も必要になってくるだろうから,巡視船に乗せれるサイズの武装ヘリ,たとえばコブラとかを載せる予定はないのですか?
つーか,なぜ丸腰?
【回答】
それなら,現用のスーパーピューマに固定武装持たせたほうがまし(それも現行法では無理だが)
海上保安庁の航空機は一般の民間機と同じ制限を現状の航空法と航空局によって課せられているので,固定武装の搭載はできません.
そのため,工作船事件直後にあった海保の航空機武装化計画はすべて頓挫しています.
しきしまの船内には,搭載高速艇の銃座に積むための12.7mmM2があるので,
「M2積もうぜ!」
って話も出たが,航空局関係で潰された.
銃座据付改造がアウトだったらしい.
(火工品を搭載したり,リペリング降下したりすること自体,航空局には気に入らないようだ.
たとえばフランスのタレス社とオランダのフォッカー社で改造を実施しカナダで試験運用を終えたガルフストリームVも,武器なんて積んでないのに,航空局が認可渋ったせいで戦力化が数ヶ月遅れた.
よって,SST輸送用に導入されるEC225も,対MANPADS用のフレア発射装置が積めるかどうかは流動的)
今は手持ちの同じ口径のライフル(笑)で我慢しているらしい(乗員が持参するならセーフのため).
USCGはテロ・密輸対策として,HH-68ヘリにM60機関銃とRC-50対物ライフルを搭載しています.
また,多分,ヘリに乗るような部隊(SST,特警隊)は89式に更新しおわっとる.
実際,去年のC-TEXKOBE'05演習ではスーパーピューマから,特警隊員と思しき海上保安官2名が89式でエアカバーしてた.
軍事板
【質問】
航空局はなんでそんな渋りまくってるのん?
【回答】
許認可権限持ってる役所はどこでもそんなもん.
特に,同じ省内で予算取り合う仲となれば,足を引っ張りたくもなる.
ちなみに航空局は,気象庁とも仲が悪い.
「ひまわり」が正式呼称ではなく愛称になったのもそのため.
以前,管制官がニアミスするような指示を出した言い訳が
「突然,海上保安庁の航空機が来たから」
だった時は,さすがにブチ切れそうになったが・・・
まぁ,海保機も滑走路のど真ん中で立ち往生したこともあるし,文句は言えないがな(笑)
軍事板
【質問】
航空自衛隊の次期救難ヘリコプター選定について教えてください.
【回答】
UH-60J航空自衛隊救難ヘリコプターの,後継機種の選定がいよいよ始まります.
航空自衛隊次期救難ヘリコプター選定 可能なら機種の共通化が望ましい:北大路機関
候補には,海上自衛隊で掃海・輸送ヘリや南極観測用ヘリに使用されている,英伊共同開発のウェストランド・アグスタEH-101と,独仏蘭西共同開発のNH-90,米国シコルスキーS-92が上げられています.
私個人も北大路機関のはるなさん同様,コスト削減と整備の共通化を図り,かつ大型ヘリで収容人数も多いEH-101が望ましいでしょう.
もっとも,UH-60Jで空自・海自の共通化が図られていますから,EH-101が選定されるのは自然の流れでしょう.
また,英沿岸警備隊や英海軍・伊海軍でも救難ヘリコプターとして使用されている実績からみても,EH-101は申し分ありません.
しかしアメリカのヘリコプター製造大手のシコルスキー社は,立場がありませんね.
どうしてどうしてこうなった?♪
バルセロニスタの一人 in mixi,2010年07月04日18:38
▼ みつびしさんリリースより,
航空自衛隊の救難救助機UH-60Jの後継機に選定
当社提案の「UH-60J(近代化)」
と言うことで.
現有機に不満は残るにせよ,欧州機は常識的に考えてないだろう,と私個人は考えていましたが,「J(近代化)」と言うことで,「アビオニクス(航空電子機器)を統合した,グラス・コックピット化などの近代化」が図られているとのこと.
極めて堅い選択で,既存インフラとの適合性も十分かと思いますが,一つだけ分からないのは,何故キャビン拡大型のKベースにしなかったのか?との点.
まあ,海自と空自の要求仕様が異なりますし,それによる細かな仕様も異なるでしょうが,救難用としてキャビンの狭さが不満点としてあげられていた
(だから欧州機がつけ込む隙があった・もっとも優先順位の差はあるが)
にも関わらず,「J(近代化)」を選択した空自の中の人に感想を聞いてみたいものです.
皆さんは如何お考えでしょうか.
へぼ担当 in 「軍事板常見問題 mixi別館」
2010年11月06日 02:14
青文字:加筆改修部分
▲
▼ その後,海自は救難ヘリでもあるUH-60Jの後継として多用途ヘリの選定と調達を進めてきましたが,去年の暮れに不正が発覚.
選定は凍結状態になっています.
この選定ではECH-101とSH-60K派生型が検討されていました.
海自多用途ヘリ選定過程で不正発覚か | FlyTeam ニュース
SH-60Kでは輸送能力と航続距離,戦闘行動半径にやや難点があります.
ECH-101は掃海・輸送ヘリとして導入・運用されています.
しかしその稼働率は,その先代にあたるMH-53Eに負けず劣らず低いと言われています.
これは二重化されたローターハブと3基のターボシャフトが関係していると言われています.
エンジンが多いと稼働率やコスト面でどうしても不利になってしまうのは確かです.
AW101 - 航空軍事用語辞典++
榛名防衛備忘録:UH-X次期多用途ヘリコプターを考える⑦ AW-101余裕ある機体規模 - 北大路機関
とはいえこのMCH-101,川崎重工でライセンス生産されており,部品は滞りなく海自の補給処にストックされているはずなのですが,やはりエンジンの多さがネックとなっているのでしょうか.
そこでこの多用途ヘリをヘリのみに拘らず,ティルトローター機を含めた選定とすべきではないかと思います.
海自の多用途ヘリをV-22にすれば輸送能力,航続距離,戦闘行動半径,さらに速度もヘリの倍となりますので,地上基地から艦隊への補給や捜索救難においてUH-60J以上の運用効率の向上が期待出来ます.
特に海自の救難飛行隊は空自の航空救難隊とは違い,専ら離島の患者輸送の任務が多いので,離島から患者を今以上に早く輸送できるようになるのは確かです.
また,これ以外の任務でも,海上での哨戒任務などもSH-60K以上の運用も可能になります.そうなればSH-60Kを本来の任務である対潜任務に重点を置く事が出来ます.
実際米海軍ではC-2 グレイハウンドの後継機種としてHV-22という型番でV-22を48機調達する計画があります.
▲
ねらっずーり in mixi, 2016年05月04日
青文字:加筆改修部分
▼ 熊本地震から3週間が経とうとしていますが,一方でまだ,被災地への物資輸送のために米海兵隊のV-22を派遣した事についてまだネットで賛否両論が続いています.
この点については以前にも書きましたので当方はあえて申し上げる事はありませんが,V-22の活用について話してみたいと思います.
作家で元空自幹部だった数多久遠氏は,入間と春日に配備されている空自のCH-47Jの後継にV-22を推薦しています.
オスプレイ配備で一挙三得:数多久遠のブログ シミュレーション小説と防衛雑感
主要装備 CH-47J|[JASDF] 航空自衛隊
提案としては賛成です.
その理由も完璧なもので非の打ち所がありません.
ただ,V-22のホバリングの操縦性は低くないと思われます.
それは防衛省の資料でも明らかになっています.
V-22には捜索救難や特殊作戦のための救難用ホイストが装備されていますし,2010年にはアフガニスタンで米空軍のCV-22が,2011年にはリビアで,米海兵隊のMV-22がCSAR(戦闘捜索救難)任務に就いています.
The CV-22’s 800-mile Afghan CSAR Mission:
Defence Tech
実際,空自のCH-47Jはレーダーサイトや空自基地への輸送任務だけでなく,副次任務として捜索救難が含まれています.
その任務にはホバリングが必要になってきます.
アフガニスタンやリビアでのCSAR任務に成功している以上,自衛隊では出来ないという理由はないでしょう.
また,V-22のガンシップ化構想もあるので,空自のCSAR能力もかなり向上するはずです.
CH-47JでもCSARは可能ですが,現場に駆けつけるための巡航速度はやはりV-22の方が上と言えるでしょう.
ねらっずーり in mixi, 2016年05月04日
青文字:加筆改修部分
▲
【質問】
自衛隊の輸送ヘリの数は足りているの?
【回答】
空自のヘリコプター空輸隊に配備されているCH-47を,16機から30機に増やしてもいいかと思われます.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月29日11:55
青文字:加筆改修部分
今回の震災では自衛隊も,被災地で災害派遣に従事しており,頑張っています.
そこで,これらの大震災に対応するための,機動力の整備を提案していきたいと思っています.
それは北大路機関のこの記事を読んで,とても痛感したからです.
東日本大震災という有事,やはり自衛隊の機動力はもっと整備すべきだった:北大路機関
私のマイミクさんの話ですと,自衛隊の災害派遣活動の支援に乗り出した米軍などは,空挺部隊が仙台空港に降下,部隊が空港を復旧させるという,騎兵戦ばりの支援活動を行ったそうです.
松島でも同じ事が行われた可能性はあります.
私が注目したのは米軍の機動力でした.
もちろん自衛隊に,米軍並みの機動力を持たせるのは,やや無理がありますが,被災地への迅速な救援部隊や支援物資の輸送には,やはり機動力の整備が必要を判断しました.
海自は未だに使用できない石巻市の海岸に,LCACを上陸させて物資輸送に成功しています.
離島防衛でもゲリコマにしても機動力は不可欠です.
そこで資料を基に,自衛隊に見合った機動力を考えていきたいと思います.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月29日00:27
青文字:加筆改修部分
〔略〕
空自のヘリコプター空輸隊に配備されているCH-47を,16機から30機に増やしてもいいかと思われます.
現在ヘリコプター空輸隊は,入間・春日・三沢の各基地に配備されていますが,場合によっては千歳や,日米共有化が予定されている横田にも,新設部隊を配備してもいいでしょう.
CH-47 (航空機) - Wikipedia
問題は人員ですが,これは航空学校の募集に,輸送部隊の募集を独自に始めるという手もありますし,空自の予備自衛官の数を増やすという手もあります.
特に日本航空の経営破たんと再建により,新規パイロットの就職難の様相も見せているだけに,募集をかければかなり集まると見られます.
もちろん,そのための予算の確保は必要になるでしょう.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月29日11:55
青文字:加筆改修部分
また,ヘリではありませんが,ちょっと気になる記事を二つみつけたので.
〔略〕
私が注目したのはこの記事でした.
以下引用.
――――――
MV-22Bオスプレイ 航続距離速度共に回転翼機を凌駕するティルトローター機:北大路機関
実はこのV-22,自衛隊にも配備しようという動きは過去にありました.
海上自衛隊が艦載機として,救難捜索用に導入しようという検討や,航空自衛隊の救難ヘリコプターとしての模索が行われました.
しかし,V-22は開発計画が伸びてしまって,実現には至らなかったのですけれどもね.
仮に中央即応集団の第1ヘリコプター団に,CH-47JAとともにすれば,南西諸島における有事には,小牧基地の航空自衛隊空中給油機から支援を受けてという前提で,無着陸で南西諸島南端や沖ノ鳥島まで第1空挺団や中央即応連隊の部隊を緊急展開させることが可能です.
もっとも,調達価格は直輸入で導入したとしても,どうしてもCH-47JAよりも高価格となってしまい,AH-64D戦闘ヘリコプターにも比肩しうる,またはより高価になる可能性がありますから,ユニットコストで確実に上に,・・・,陸上自衛隊が本腰を入れて,緊急展開部隊を創設する方針を打ち出して,政治が予算面で強烈に支援しない限り難しいでしょうけれども,装備されれば力強い能力を発揮してくれるでしょう.
――――――
V-22 (航空機) - Wikipedia
V-22は既に安全性も保障されており,米軍でも空軍,海軍,海兵隊でも配備が予定されています.
過去の私の日記でも,海自はV-22AEWを導入すべきと提案してきましたが,海自のみならず空自でも採用してみてはどうでしょうか.
空自のヘリコプター空輸隊のCH-47は,わずか16機しかなく,増やすべきだと思っていますが,いっその事V-22を調達して,空輸隊のCH-47は陸自に回すという手はどうでしょう.
そうなれば陸自も,大型ヘリが予算を付けて調達せずに16機し,合計71機になりますので,陸自の機動力強化が可能になります.
また,空自にしてみたらV-22調達で,CH-47よりも多くの人員や物資を運ぶ事も可能になり,空自の機動力強化も可能になります.
最低でも15機ぐらいのV-22が欲しいところでしょう.
もし今回の震災で,V-22が空自にあったら,被災者への救援物資がすぐに届けられていたはずです.
KC-767やC-1で三沢に行き,そこから各地の避難所に,V-22で即時に届けられたかも知れなかったのですから.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年03月30日12:27
青文字:加筆改修部分
陸自の大型ヘリはCH-47です.
現在J型とJA型を,合わせて55機配備されていますが,もし空自にV-22が配備されることにより,空自に配備されているCH-47が陸自に転用されるとすれば,71機になり,陸自の機動力が増強されます.
CH-47 (航空機) - Wikipedia
CH-47は今もアメリカを含め,各国で現役で活躍する大型ヘリで,後継機種は今も出ていません.
それだけ能力の高い大型ヘリですので,陸自のCH-47が71機になれば,機動力は発揮されるでしょう.
中型ヘリでは陸自はUH-60JAが36機,UH-1がH型と最新型のJ型を含め,148機保有しています.
スペックとしてはUH-60JAの方が高いのですが,UH=60JAは高価であり,予算削減と共にやむなくUH-1Jを多く配備するという,ハイロー・ミックス方式が取られています.
UH-60J (航空機) - Wikipedia
UH-1 (航空機) - Wikipedia
最大離陸重量はUH-60JAが上ですから,こちらを増備すべきと思うのですが,防衛省はこのUH-1Jとの同等の国産ヘリを開発,さらにコストもUH-1J以下というものなので,こちらに期待が出来ます.
出来る事なら,全ての駐屯地に配備して欲しいところです.
機動力は即応体制の命なのですから,それぐらいはして欲しいです.
あとは,この記事を読まれた方から
「いや,こうした方がいいんじゃないか」
とか,あるいは
「これは違う.これは現状のままでいい」
という意見がありましたら,ドシドシ書き込んでくれれば幸いです.
バルセロニスタの一人 in mixi,2011年04月07日10:03
青文字:加筆改修部分
【質問】
UH-60Jが救難活動を行う上での課題は?
【回答 válasz】
台風15号,19号,21号の捜索救難の要の空自と陸自のUH-60J/JA.
空自ではUH-60Jの後継にUH-60J(SP)が導入され,順次航空救難団の救難隊に配備されています.
UH-60Jの導入の理由についてはその理由は多く語られているので割愛しますが,夜間捜索が出来るようになったのは,UH-60Jのベースとなった米空軍のHH-60AベイブホークがFLIRや気象レーダーを搭載していた事にあり,これを日本仕様にした上で全天候型にしたものです.
それまでのKV-107はFLIRも気象レーダーも無く,1985年の日航機墜落事故では夜間捜索が出来なかったという苦い経験があるだけに,UH-60J以外の選択肢は無かったと見るべきでしょう.
空自ではUH-60Jの後継に,UH-60Jに空中給油スロープを搭載したUH-60J(SP)が導入され,順次配備が進められています.
> 令和元年度任務実績|航空救難団|防衛省
> https://www.mod.go.jp/asdf/arw/katudou/ninnmujisseki/gannnenndo/gannnenndo.html
ちなみに,UH-60Jを含めたHH-60シリーズは単なる捜索救難ヘリだけでなく,戦地で墜落した戦闘機パイロットの救難をも主任務としているので,フレアなどの対空ミサイル装備も搭載されており,当然UH-60Jにも装備されています.
これは陸自で多用途ヘリとして運用されているUH-60JAも同じです.
このUH-60J/JAですが課題も出てきました.
それは海自・救難飛行隊のUH-60Jが用途廃止になり,UH-60J(SP)が配備されていないという事.
これは海自の慢性的な哨戒ヘリ不足の解消があり,海自としては救難飛行隊のUH部隊を廃止する方針ではないかと当方は見ています.
> 海上自衛隊の装備品一覧 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%81%AE%E8%A3%85%E5%82%99%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7
つまり海自のUH部隊を廃止し,それまで海自のUH部隊が担ってきた対馬・壱岐・五島列島や伊豆諸島や小笠原の急患輸送は空自救難隊が担う事になります.
ただでさえ海上や山岳地帯での救難活動や主任務である空自パイロットの救難捜索やCSAR(戦闘捜索救難)の訓練に加えて,更なる任務で負担が増えるので,本来なら救難隊の増設が正しいのですが,少子高齢化の我が国ではそれは難しいので,小笠原や伊豆諸島の急患輸送は浜松と百里,対馬・壱岐・五島列島の急患輸送は芦屋・小松・新田原で協力して行うべきでしょう.
また,長距離の急患輸送や救難捜索には空中給油で戦闘行動半径を伸ばしますが,現在空自のスロープ式空中給油機のKC-130Hは2機だけです.
C-130Hについてはジブチでの輸送任務がC-2に変更すればC-130Hの海外任務は減少しますので,この際14機のC-130HをKC-130Hに改修し,三沢・入間・春日・那覇(春日と那覇が難しいのなら築城と嘉手納)に配備してUH-60Jが空中給油出来る体制を整えとくべきです.
UH-60Jを含むHH-60シリーズでは,米空軍が新バージョンのHH-60W救難ヘリの調達を開始しました.
> アメリカ空軍の新型救難ヘリコプターHH-60W低能率生産開始決定:おたくま新聞
> https://otakei.otakuma.net/archives/2019092704.html
ティルトローター機のV-280の開発が進んでいますが,V-280の捜索救難型が登場するのはかなり先の話.
しばらくはHH-60シリーズが捜索救難の王者として君臨する事になるでしょう.
ねらっずーり in mixi, 2019年10月27日
青文字:加筆改修部分
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