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航空自衛隊の水タンク車
(撮影:へぼ担当)


『日本はなぜ旅客機をつくれないのか』(前間孝則著,草思社,2002.10)
「ワレYouTube発見セリ」:Japanese Planes After WW2 : 戦後日本の国産機
「ワレYouTube発見セリ」:戦後日本の国産機 Butter-Fly
「 ワレYouTube発見セリ」:T-33特別塗装&編隊飛行
「ワレYouTube発見セリ」:航空自衛隊 T-4 練習機 (中等練習機)
「 ワレYouTube発見セリ」:【ニコニコ動画】ウルトラマンの自衛隊機に燃えてみる動画.
「ワレYouTube発見セリ」:【ニコニコ動画】陸上自衛隊「81式短距離地対空誘導弾」
●服部省吾(元航空自衛隊戦闘機パイロット)
『空中衝突』(服部省吾著,光人社文庫,2006.6)
『操縦のはなし』(服部省吾著,技報堂出版,1992.11)
【質問】
自衛隊の航空機のシリアルナンバーの付与規則について教えてください.
どの桁がどういう意味を持つのか,最大で何桁まであるのか,などです.
【回答】
基本は
○○-○○○○
と上2桁と下四桁に区切られて,左から
1番目が領収年の下一桁
2番目が登録順位
3番目が航空機の機種
下3桁が製造準の番号
となっています
登録順位は0〜9までに分けられて
0:F-1,B747
1:T-3,T-400
2:YS-11,F-15,U-125A
3:MU-2,F-2
4:E-2,V-107,E-767
5:C-130,T-1,U-4
6:T-4
7:CH-47,F-4シリーズ
8:H-60シリーズ,C-1
9:T-2,U-125
と振り分け
例えば,「22-8810」だと,
・1982年もしくは1992年に領収された,
・F-15J要撃戦闘機の,
・810号機
と分かる.
まず,一番最初の数字は領収年(西暦)の下一桁.
その次の数字は機体の登録順位で,「2」はF-15,YS-11,U-125Aの三種.
ハイフンを挟んで四桁の数字の,最初の一つは機種別番号.「8」は戦闘機.
YS-11は輸送機,U-125Aは固定翼汎用機なので,ここでこの機体はF-15に確定.
ちょっと最初に戻るが,F-15は1979年以前には領収されておらず,2000年代にはもう調達を終了しているため,最初の数字は82年か92年と見当がつく.72でも02でもない.
そんで最後の三桁が製造番号.F-15Jの番号は801から965まで.
複座のF-15DJの番号は051から098までなので,この番号は間違いなく単座のF-15Jだね.
【質問】
航空自衛隊のシリアルナンバーについての質問です.
下4桁の最初の数字(機種別番号)について,どの数字にどのような機種が割り当てられているのか教えてください.
【回答】
1:輸送機
3:その他固定翼機
4:ヘリ
5:練習機
6:偵察機
8:戦闘機
【質問】
自衛隊機の派手なマーキングとか機首のイラストとかは式典なんかの限定で,後で消しちゃうんですか?
【回答】
魔法少女リリカルなのはStrikerS その288なの!
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/anime/1187229189/477,485,506
-----ここから引用-----
477 名前: 風の谷の名無しさん@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2007/08/16(木) 21:24:32 ID:8uKXjsLB
>440>441
F-15乗ってますよ.知り合いのNAVYもStS見てるよ
485 名前: 風の谷の名無しさん@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2007/08/16(木) 21:28:23 ID:x94AMj35
>477
ああいうマーキングとか機首のイラストとかは式典なんかの限定で,後で消しちゃうんですか?
506 名前: 風の谷の名無しさん@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2007/08/16(木) 21:37:35 ID:8uKXjsLB
>485
スレチだから最後
トップの心持ひとつ,
派手な塗装の場合,許可が通らない場合が多い.
消す場合は塗料のコスト上,雨天で飛びまくって剥がす場合もあるんだぜ.
-----ここまで-----
しかし,アニメ板なのになんだ,この会話
【質問】
日本では純国産ジェット機はエンジンが作れないから無理という話を聞きますが,日本車のエンジンは外国産に比べて燃費がよくて優秀なように思えます.
どうしてジェットエンジンではお話にならないほどに劣っているのでしょうか?
【回答】
自動車用エンジンとジェットエンジンとでは,要求されるノウハウの深さが大きく違います
日本はジェットエンジン開発のノウハウ蓄積がまだまだ足りないのです.
三等自営業 ◆LiXVy0DO8s in 軍事板
日本のガスタービンエンジンの技術は,「お話にならないほど劣っている」どころか,かなり優秀な部類です(特に要素技術).
しかし実際に実用できるエンジンを作るには,その技術の上に相当のコストと年月を必要とします.
つまり売れる(搭載される)あても無いエンジンに それだけのコストとリソースをおいそれと割くわけには行かないのです.
実際に作らないと得られないノウハウやインテグレーション技術という点では,どうしても開発と資金のサイクルの回っている(GE,P&W,RRといった)欧米のメーカーに劣ってしまいます.
(実際 官による研究開発と並んで民間の下請けビジネスが要素技術を支えている)
それでも10年スパンくらいで官費によりデモンストレーションエンジンを開発,そこから実用エンジンに発展した例も結構あります.(FJR700=V2500とかXF-7(まだ開発中)とか)
技術開発継続の必要性は官も(民も)判ってはいるのですが……
軍事板
【質問】
F-2などの、F−16のコピーを高額で米から買っていますが,
アメリカ製の戦闘機のエンジンなどを三菱あたりがコピーして量産したら駄目なの?
【回答】
とりあえず,今の日本の航空工業界には戦闘機用のジェット・エンジンをコピーするだけの能力がない.
やってやれない事はないだろうが,オリジナルよりも性能も耐久性も低いまがいものが出来上がるだけかと.
実際の物を見るのと,それにつぎ込まれた生産ノウハウと品質管理を学ぶことは別物だからな.
誰だってボールペンを分解できるし,素人でもかなりの所まで素材や工法はわかるだろう.
でも,それをパイロットやパーカーと同じ市場価格で供給しろ.って言われたら,そりゃもう絶対不可能
なのと話は同じ.
そもそも,自分たちが作ったものでなければ,バラすことすらできないことがほとんど.
どこの部分にどんな素材を作ったのか解らなければ,コピーする事そのものが出来ないし,素材が判明しても,その素材を作る技術が自分たちにはなかったりする.
また,形だけコピーしても,エンジンを制御する装置がコピーできなければ,最近の高度に電子化された機械は動かす事が出来ない.
大陸中国あたりがガンガン日本製品をコピーしてるから,工業製品のコピーというのは簡単なイメージがあるのだろうが,ジェット・エンジンは現在の工業製品の中でももっとも高度な総合工業技術を必要とする品.
今だに自前でマトモな超音速戦闘機を作る技術のない日本では,不可能といって良い.
もっとも,バラしてみるだけでも技術の向上に役立つ事にはかわりないが.
これが,「作り方」の手順を教えて貰えるなら,作れますよ.いわゆる「ライセンス生産」です.
ただしライセンス生産では通常,作るたびにライセンス料金を取られます.
なおエンジンなどのような高度工業製品ではたとえ作り方を教えて貰っても,そこから更なる発展への設計・開発能力には直結しません.開発過程で学習するものや試行錯誤を一切体験できませんから.
それに,もし無断でコピーしたりしたらアメリカが黙っていないだろう.壮烈な報復措置を実行されるのがオチだ.
【質問】
何で自衛隊機は離陸時にアフターバーナーを使わないの?
米軍機は景気が良いから使ってるの?
【回答】
空自は周辺自治体と基地協定つーのを結んでいて,その中でF-15の騒音対策としてアフター・バーナーを使った離陸の許される回数,時間帯を決めてられている.
だから,日常は離陸でバーナーは使えない.
スクランブル出撃の場合,出撃時間帯の制限は緩和されてるが,その分も年間制限回数にはばっちり含んでいる協定が大半.
で,夜間にバーナー離陸すると苦情がすごいので,めったにやらないし,それですんでいるところが空自のアラートのうさんくさいところだ.
逆にいや,夜間,空自機がバーナー発進したら,マジでヤバい何かがあったってことだけど.
【質問】
米軍がフライト・ジャケットをオレンジからグリーン,次いでヴェトナム戦争の戦訓により,表がグリーンで裏がオレンジのリバーシブルに変更したのに,空自がオレンジ色のモノを使い続けたのは,空自が実戦とは無関係で,のほほんとしていたから?
【回答】
耐寒服もしくは耐水服があるとはいえ冬の海に着水した時等を考えれば目立つ色でも妥当であったかと考えます.
空自がフライト・ジャケットをオレンジからグリーンへと変更するに当たって理由の一つに,救難能力の向上により,視認性の高い物を着る必要がなくなったことが挙げられています.
そして特に空自だけがオレンジ(装具の全てでは無いと思います)だった訳ではなくNATO加盟国のいくつかでもオレンジを採用していました.西ドイツやノルウェー等.
西ドイツは早くにオレンジを止めていますが最近のはノルウェーの機体の写真でも一部確認できます.
実戦とは無関係でのほほん云々だったから色がどうのこうのというのは関係無いですね.
また実戦の時の話で言えば米軍と空自其の他オレンジを採用していた国で,
「脱出して地上又は海に降りて来たときに,そこはどこなのか」
も考慮に入れる必要もあります.
ちなみにヘルメットに関しては,空自は1980年代中盤には白色メットやめてます.
米空軍は'80年代前半からお馴染みのグレータイプの物に.
海軍ではグレータイプの物は一部の部隊にのみ支給されて,現在でも大半は白のようです.
但し迷彩柄等のヘルメットカバーがある模様.
したがって,別に空自がフライト・ジャケットその他,身に着けるものに関して特に無頓着だったわけではないと思うのですが.
【質問】
自衛隊のフライト・ジャケットは何故オレンジからモスグリーンに変わったのか?
【回答】
オレンジだったのは,海上での緊急脱出時に視認性を高めることを第一に考えていたからだったが,有事の際の任務では目立ちすぎること,装具のオレンジがキャノピーに反射して操縦に支障が出る恐れがあることが理由.
他の官公庁では依然としてオレンジ色の物を使用している.
詳しくは「航空ファン」 2006年4月号,p.110を参照されたし.
【質問】
軍事シミュレーション「日朝もし戦わば」――強力な「北朝鮮空軍」に苦戦する「航空自衛隊」
(軍事ジャーナリスト世良光弘)
週刊新潮にさっそくシミュレーションが載ったけど,これってどの程度現状に合ってるの?
簡単に略すると,F2とF15のAWACS付編隊が北朝鮮に先制攻撃,発射台到着前に北朝鮮空軍によって数機が撃墜されるも,テポドン2の発射基地を攻撃,成功するが帰路の際,空中給油を受けるはずの米軍の給油機が情報漏れによる野党の反対で来ず,空自機は全機ベイルアウト.
その後北朝鮮が報復で地下施設からミサイル発射したため,日本側に多大な被害が出た……という内容.
なんかこんなシミュレーション,これから大量生産されそうだけど.
【回答】
なんかもう,真面目に相手にするだけ馬鹿馬鹿しい内容だが.
>F2とF15のAWACS付編隊が北朝鮮に先制攻撃
これはまぁいい.
>発射台到着前に北朝鮮空軍によって数機が撃墜されるも
今の北韓空軍と航空自衛隊が戦ったら一方的な虐殺です.もちろん日本が虐殺する側ね.
>テポドン2の発射基地を攻撃,成功するが帰路の際,
>空中給油を受けるはずの米軍の給油機が,情報漏れによる野党の反対で来ず
なんで野党が反対すると米軍の給油機が来れないんだかわかんない.
そもそも,国会の合意も取らず極秘で北を攻撃するのか?
そんな危ない橋は政府は渡らないって・・・.
だいたい,帰路に空中給油機と会合できなきゃ帰ってこれない,ってそれ特攻だろ.
そんな阿呆な作戦,空自が立案するかい.
>空自機は全機ベイルアウト.その後北朝鮮が報復で
>地下施設からミサイル発射したため,日本側に多大な
>被害が出たという内容.
ノドン,ノドン改が移動式発射台で運用されて補足が困難な事はもう解ってる.
なのにそれをどうするかも考えず,ただテポドン2だけを破壊できればいい,なんて片落ちな作戦計画建てる訳ない.
総じて,それ考えた奴は航空自衛隊をバカの集団だと思ってるとしか思えん.
あと,米軍は? 韓国軍は?
全部日本と言うか自衛隊だけが作戦するのか?
というか記事書いた奴の願望だろ?
【質問】
別に管制塔なくたって飛べるでしょ?
まあ,安全効率的かどうかはあれだが.
【回答】
いろんな意味で短絡的.
出直して来い.
飛行機を飛ばすためには後方支援の職種がいっぱいある.
整備関連,気象関連,管制関連,飛行情報関連,基地業務関連など,これらの方たちの支援があって飛行機(戦闘機)は飛べる.
特に整備が機能しないと,稼働率低下を招き戦える戦闘機が激減する.
気象は離発着や訓練空域の気象を提供するためなくてはならないもの.
管制は滑走路や周辺空域の交通情報を的確に把握し,もってパイロットに安心を与え,航空交通の円滑な流れを支えるものだ.
飛行にはなくてはならないもの.
パイロットに必要な情報をもって飛行計画の支援を行う.なくてはならない.
基地業務関係は間接的に必要なもの.ってこんなんかな?
近代の高速飛行する飛行機が航空管制なしで飛べるであれば,パイロットは操縦に専念できるんだけど.滑走路周辺やっかいなのはコリジョンだろう.
管制がなかったらパイロット同士,ポジションレポートしながらその中の中心的ヤツが,
「俺が近いから他はどけー!」
っていうやつとか
「燃料が持ちません」
といいつつ我先に進入経路に割り込むヤツ,さらに
「俺は離陸したいんだけど」っといいつつも,着陸機は燃料が乏しいしと思い離陸を躊躇するヤツ,滑走路に降りた後滑走路をクリアしたというレポートをしないまま,ラインに帰投するヤツ.
着陸機がどどっと帰投するので離陸機があがれず,渋滞機のオンパレード.
やっとのこと離陸できるヤツが頭に来てAB炊きっぱなし.
結局,飛行時間に影響しほんの僅かしか飛べないヤツ.
一番怖いのは周波数の問題.
UHFとVHFそれぞれ機種によって違うから,自分以外は他のヤツが何処にいるかわからない点.
飛行中はレーダー情報を気にしないといけないから神経を減らす.
同じ基地の場合だとブリーフィングで決められるけど,それ以外だと皆目わからない.
行くときは晴れていたのに帰るときは視界不良.
だけど管制がないから戦闘指揮所からのアドバイスでしかわからず.
みんな基地上空までオントップで来たけどそこからてんやわんや.
「DAIGOお前先に行けるか?」
「いや,雲の切れ目が見えません」
「先に降りていったヤツはいないのか?」
「後10分しか燃料持ちません」
「各パイロットへ,戦闘指揮所だが滑走路上空の嵐は20分ほど続くそうだ」
「何とか降りられないでしょうか?」
「ここの基地は管制官がいないので誘導できない」
「じゃ,海上に出てベイルアウトしますので救助願います」
「まて,滑走路周辺は視界不良のためしばらく離陸できない,
救難捜索機が離陸できても帰ってこれるかわからんぞ」
以上.
自衛隊板
青文字:加筆改修部分
【質問】
よく「空自基地は堅固なシェルターがないので,開戦と同時に巡航ミサイル飽和攻撃で飛行機アボンだよ」と言われているのですが,これはどの程度事実なのでしょうか?
巡航ミサイルが早期警戒網でレーダー探知できるのは知っていますが,探知して飛行機を退避させるなり,撃ち落すなりは平時からできる体制になっているのでしょうか?
第四次中東戦争のように,事前の兆候がありつつも,相手の意図が不明で対応できないといったことはあるのでしょうか?
また,空襲に備えた訓練はあるのでしょうか?
kitamoto
【回答】
デマです.
最前線にある千歳基地には航空機用耐爆シェルターがあります.
203飛行隊のF-15は全機これに格納されています.
JSF
飽和できるほどのミサイルを積んだ投射プラットフォームが接近してたら,普通に警戒レベルを上げるまでれす.
メッサー=ハルゼー
自分は小松がホームなんでそこについて.
小松基地・第六航空団・303/306飛行隊だと一部の機体が掩体運用となってまつ.
具体的にはアラート機(2機×2)と,その他が最大十前後.
残念ながらすべての機体を掩体運用するには到って無いようです.
巡航ミサイルに対しては上に挙がっているように,事前に察知して対応するんじゃないかと.
空自の実戦部隊だと定期的に,「全国の稼働機全てに一斉に武器・弾薬を搭載する訓練」を行っているようで,目撃した方の話によると一時間弱で出来上がってたそうです.
逆に兆候を察知できなかった場合は,5分待機のアラート機(AIM-9L×4)・短SAM・中SAM・VADSに頼ることになるので辛いかも知れません.
もっともE-2C/E-767や多数のレーダー・サイトを擁する空自から,簡単に秘匿出来るとは思えませんが.
hide@RJNK
千歳の場合,201SQ の方は列線運用じゃなかったですか
?
念のために百里・小松・新田原・築城・那覇と
Google Maps で見てみたら,シェルターらしきものが見あたらなかったのも事実.
アラートハンガーだけ,
シェルターっぽい造りになってるところもあるみたいですけれど.
三沢は R/W の北側にシェルターが並んでますけど,米空軍のやつが多いはずなので,空自向けにあるのかどうかは不明です.
米軍だけにしては数が多いですけど.
巡航ミサイル飽和攻撃の蓋然性はともかく,航空攻撃や工作員の侵入だって考えられるわけでして.
井上@Kojii.net
纏まった数の掩体があるのは,千歳と三沢,小松基地くらいで,築城や新田原にもアラート用に数基あるみたいです.
現在,掩体の建設が続いているのは三沢だけとか・・・
那覇はアラート用の掩体ありましたっけ?
JSF
>那覇はアラート用の掩体ありましたっけ?
去年の10月頃に行ったときは,少なくとも空港に隣接する部分には,通常の格納庫しか見当たりませんでした.
旧軍の掩体壕なら,読谷とか嘉手納にあるみたい.
前は伊江島にもあったと聞いていたけど,去年の夏に行ったときは,もうすでに撤去された後でした.
極東の名無し三等兵
那覇は基地南側にアラート用の掩体らしき物があったような.
でも耐爆かどうかはわかんないです.一応迷彩は施してあったと思いますが.
hide@RJNK
千歳基地




【質問】
震災の時にも一時話題になったと思いますが,日本の道路で滑走路代わりに使えるような場所は有るんでしょうか?
それと,滑走路転用出来無い道路造るのは税金の無駄,日本以外は全部出来る様に造ってるなんて言ってる人がいますが,スウェーデン,台湾,韓国(北朝鮮)以外には知らないんですが,他に何処か有りますか?
アウトバーンを滑走路に,ってのはプロペラ機時代の話だと思うんですけど.
道路から離陸する日の丸グリペン見たいです.
【回答】
アウトバーンは滑走路に使っただけです.空軍基地代わりに作った訳ではありません.
結果的に使えたのと,始めから使えるのとでは違います.
軍用に使えるように作るなら,ジェットのブラストに耐える能力や,FOD対策,管制機能が必要です.
スウェーデン,台湾,韓国(北朝鮮)なんかはその辺の付帯設備込みで,滑走路の有事転用を考えているのわけです.
戦後について言うと,やはり開戦すると航空基地が攻撃されると分かっているので,その対策が発達します.
一時,各国がVTOL開発に必死になりますが,高揚力装置や可変後退角翼,制動フック・JATO・空中給油(軽量な状態で離陸して空中で給油する)など使えば,航空基地自体が損害を受けて滑走路の長さが短くなっても作戦が継続できると判断され,VTOLの研究は停滞します.
道路を滑走路に使えるようにするのが税金の有効利用とは限りません.
日本にも農道空港(農道離着陸場)ってのがあるが,あまり空港として役に立っていない.
日本で道路と滑走路を兼用しないわけは,土地代がかかるから,
飛行機が不時着でもすれば,その道が通行止めになってしまう.
予備の道とか考えていたら,予算がいくらあっても足りない.
また,農道空港は道路がそのまま滑走路ってわけでもない.
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s24809/airpark/mokuteki/mokuteki.html#heimen
の平面図や
http://www.pref.oita.jp/15600/sisetu/index.html
施設の概要を見てくれ.
軍事板
【質問】
オペレーター居なくなったら,レーダー助言どうすんの?
【回答】
DCでやる.
できない場合はやらない.
「メインテイン・VMC!」
ヘリスポットでの離着陸支援なら,オペレーターいない部隊でもやっている.
最悪,ヘリなら自分で見て着陸する.
また,レーダー助言の法的なあり方(航空法とかの関係)を考えたら・・・
レーダー助言の場合,有視界飛行方式における,航法援助なわけで・・・
助言を受けていても,主たる責任は操縦者が負うの!
要撃管制とは違うのだよ・・・
自衛隊板
青文字:加筆改修部分
【質問】
春日基地って必要?
地元の者としては春日基地って何してるかわからん.
基地から少し離れたところにも基地あるし,福岡空港,背振山頂にもあるよね.
【回答】
福岡空港にあるのも,ちょっと離れたところにあるのも,春日基地の一部って扱い.
春日基地自体は春日駅の隣にある庁舎地区,そこから春日公園を挟んでちょっと離れたところにあるSOC/DC地区,福岡空港の中にある板付地区の3つに分けられている.
背振山にあるのはレーダーサイトのうちの一つで,春日基地とは別の基地の扱い.
春日基地には,西部航空方面隊(主に中国・四国地方の西半分,九州地方の防衛を担当する部隊)の司令部がある.
後,いざそのエリアで戦闘が起こった時にエリア内の味方戦闘機の管制をするためのDCが置かれていて,西部航空方面隊の管轄エリアにあるレーダーサイトからのレーダー情報がここに集められて,管制官がそれをコンソール上で見ながら戦闘機を管制する.
九州出身者の多い航空自衛隊の中では,博多にも近く,生活の便もいい春日は,かなり人気が高い.
自分も1年ほどここで勤務したけど,いい所だったよ.
自衛隊板
青文字:加筆改修部分
【質問】
2ch.鉄道路線・車両板の
【空港】成田新高速鉄道線1【北総】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/rail/1157326268/l50
というスレで,
「千葉県の下総航空基地を首都圏第三空港にすればいいんじゃね?」
的な意見で盛り上がっているのですが,関東に展開する陸海空自衛隊にとっての下総航空基地の位置づけって
どういうものなのでしょうか?
「民間に開放して」と言われたら素直に開放できるものなのか?
実はものすごく重要な基地で,開放などもってのほかな基地なのか?
を知りたいのです.
事前に調べた範囲では,ここには輸送隊があるみたいですね.
割と近所に住んでいるのですが,新潟の震災のときとか輸送機がたくさん飛び立っていたのを覚えています.
【回答】
下総ってトラフィクの面からはすごく使いづらいのよ.
自衛隊の輸送機は幸い速度が遅く,比較的低い高度を割り当てるのでなんとかなってるが,燃費上の要求で出来るだけ早く高度を取りたい民航だとつらい.
まして現在,事実上禁止されているVFRを再解禁しようなんて話が出てるから,下総を使うとニアミスや衝突が多発しかねない.
首都圏第三空港はやっぱ横田しかないのよ.
軍事板
◆◆◆機材選考関連
【質問】
よく
「米国式の兵器体系の空軍に欧州式・ロシア式の戦闘機を導入するのは,センチ系とインチ系の工具が混在するから…等の理由によりありえない.」
という論をもって,自衛隊へのロシア機・欧州機の導入は無い,とする意見がありますが,世界的に見るとインド,エジプト,マレーシア(欧州または米国とロシアのミックス),ドイツ,イギリス,米海兵隊,台湾(欧州と米国のミックス)など,混合運用している例は結構あるようです.
実際のところ,整備・補給・運用面において,言われているほどのデメリットはあるのでしょうか?
尚,自分としては自衛隊に欧州機が入ることは無いと思っています.
【回答】
政治的な理由で,兵器供給を一国に頼らない国はありますね.
自給が難しい中立国などは,そうしたほうがいいとも言えます.
整備体系の煩雑さは,言われてるほど深刻なものでもないはずですが,ただ,たとえばアメ車などは整備工場もほとんどそれ専門があるくらいなので,部隊内で二つの整備班置くような無駄な配備をどう避けるかの問題でしょうね.
また,ロシア兵器の問題なのですが,あの国には部品寿命が短いという特殊事情がありますので,導入後も補給部品を常に大量に輸入しつづけなければなりません.
ロシア兵器の単価が安いのは,このアフター・サービスで儲けてるOA屋さんみたいな構造にもよるので,安易に導入するのは考えものです.
航空自衛隊は厳しい任務を背負っている組織で,ごく限られた戦力を可能なかぎり実動状態に保つ必要があります.
可動率・稼働率ともに9割以上,というNATO主要国でも及びもしないような状態で常時運用されているというのがそのあたりです.
これはアメリカ系の機体に統一しているだけが理由ではなく,国内でライセンス生産からC整備までできる体制があってこそです.
ここで他国系の機体を導入すると,そういった体制の維持が困難になり,可動率は低下するでしょう.
三菱重工も営利企業ですから,たとえば新たにフランス系列の機体をサポートする体制を整えろといっても躊躇するでしょう.
もちろん空自の整備員の問題もあります.
いくらでも予算をかけていいのなら別ですが,現実に防衛予算は限られていますから.
保有戦力は中期防で定められていますから勝手に増やすわけにもいきません.
というわけで,空自がまったく別系列の戦闘機,支援戦闘機を導入するのは,最低でも防衛予算と中期防の双方に大変動がないかぎり,無理な話なのです.
【質問】
フランカー買った方がF-2より税金の節約になったんじゃねーの?
共同改良案でも出して作業すれば,スゲー戦闘機になったろうね.
Su-35J…強そうじゃ.
【回答】
・ロシア製装備の費用が安いのは初期購入費用のみである.
・ロシアは予備部品の輸出を極端に制限しており,入手に難がある.
よって,購入した国家に於ける稼働率は極端に低い.
・ロシアはエンジンを含む機関部品のライセンスを許可しない.
また,供給数も少ない.
・ロシアは西側企業と較べ技術公開を極端に制限する.
また,updateも殆ど行わない.
よって,西側兵器と較べ欠点が多い.
・ロシアは西側に較べインフラ・納期管理・品質管理が極端に劣っている.
よって,必要な装備/部品が必要な時期に手に入らない事が多い.
・ロシアは明らかに政治的同盟国ではない.
よって,装備の継続的入手が不可能になることが明らかである.
・ロシア製部品を国産するとしても材質・規格がネジ一本,電源に至るまで異なり,コスト高になることが多い.
結論:
東側兵器は供給が不安定であり,性能の維持管理にコストが掛かる.
結局は安物買いの銭失いにしかならず,我が国の国防にとってメリットもない.
装備の導入が理由も無しに決まるわけではない.
東側機体の導入・運用には検討を行った上で
「難問が多く,現時点に於いて選択に値しない」
と判断されているのが事実.
せめてロシアが政治的経済的に安定しており,信用できる国家であり,Allied
forceの仲間入りをして初めて考慮の幅が広がるというもの.
これは冷戦が終結したとは言え,10年20年では無理であろう.
これは私個人としての意見ではなく,官側の一般的な見方である.
コブラが出来るか出来ないかは戦闘機の良し悪しの一つ材料でしかない.
格闘戦は強ければそれに越した事は無いが,必須では無いだろう.
だいたいF2は対地,対艦攻撃機だから,フランカーを代替えには使えないよ.
電子装備総とっかえじゃ,新規開発と同じじゃん.

【質問】
稼働率が低いのは導入国の技術レベルの問題では?
本当に予備部品輸出制限なんてしてたら,誰も買わんだろ?
【回答】
そうではない.
中国・マレーシアはSu-27のエンジン,及びblackbox部分の追加購入を拒否されている.〔これは稼働率に響く.〕
統一ドイツも冷戦後維持コストの増加から,MIG-29の維持を断念した.
【質問】
西側非公開? オーストラリアはドッチ側だ?
【回答】
ロシアと日本は国境を面している.
一方,オーストラリアはロシアにとって戦略的脅威となる可能性は低い.
中国に対するライセンスの内容・調達数量から判断した場合,日本に対するライセンス内容は極端に制限されるだろう.
【質問】
ライセンス生産だったら部品大丈夫だろ? 日本の技術力じゃダメかい?
【回答】
技術力については問題ないが,ローカライゼーションを行う際にコストが掛かる.
まして,ロシアから買っても,エンジン,FCS,データーリンクは,全部アメリカ製か独自開発になる.
これらを行うとなれば,西側兵器導入に比してのコスト的メリットは出ない.
尚,日本側で独自改造を行うには開発国の技術情報提供,運用開始後の不具合発生状況・原因解析の開示が不可欠である.
この公開がロシア側から望めない.
ただし,どこかの金持ちが趣味で「フランカー」を買って空自に寄贈してくれる,とかいうのであれば,上記の限りではないかもしれない.
【質問】
研究用ならSu-27輸入も意味があるんじゃない?
【回答】
問題は何を研究するかによる.
Su-27が仮に高度な技術を持ち,その複製・部品技術のリバースエンジニアリングを行うのであれば確かに有用であろう.
しかし,より技術的に高いレベルにある米国製兵器を保有し,F2レベルのドンガラを製作する技術や,極めて高い電子技術開発能力を保有する以上,Su-27を購入してまで研究を行う必然性は薄い.
戦技の研究にしても同等の性能を持つ機体を保有する以上,あまり意味はない.
また,研究用途のみのために戦闘機を購入するのは,費用対効果で無駄である.
【質問】
ロシアの戦闘機導入をにおわせるのは,アメリカの戦闘機の生産ライセンス料の交渉材料にならない?
【回答】
その場合,恐らくAEGIS艦を初めとした現有装備のupdate,新規装備の調達を断られる可能性が高い.
日本は海洋国家であり海軍力の保有が責務である以上,圧倒的な海軍力・最も先進した兵器技術を持つ米国から調達を行うことは合理的であり,それを失うことは非常な痛手である.
〔略〕
それからもう一つ.下手な駆け引きは長期的に信頼関係を失わせる.
【質問】
何故,初期の航空自衛隊に旧日本陸海軍の軍用機が採用されなかったんですか?
【回答】
既に時代遅れだったから.
当時日本は航空機の建造どころか研究開発も禁止され,戦前の技術と人材の維持だけでもギリギリのラインだった.
日進月歩の世界でそれは致命的すぎる.
軍事板
雑談モードで蛇足.
日本の民間航空が再開した年,1952年9月17日に初飛行したのが立飛R-52練習機です.
これは,立川飛行機が太平洋戦争中に生産していた九五式1型練習機を元に,未だ同社が保有していた「神風」2型空冷星形エンジンを取り付け,下翼を取っ払ってパラソル単葉にしたもので,まるで赤とんぼそっくりな練習機だったりします.
製作期間僅か4ヶ月で作られた機体は,流石に自衛隊には採用されず,全日本学生航空連盟に所属し,学生の飛行訓練に使用されました.
1954年8月には,同じく立川飛行機が,立飛R-53と言う機体を完成させました.
これまた,1941年に試作した立飛R-38改練習機を再生させたもので,これまた自衛隊には採用されず,航空大学の実習教材として使用されています.
更に戦前,「空のシラミ」として有名なFrance製の機体の設計者が来日して,並列複座の同じような機体を,1954年10月に立飛で製作しています.
ただ,操縦が難しく,日本で操縦できるのは黒江保彦さんだけと言われていたりします.
ちなみに,川崎航空機が戦後初めて試作した国産連絡機KAT-1は,土井さんが設計主務をやっていた関係上,飛行特性は飛燕に非常によく似ていたそうです.
これはT-34との競争試作に敗れた後,陸自の連絡機として使用されています.
眠い人◆gQikaJHtf2 in 軍事板
◆◆◆空中給油機
【質問】
空中給油機は侵略兵器ではないのですか?
自衛隊が持ってはいけないのでは?
【回答】
空中給油機はむしろ平時にこそ有効.
空中給油を渡洋攻撃に短絡するのは,軍事オンチが多い日本だけ.
CAP時には上空で給油を受けるのは世界の常識デスよ.
たとえばF15の場合,燃料搭載量は約6t.巡航だと約6時間もちます.
でも,アフターバーナー全開だと約18分でガス欠です.
つまり離陸時にかなりの燃料を喰ってしまう.
給油の為にいちいち着陸するのは無駄が大き過ぎます.
労働基準法に違反しない範囲でずっと飛ばせておくのが良いと思います.
【質問】
でも日本の場合,ここまで兵器を持てばいいという考えがなく, 常に毎回,「もうちょっといい兵器を買ってちょうだい」を繰り返してきた.
その結果,世界有数の軍事大国になった.
しかし,欲望に際限なく,もっと欲しいと言い続ける.
今回は給油機,次は何ですかね.
【回答】
軍事音痴な考え方ですよ.
「ここまで兵器を持てばいい」なんて規定している国はありません.
兵器は道具です,
どんな道具を揃えるかは政策で決まります.
政策で決められた国防方針に基づいて必要とされる兵力や装備が決まるんです(ですから国防政策が変われば必要な兵力や装備も変化します)
それで,防衛庁は今現在与えられている任務の中で必要と思われる装備は政府に要求してもいいんです.
それを認めるか過剰として退けるかは政府の判断です,
その判断基準は,国として定めた国防方針の枠内に合致し,かつ有用な装備でコスト的にも引き合うかです.
日本の場合は,子供(防衛庁)が高価オモチャを欲しがる以前に,それをきちんと躾けて管理出来ない親(政府)の子育て(国防)に対する姿勢の問題なんです.
【質問】
空自で導入する空中給油機は767ベースらしいですね.かなり高価な機体でしょうから,数を揃えるのが大変そうです.
海自には,P-3Cが百機ほどあるんだから,ロシアの潜水艦の現状を勘案したら,ニ,三十機給油機に改修できそうに思いますが,これの実現には,何がネックなんでしょう?
P3Cの巡航速度からも,能力的な問題はないと思うんですが.
KC130も,C130からの改修って読んだことあるし,大きさ的にも艦載機の給油機(イントルダー改?バイキング改でしたっけ?)よりは積載量多いだろうし.
767を四機だと下手すると一千億円でしょ?
KP3Cに改修なら30機ぐらい出来そうじゃないでしょうか?
【回答】
機数が多いと運用が大変な事もありますし,速度が速いジェットは少数の機で同じ範囲をカバーできるという利点もあります.
また,機体自体の寿命も問題で,新しい機体の方が信頼度も高く,寿命が長く,維持経費も少なくてすむ事が多いのです.
単価が高いのは確かに問題ですが,長期的な総経費で見た場合,単純に高いとは言えなくなるかも知れません.
米も767タンカーに決まったみたいですね.
(HN "system")
KC−130は貨物庫に大型の燃料タンクを積んで,翼下パイロンに給油装置ポッドを吊るしただけの改造で,輸送機型にすぐ転用できます.
だから,ニ通りの使い道がすぐできるわけですが,P−3の場合,機内は対潜探知用の電子機器でぎっちりですから,大改造しないと燃料タンクが増設できず,そして改造したら給油機以外には戻せません.
だから,給油専用機になってしまい,汎用性がないので効率の悪い機体になってしまうでしょう.
なによりP−3は海自の持ち物. 空自への提供など断固拒否,というところでしょうね.
あと,KA−6やS−3給油機は空母艦載機ですので,比較対象にはなりませんね.任務が違いますから.
【質問】
自衛隊に導入されるKC767は,給油以外に旅客用として利用する計画はあるのでしょうか?
国よっては給油機を元首・首脳の外国訪問用の専用機に使ってるみたいですが.
【回答】
旅客用,というか人員輸送には客席を配置したパレットを搭載する事で可能です.
KC-767には標準パレット(2.74x2.24m)を最大19枚(2列x9,最後尾に1)搭載可能です.
KC-767の最大貨物搭載量77,000lb(34,972kg)なので,前方キャビンを貨物,後方を客席とするコンビ仕様では貨物搭載量43,800lb(19,868kg),客席100席となります.
(ただし,航空自衛隊向けはこのようなコンビ仕様はなく,これはイタリア空軍向けのKC-767Aのみです)
全て客席として使用する場合は,12席のパレットを16枚程度収容し,合計200席余となるようです.
【参考文献】
Jwings2005年11月号特集2「世界が変わる!KC-767が変える!」 pp.58-60
Phantomer
【珍説】
空中給油機の導入で日本の戦闘機は航続距離,時間の制約なしに攻撃することが可能になりました.
東アジア全域から中東まで作戦行動できるのです.
あつこば(小林アツシ) in mixi
(軍事学的考察上の必要性に鑑み,
引用権の範囲内で引用しています)
【事実】
ワイルドウィーズル用の電子戦機が存在しない航空自衛隊に,侵攻用ストライク・パッケージは組めません.
◆◆◆◆戦闘攻撃機(支援戦闘機)
【質問】
支援戦闘機って何?
【回答】
「攻撃機」と言うよりは「戦闘攻撃機」といった方がいいかな.
現行のF-2は制空戦闘も十分こなせるが,先代のF-1は空対空戦闘は「できないこともない」のレベルだった.(米軍のF-16と模擬空戦して,こちらの方が数が多いのにボコボコにされた,という悲しいエピソードが・・・)
更に言っとくと,自衛隊の「支援戦闘機」はまずもって,対艦ミサイル抱えて洋上の敵侵攻船団を叩くことが主任務で,「対艦攻撃機」という名前の方が合ってる.
(もちろん対艦攻撃以外何もできないわけではない)

【質問】
支援戦闘機は制空戦闘には全く使えないんですか?
空対空ミサイルもつめるようなことを聞いた覚えがありますが.
【回答】
できるが,得意ではない.
機体そのものがどちらかというと支援攻撃(というか対艦攻撃)向きで,パイロットも,制空ミッションの訓練は制空戦闘機ほどしてないはず.
例えばF-35も攻撃機だが,ヘルメットマウントディスプレイなどを持ち,空対空戦闘能力も十分ある.
しかし,まったく同じ条件で空対空専用に作られた機体よりは当然能力が劣る.
相手がそのような機体を制空用に出してきたら苦戦するだろう.
逆に相手との能力差がさほどでなければ,あるいはこちらにステルス性などの利点があれば,立派に制空戦闘機としても使える.
それと同じこと.
まあ,A-10みたいなロックバカ一代的攻撃機だと無理だけど.
【珍説】
◆「航続距離の制約」という表現について
--------------------------------------------------------------------------------
支援戦闘機(戦闘爆撃機)についても,いわゆる「攻撃的兵器」と「防御的兵器」の境界線にあるものではないかとの指摘がなされており,上記の解釈にもとづく配慮が必要な兵器とみなされています.
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山田朗(明大教授) in 『教えて!山田先生-短期集中軍事講座-番外編』
【事実】
航空自衛隊の機体で開発当初から航続距離に制限のかかった機体は,輸送機のC-1の方です.
F-2支援戦闘機で制限されていたのは搭載兵器です.
対地攻撃用の誘導弾をこれまで装備してきませんでした.(最近,GPS誘導弾JDAMの導入を開始)
【質問】
何故,戦後初のFS専用機は,T-2練習機を改造したF-1支援戦闘機になったのでしょうか?
【回答】
本屋にいくと,ちょうど『世界の傑作機』がF-1だから,とても気になるなら買うとよい.
つまるところは
「超音速練習機と派生型の攻撃機をセットで開発・配備すれば予算の効率的な運用ができる」
という大義名分の下で「アメリカは本当にアテになるのか?」
という技術国防政策のちょっとした暴走による.
実際,航空自衛隊はアメリカに調査団まで派遣してT-38を完成機50機,ライセンス生産60機の計110機を導入する計画を立てており,松野防衛庁長官による「国産計画」には
「パイロット養成に支障が出る」
と反対していた.
T-2開発に7年かかる間のパイロット養成は,F-Xが複座のF-4になったことから,その後席を利用することで当座をしのぐこととされた.
軍事板
【質問】
F-1にF119エンジン積み込んで強度さえ持てば,スーパークルーズは可能なのですか?
【回答】
それはもう既に別のヒコーキだろ.
機体形状が違えば空力特性も違う.
そうなると同じエンジンでも出せるパワーや燃費が違ってくるので,
「この機体でこういう性能が出せるエンジンは,どの機体に積んでも同じ性能が出せる」
って事にはならない.
Fー1(ダッソーじゃなくてミツビシの方だよな?)の場合はそれ以前に,エンジンが載っけられなさそうだが.
また,F-1自体の設計がスーパークルーズを前提としてない.
F-1だと長い間超音速で飛行してると,外板が熱でへたってくる恐れがある.
何よりも構造材自体がヤバくなる.
空中分解するかもしれんね,そんな無茶なことをやったら.
軍事板
【質問】
素人考えで,機体形状は現状存在する戦闘機であれば当然,技術者が考え抜いたものだから,あとはエンジン推力とそれに耐えうる機体強度さえあれば,スーパークルーズは可能なのかと思っていたのですが違うのですか?
【回答】
そのへんはピンキリだから.
設計思想以前(本当は以後だけどね)に,航空機の設計開発技術ってのは国によって,企業によって相当の開きがあって,均一化されたレベル,というものは今でもない.
ぶっちゃけ日本は先進国の中でも航空機,それも戦闘機を開発設計する能力はかなり劣ってる.
個々の技術については世界最先端だったりするが,総合的な開発技術力は先進国の中では最低クラス.
三菱F-1はそんな日本の,それも航空技術以外でもようやく世界の先端に追いつきかけた頃の技術で設計されているんで,はっきり言うと同世代のアメリカの戦闘機なんかと比べると一世代以上古くて遅れてた.
なので,エンジンだけ最先端のものにしてもそんな高性能には出来ない,
というか,最先端のエンジン積んでその性能を100%生かせるような機体のキャパシティがない.
軍事板
【質問】
自衛隊の陸海空の連携について質問です.
自衛隊は映画のアメリカ軍みたいに
前線指揮官「上空の飛行機,全弾ここにキボンヌ,俺が責任を取る!」
パイロット( °Д°)つ全弾「AWACS,全弾行きます,タリホー!」
……な感じでパイロットと直通で支援してもらえるんでしょうか?
それとも
陸自前線指揮官「上空の飛行機,全弾ここにキボンヌ,俺が責任を取る!」
後方基地の陸自無線係「……との依頼が来ておりますが?」
基地の陸自の偉い人「そういうわけで爆撃頼むyo!]
基地の空自の偉い人「んじゃあ二階の空自の無線係のとこ行ってくるわ」
後方基地の空自無線係「だそうですので,伝言お願い」
どこかの航空総隊司令部「よっしゃー,AWACSに電話汁!」
AWACSの中の人「そういう訳で,おまいの下に全弾投下だって」
パイロット( °Д°)つ全弾「AWACS,全弾行きます,タリホー!」
……なんでしょうか?
教えてください.
【回答】
「CAS」は陸自演習でも後者に近いなら「近接航空支援要請書」なる,空自に対する定型書類もあって,「弾種・弾数」の指定もできる.
ただ米軍並の上空待機となれば,事前の協定を詰める必要もあるだろう.
現場の例では,CASのコントローラ(空自パイロット)が陸自の空挺某小隊に同行.
小隊の携帯対空無線機(AM)を使用してファントムの近接航空支援を行った演習例もある.
陸自単独の演習でもヘリを空自機に見立て,陸自隊員が無線でCAS誘導をやる例もあった.
やろうとする陸自部隊は限られるが(笑)
しかし,陸自の現場,前線部隊から空自の現場,最寄の基地までは直通で連絡が出来ないし,指揮系統も要請出せるようになってない.
これは「意思がない,能力がない」というよりも,自衛隊にそういう事を行う体制が整ってないし,そういう事が必要になる事態が今まで発生しえなかった,あるいは起きないような防衛計画を進めてきたから,と言った方がより正しい.
というか,陸自が日本国内でCASを必要になる事態というのは,敵の戦闘機が領空に侵入している状況であり,空自が航空優勢を得られているかどうかが怪しい,
あるいは空自は侵入機に対処で手いっぱいで,陸自の支援なんかに回せる余裕がない.
だからどちらかというと,陸自が自前で対戦車ヘリ隊にでもCASをやらせた方が良い.
軍事板
◆◆◆◆◆F-2
【質問】
もしF-2を日本独力で開発していたら,高性能戦闘機を開発することはできたの?
【回答】
1980年代には日本の航空技術力も,なんとか世界と肩を並べるレベルにはなってた.
1970年代前半の技術で開発されたF-16をベースにしてるんだから当然,そのレベルで純国産すれば,1970年代の設計のF-16を上回るものが出来てもおかしくはない.
ただ,エンジン技術の蓄積と,超音速風洞の不足で純国産にしたらしたでかなりの苦難の道が・・・.
また,個々の要素の技術者の実感としては「日本だけでOK」なんだろうけど,戦闘機設計の経験値が少ない日本が,個々の要素を総合的にまとめる点では,まだまだ当時の日本の航空産業未熟だったと思われる.
そもそもエンジンは輸入という声は当初からあったし・・・.
しかも,その時アメリカはATF(後のYF-22とYF-23)の開発計画を進めてたことを忘れてはならない.
もし仮にFSX(F-2)と同じ頃アメリカの戦闘機メーカーに
「いくら金掛かってもいいからアメリカの戦闘機設計技術で作れる最高峰のものを開発してくれ」
と丸投げしたら,(アメリカ議会が最先端技術を他国の以来品に惜しげもなく使うことを許せば,だが)F-2をはるかに凌ぐ性能のものが出来あがっただろう.
ともあれ,要求されるものが「対艦ミサイル4発積んで行動半径450浬」という時点で,どのみち偏頗な戦闘機になるのは間違いない.
まあ,次のF-3に期待だな.
F-2で培った技術は無駄にはなってないはず.
それまで日本が苦手だった要素技術と,それらをまとめ合わせる統合技術は,F-2の開発で格段の進歩を遂げたはず.
次のF-3こそは純国産で……と望みをかける価値はあるはず.
軍事板
【質問】
石原慎太郎氏の「宣戦布告 『NO』といえる日本経済」に,国産支援戦闘機FSXの設計プランを出したら,アメリカがその性能に驚き,圧力をかけて無理やり共同開発にした,と書いてあったのですが,本当でしょうか?
で,共同開発したFSXはすごいものになったんでしょうか?(初心者改)
【回答】
国産FSXとして計画されていたものがどの程度の性能であったかは分かりません.それなりの水準に達していたことは確かでしょうが(また,そう望みますが),正確なところは実機もできていないし,分からない,ということです.
アメリカが圧力をかけてきた理由は,日本の航空機産業の発展と軍事力の増大を警戒する対日強硬派が中心となって計画を潰しにかかったということのようです.詳細は「ニッポンFSXを撃て」(手嶋竜一著 新潮社文庫)を御覧ください.
この圧力をはね返せなかったのは,エンジンを人質に取られたのが,大きな要因の一つです.
日本は当時(今もですが),戦闘機用の高性能なターボ・ファン・エンジンを自主開発出来ませんでした.
戦闘機の性能の5割方はエンジンの性能で決まってしまいますが,アメリカがエンジンを売らないと言えば,フランスから買うか,自主開発するしか無くなります.
そうすると,大幅な性能低下を覚悟せねばならなくなる訳でして(仏機が米機の後塵を拝してきたのには,エンジンに足を引っ張られて来た面があります).
石原慎太郎はFSXが政治問題化していた当時,「エンジンも含め,純国産でアメリカのあらゆる戦闘機の能力を超越した艦載機FNXを日本は開発できる!すべし!」と述べていました.
その当時,日本にそのようなエンジン開発能力がなかったことは他氏が指摘されている通りです.
また,艦載機(空母で運用可能な機体)の開発にはそれなりのノウハウが必要であり,ノウハウのない日本が即席で作り上げることができるようなものではありません.
結論を言えば,石原慎太郎のFSX発言は,事実を調査せずに願望のみから出ているでまかせ発言ばかりです.全てが嘘であると言っても過言ではありません.
共同開発したFSX(支援戦闘機F-2)についてですが,当初の計画通り完成していれば,一流の戦闘爆撃機機になったのですが,残念ながら,手放しで一流と評価出来る物には成り切れていません.
まあ,部品は優秀な物を作れるが,全体を纏め上げるシステムが不得手と言うか,経験不足と言うか,日本人の欠点が出た感じです.
<現在指摘されている,F-2の問題点>
1,レーダJ/APG-1の問題
・探知範囲が20nm程度しかなく設計の1/3程度
・探知したターゲットもいきなりレーダから消える事がある
・ターゲットにロックオンするものの急激な機動をするとロックが外れる
下の2つの問題解決のため改修は行われたものの,能力は相当低下したとの事.
大幅な改修が行われるのは予算がついたとしても5年後以降になる可能性が高い.
現在のところ,原因としてはピトー管とレーダの干渉,プログラムのバグ,根本的な設計ミスなどが挙げられているが,詳細は不明.原因の可能性として僚機のレーダと干渉が原因との見方もある.
2,搭載可能な中距離空対空ミサイルの問題
短距離の空対空ミサイルに関してはAIM-9およびAAM-3の搭載が可能で問題はないが,中距離空対空ミサイルはAIM-7F(AIM-7Mを搭載してもAIM-7F相当でしか使用できない)のみである.
アクティブホーミングミサイルであるAAM-4やAMRAAM等の搭載は不可能であり,20年以上前のAIM-7F相当しか使用できない.
平成15年度からAAM-4およびAAM-5の搭載を可能にするための研究が始まる予定.
3,機体強度の問題
開発中に発覚した主翼の強度不足の問題は,設計変更により量産機では解決されているとのこと.
金属による補強を行ったのは試作機のみであり,量産機で使われている新設計の主翼には金属補強はされていないとの事.
また試作機も量産機仕様と同じ主翼に換装されている.
その他にも細かいところで様々な強度不足の問題が出た(とはいっても細かいトラブルは機体開発にはつきものですが…)
水平尾翼・垂直尾翼の強度不足,バフェットなどにより特定の形態で低高度を飛行する際に機体を破壊する可能性のある負荷がかかることが判明.機体制御プログラムの書き換えにより,その特定の形態で,特定の高度を飛行する際機体を破壊する負荷がかからないよう改善した.
【質問】
F-2はレーダの性能不足により,アラート待機は日の出から日没までに限定する事を検討された,というのは本当か?
【回答】
2004年3月19日から第3飛行隊がF-2による対領空侵犯措置任務の警戒待機につきました.
この時点で日の出から日没までと言う時間帯を限定したと言う報道及び発表は無く,また北空司令官によるORI(戦闘能力点検)を終えており,時間帯制限の問題は確認されていません.
むしろ現在では夜間での低空侵攻能力を高めるためのFLIRのインテグレーションも始まっています.
【参考文献類】○Mitsubishi F-2
http://www10.plala.or.jp/strgzr/aircraft/f2/f2.html
2004年3月19日から,第3飛行隊がF-2による対領空侵犯措置任務の警戒待機につきました.
約1年間にわたる錬成訓練を経て,平成16年2月に北空司令官によるORI(戦闘能力点検)を終え,対領空侵犯措置任務が付与されたとのこと.
○航空ファン2004年12月号
後に強度不足や搭載レーダーなどに問題が生じたが,同団(飛行開発実験団)など関係組織の努力により,諸問題を克服している
○J-Wing2007年2月号
ナイトフライトへ向かうF-2戦闘機の写真が.
○youtube
画質は悪いですが,↓のMADの1分20秒〜30秒辺りに夜間に離陸するF-2の映像があります.
http://www.youtube.com/watch?v=KkFRbDE1pOM
やはり具体的かつ信頼のおける資料が無い以上,アラートが昼間限定と言う説には無理があると思われます.
【質問】
今朝の産経新聞の記事『やばいぞ日本』でF-2について書かれていたのですが,色々疑問に思ったので,ここで質問させてください.
記事を要約すると
1. F-2は対艦ミサイルを4基搭載すると主翼が大きく振動する欠陥が治っていない
2. それを中国軍幹部にも知られている
3. F-2は支援戦闘機ではなく迎撃戦闘機として使用(運用?)されている
4. F-2はF-15Kには戦闘力で劣るので竹島の制空権は失った
5. F-2は支援戦闘機として完成までにはあと60年かかる
以上の5点はどれも正しいことなんでしょうか?
“やばいぞ日本” 中国軍に知られたF2の欠陥…失敗認めぬ“官僚風土”
産経新聞,2007/7/14
「F2の弱点は隠しても無駄だ.中国軍幹部にも知られているんでね」
航空自衛隊元幹部が重い口を開いた.
F2は総額3700億円以上を投じ,米国の戦闘機F16を土台に日本の誇る先端技術を取り込んだ「日米共同開発」の産物だ.
1990年に開発を始め,対地・対艦用の支援戦闘機として設計されたが,対艦ミサイル四基を搭載すると主翼が大きく振動する欠陥が直らない.
支援戦闘機としては失格でも,爆弾を積まなければ自由自在に舞うことはできるとの理由で,迎撃用戦闘機用 として航空自衛隊三沢基地などに配備されている.
しかし,戦闘能力についても
「F2は韓国のF15Kに劣る.竹島の制空権は失った」
と空の勇者たちは嘆く.
2004年当時,石破茂防衛庁長官は
「国民に説明できないものは買わない」
と調達打ち切りを言明した.
防衛省は当初予定141機だった総調達計画数を最終的に94機まで削減し,今年度を最後に購入は終了する.
だが,いまなお「失敗」を認めようとしない.
防衛省技術研究本部の秋山義孝事業監理部長は
「航空幕僚からのより高度な要求を満足させるため,今でも改良を重ねている.失敗だとは思っていない」
と強調すれば,航空幕僚幹部は
「置かれている条件からすれば妥当な成果を出せた」
と慎重に言葉を選ぶ.
F2の悲劇はミスを取り繕うことから始まった.
1990年代,防衛庁とメーカーの技術陣は「ニュー零戦」の野望に燃えていた.
日本の技術である炭素繊維複合材を主翼に採用する挑戦が始まった.
ところが強度不足で,所定の超音速で飛行すると主翼が付け根からはがれてしまう.設計が悪かったのだ.
軍事板
【回答】
1 開発が難航したのは事実だし,量産化後も不具合が次々発覚して,そのたび改修されている(新型機はみんなそうだけど).
機動制限はあるが.
2 1は公開情報なので,当然中国軍の情報担当者は知ってるだろう.
普通に当時の新聞に出てるので,知らない方が不思議.
3 第3航空団の任務には対領空侵犯措置も含まれている,F-4EJ改やF-1と同様,F-2もアラート任務に(も)就いている.
といってもスクランブルに使われてるだけ.
イギリスではホーク練習機ですらスクランブルしてる.
4 仮に空自戦力が三沢のF-2しか残されていないなら,戦闘能力以前に作戦半径的に竹島上空でのCAPは困難だねぇ.
でも,それはF-15Kのほうが深刻な問題だし,小松,新田原,築城にはF-15も居るよ.
5 意味不明..すでに実戦配備されている.
もっとも,この先F-4EJ改のように,時代に応じた改修を重ねて機体寿命の限界までこき使われれば,最終形が完成するのは60年後かもね.
それって,超傑作機であるって意味だけど.
なお,産経は特亜の脅威を煽る傾向があるので注意を要す.
軍事板
※ この項,今後も回答文増強予定.
【質問】
F-2はASM-1/2を4発搭載可能なはずであるが,試験飛行が専門の岐阜では4発積んだ姿が目撃されているが,実戦部隊のある三沢では,ASM-1/2を4発積んだ目撃例が皆無.
練習はすべて2発積んだ状態で行なわれている.
4発搭載には何らかの問題があるのでは?
【回答】
517号機(三沢),519号機(三沢→築城)等がASM-2を4発搭載して飛行しているのが確認されています.
常に最大負荷で連日訓練すれば少なからず寿命にも影響するでしょうし.
いずれにせよこれをもって何か問題が有ると判断するのは早計では.
以下,ソース.
○TAC Photography
http://www.tac-photo.com/top.htm
より
517号機,519号機
http://www.tac-photo.com/photo/f2-3sq-001.jpg
http://www.tac-photo.com/photo/f2-3sq-003.jpg
○F−2戦闘機と飛行機に関する情報
http://www.f2-supporter.net/
より,築城基地配備の519号機
http://www.f2-supporter.net/F2info/F2A/pict/F2A_pict_519_05.jpg
○軍事研究2006年10月号別冊 新兵器最前線2 「空自F-Xとスーパーマルチ戦闘機」 より
12ページにASM-2を4発搭載し飛行中の洋上迷彩F-2の写真
(型番は判別不明.一緒に映っているもう一機は521号機なので三沢所属と思われる)
なお,平成15年度からAAM-4およびAAM-5の搭載を可能にするための研究が始まる予定.
アクティブ・電波・ホーミングミサイル搭載に関する研究が進行中.
http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/15/jizen/youshi/10.pdf
http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/15/jizen/honbun/10.pdf
平成20年度に試射を予定.
ASM4発と600gal増槽を積んだいわゆるFS形態だと重量は20トン超.
これだと"着陸"重量を余裕でオーバーしちゃって,離陸直後にトラブった場合は色々と投棄せざるを得ないので,通常の訓練時は積まんのではねーかしら?,というのがFSスレッドで出ていた.
そら,平時じゃ増槽落っことしただけでも大量の書類書かされるし,訓練弾だってシーカーは本物で高いしで,そんなリスク抱えて飛びたくは無いだろうなぁ.
あと何時だかの「ASM4本と増槽2本抱いて水平旋回するF-2」の映像
http://www.youtube.com/watch?v=v5l3eDoyqLA
【質問】
F-16の利点ってコストパフォーマンスのはずなのに,何で空自はわざわざF16を改造してF2なんて馬鹿高いものを調達したのですか?
F2揃えるくらいなら,より高性能のF-15をもっとたくさん揃えられるんじゃないでしょうか?
【回答】
役割が違う.F-2は支援戦闘機で,迎撃任務の他に対艦ミサイルによる攻撃が可能なことが求められる.
F-15Jは基本的に単能戦闘機なので,いくら揃えてもF-1やF-2の代わりにはならない,
F-15CやEなら対地攻撃能力はあるが,対艦ミサイルを積めないので,改修費用でそれなりに価格は上がるだろう.
また,FSX開発の目的は,新鋭支援(攻撃)機の入手の他に,国内航空産業の育成と言う目的も有りましたので,既にで勝手知ったるF-15の改造機より,F-16を改良した方が得られる物が多い,との判断でした.
実際,FSX計画の最終段階ではF-15改造案ってのも有ったが,コンフォーマルタンク付けてFCSを弄るだけでOKなので,「技術水準の向上に繋がらない」って理由で却下.
尚,価格の件ですが,F-15Eがアメリカ空軍に納品されている80億円という価格で日本が購入出来る訳ではありません.FSX選定時に日本に提示されていた価格は,約150億円との事.F-2よりも高いです.
【質問】
F-2は,なんでF-16を素材に選んだんでしょう?
F-16以外を基にすることは考えてなかったんでしょうか?
【回答】
日米共同開発するとした時点での母機の候補は,F-15・F-16・F/A-18でした.
民間側(日本メーカー側)での調査報告ではF/A-18を母機として適当としていましたが,最終的にF-16が選定された理由は,コスト(F-15改造に比べ)と改造範囲が広く日本の技術を多く盛り込めるとの事でした(まあ苦労を金出して買ったとも言えなくも有りません).
また,F-15が選ばれなかった理由にはライセンス生産である程度技術蓄積があるからと判断した為.航空技術を蓄積する為に敢えてF-16を選んだとも.
F/A-18は比較的小型で双発である,と言う以外では空力的素質が悪く(抵抗が多い),防衛庁の航空族や空自幹部に嫌われていた,と言う面も有ります.
F/A-18はE/Fに成っても,エンジンのパワーアップで何とか誤魔化している状態で,改造しても思うように航続距離は伸びず,加速性能もダメダメなのは,この素質の為です.
ひるがえって,離陸してすぐ音速近くまで加速出来るF-2はその点優秀と言えるでしょう.
【質問】
F2の調達が中途で終わってしまいましたが,そもそも性能要求はSAM4発運用と作戦行動半径の2点だったと思うのですが,当時はF16のCFT仕様という発想がなかったのでしょうか?
まぁ政治的判断なんでしょうけど.
【回答】
あったよ.実際アメリカ側,というかメーカー側から提案もされてる.
でもその時は
「F−16は小型過ぎてどう改修してもダメだ」
という扱いだった.
まぁ,これは日本側が
「できれば国産で.完全でなくとも設計は国産のオリジナルで.
アメリカ機をベースにするにしても機種選定と設計は何とか日本主導で」
という事にこだわってたせいでもあるけど.
結果,「アメリカのF−16を,日本側の要求に従って,日米共同で改修設計」というところに落ち着く.

【質問】
FSXのベース選定時に,F/A-18は候補には挙がらなかったのでしょうか?
住宅密集地の上を飛ぶことが日常化している空自の機体である以上,エンジン・ストール時のことも考えると,単発機より双発機のほうがよいように思ったのですが,素人考えでしょうか?
【回答】
上がりましたが,作戦行動範囲が最大の弱点とされた様でした.
双発の利点も当然検討されました.
F-16改とすることが選ばれた時には,「スターファイター・ウィドー」の逸話(F-104戦闘機が,西ドイツで多くの事故を起こし,パイロットの未亡人を生んだが,米国でそのような事は起きて無いので,西ドイツで行われている爆撃訓練が原因と言われ,単発のジェット戦闘機を爆撃に使うと事故を多発すると言う話が広まった.実際は,米国が徹底調査した結果,ドイツパイロットがミスをした結果と判明.爆撃高度が低すぎるとか,機種転換訓練をしなかったとか.それらの改善で終息したそうな.とっぺんぱらりのぷう)を引っ張りだす阿呆もおりました.
【質問】
F-2支援戦闘機調達中止の理由に,レーダーの性能不足が指摘されています.
地上試験やC-1での性能試験での結果は上々だったと聞き,小型の機体に積む際の他のシステムとの擦り合わせに問題があるのではないかと思うのですが,F-4やF-15でのレーダー搭載試験は行われたのでしょうか?
【回答】
F−4やF−15にJ/APG−1を積むと言うことは,換装作業と言うことになります.つまりF−4なりF−15なりの機体側と,J/APG−1自体に設計変更が必要になります.
そしてその結果がどうあれ,F−2にそのままこの「F−4またはF−15搭載仕様のJ/APG−1」を載せることは出来ません.
従って,F−2に搭載するための予備試験としては全く無意味です.
大型のC−1であればF−2に搭載するのと同じ状態のままJ/APG−1を搭載して試験することが可能ですので,予備試験として意味を持ちます.
こう書くと,
「F−4もF−15も,F−2よりは太い機首を持っているからF−2用をそのまま載せられるのでは?」
と思うかもしれませんが,戦闘機のレーダー換装はそんな楽な作業ではありません.
(TFR ◆ItgMVQehA6)
【質問】
支援戦闘機=腐っても攻撃機だろう?
ASM−2の運用母機に徹するという見上げた割切り方(税金の無駄使い)にせよ,何にせよ,21世紀の軍用機にステルス性は必須.
「見つからずに敵を征圧する」というこの一言を実現する為に,無数の貴重な人命と機体が,超低空をはいつくばって失われてきたんだから.
F−2の就役(ほんとにするのか?)とほぼ時を同じくするF−22ラプターが,戦闘機でありながら最優先でステルスを考慮しているのに,攻撃機がこれでいいのか?
【回答】
それは考え方の違いですね.
ラプターは長距離侵攻もそのミッションに含まれています.
当然犠牲にされているものがありますね?
犠牲にされているものがあるが為のステルス性の付与です.
F2はASM-2の発射母機です.ASM-2の射程はどの程度でしょう?
その発射高度は?(シースキマーである事は知っていますよね?)
確かにステルス性の付与はあったほうが良いでしょうね.
が,その装備重量に対する効果はどの程度なのでしょう?数%?
攻撃機はVulnerabilityは最大限に考慮されるべきでしょうが,ステルス性を付与するまでの必要性はどの程度あるでしょう?
重量を増やしてまでです.
【質問】
三菱F-2に発生した不具合と,不具合解決までの経緯をご教授ください.
【回答】
ざっと調べたところ,この辺りでしょうか.
http://www10.plala.or.jp/strgzr/aircraft/f2/f2.html
これまでの問題点
・低空高速でのロール時に,水平尾翼と後胴部が設計荷重を超過しないよう,飛行制御プログラムが改修されたため,一部の飛行領域でロール・レートの低下があった.
・シミュレーション試験によって,一部の搭載形態では高迎角時に不安定な運動が発生する可能性が判明したため,これを防止する飛行制御プログラムを設定.この措置で,一部の飛行領域でロール・レートの低下があった.
・翼下,胴下のドロップタンクの燃料搭載量が多い場合,低高度高速での急激なロール時に,設計荷重を上回る荷重が機体にかかる可能性が判明.このため,ドロップタンク燃料搭載量に若干の制限が生じていた.
改善策
・飛行制御プログラムを調整して,ロール・レートの低下を防ぎつつ,上記問題を改善できる見込みを得た.
・胴下ドロップタンクについては,地上強度試験で設計荷重を拡大した.
http://www.wdic.org/?word=F-2+%3AMILI
・主翼下に対艦ミサイルを装着した場合,想定よりも低い速度域でフラッターが発生する発生する可能性
・抵抗度を遷音速で飛行中に180度左旋回を行なったところ,垂直尾翼に予測以上の負荷が観測
・特定条件下における横転性能の改善の必要性,補助翼付け根部付近など主翼の一部強度不足
・垂直尾翼へと荷重超過,発電機の過電圧検査センサーの誤作動,予備発電機内の故障など
APAR関連の記述もありますね
レーダー関連は詳しい人におまかせします.
【質問】
XF-2B一号機のことで質問.
昔の写真と最近の写真を見比べると垂直尾翼後方が短くなっていますが,他の三機の試作機は今も昔も同じ状態なのに,何故この機だけはこんなことになっているのでしょうか?
ttp://www.f2-supporter.net/F2info/F2B/pict/F2B_pict_101_02.jpg
http://www.f2-supporter.net/F2info/F2B/pict/F2B_pict_101_42.jpg
【回答】
F-2試作3号機はスピンテストに用いられたため,スピン回復用のドラッグシュートを取り付ける必要がありました.
空力や重心位置を大きく変えてしまってはテストの意味がないため,制動用ドラッグシュートが普段入っている部分が切り落とされ,そこにスピン回復用ドラッグシュートのケースが取り付けられました.
ttp://hotnyan.web.infoseek.co.jp/hama014-031116v3403-07up1.jpg
名無しAPG●◆yvNqrnvsYY
【珍説】
『教えて!山田先生 -短期集中軍事講座-第1回』
〔略〕
しかし,このF2にも現状では「専守防衛の縛り」がきいています.
F2はアメリカのF16(航続距離4,000km)を改良した戦闘機ですが,航続距離をF16の約半分(2,000km)にしています.
つまり,F2は少しの改良で対地攻撃ができるので,航続距離を短くすることで,それをできないようにしているのです.
〔略〕
【事実】
そんなの初耳だよ,ティーチャー.
「航続距離をF16の約半分(2,000km)にしています.」なんて事実は存在しません.
山田先生,一体どんな資料を読んだのですか・・・?
護憲派の皆にこんな嘘を教えてしまったら,護憲派にとって凄く損です.
F-2の航続距離はF-16に劣るなんて事はありません.
これは明確な間違いです.間違いを全くしない人間などこの世には居ませんが,これは信じられないミスです.
少なくとも,素人相手に軍事学講座を開く人間が行って良いレベルでは,ありません.
・・・この部分が書かれた周辺の内容も間違いが多いですが,突っ込みを入れる気力が涌きません.
連載第1回目からこれでは,先が思いやられます.
これって,編集部に教えて上げるべきなのでしょうか・・・・.
信じられない事に今現在,検索で「F-16 航続距離」「F-2
航続距離」と入れてみると,「教えて!山田先生」がトップに来るんですよ.あまりにも拙い状況です.
【質問】
>F-2はF-16よりも一回り大きく重たいが,改良されたインテイクによって
>その加速性はF-16を上回る〜
みたいな話がありますが,これはどうなんでしょうか?
F-16とF-2は現実にインテイクの形状が違いますし,その後,戻す気配がない所を見ると,加速性どうこうとは別で,何かしらの恩恵があると思うのですが.
F-16よりも,より低空を飛ぶための処置とかそういう感じなんでしょうか?
ナッシュ平蔵
【回答】
ソースがウィキなんでアレなのですが,J/APG-1搭載に伴う,機首のレーダードームが大型化した事が発端だったとかで.
LM社は“そのままでOK”と言ったのですが,日本側は“改設計の要有り”で,独自に改善案を送り,LM社に審査してもらって採用されたとの事.
結果,効率が良くなったのかは,薮の中ですが.
新所沢の三等兵◆Uk
◆◆◆対地攻撃関連
◆◆◆ヘリコプター
【質問】
「離島での自衛隊の活躍(ヘリによる急患の移送業務等)については,それを報道しないと言うマスコミ各社の協定がある」というのは本当か?
【回答】
明文化された協定は存在しない.
事実,離島地域では自衛隊機による急患輸送活動は,普通に報道されとる.
しかし,離島でない地域ではニュース価値が薄いので報道されない.
共同通信を例にとると,ニュースは報道価値によって
@全国
A東(西)日本
Bブロック(全国を8ブロックに分けている)
C県域(当該都道府県とその近隣県)
の4ランクに分類して配信している
自衛隊機の通常の急患輸送活動は当然Cだ.
おまいの家の隣に救急車が来ても,いちいち記事にしないのと同じこと.
軍事板
一方,「暗黙のルールがあった」という話もあります.
琉球朝日放送記者のブログ(元記事が削除されているようなのでネットアーカイブより)によれば,
沖縄戦の悲惨な歴史から県内には未だに自衛隊に対する複雑な県民感情があることは確かです.
我々マスコミ内でも「自衛隊の宣伝につながるような報道は自粛する」という暗黙のルールがあり,私が自衛隊の航空機に乗ってこの取材をするに当たっても局内外からやるべきではないと言う干渉があったことも事実です.
しかし,紛うことなく離島に住む人々の命を支えている101飛行隊には諸々のイデオロギーを越えてエールを送りたいと思います.隊員の皆様,急患空輸飛行6千回お疲れさまでした.
沖縄という土地柄ゆえかもしれませんが,こんな話もある(あった?)ようで.
【珍説】
冷戦の遺物 値段は青天井陸自戦闘ヘリ来年度はいくら?
来年度防衛予算の概算要求で,陸上自衛隊のAH-64D闘ヘリコプターがいくらになるか注目されている.
年々価格が高騰し,本年度予算では1機約105億円と「世界一高い戦闘機」といわれたF2支援戦闘機(約120億円)に肉薄したからだ.
「何機もの戦闘ヘリが必要なのか」との声も庁内で浮上している.
【事実】
またあてにならない記事が発見されました.
「概算要求読め」ってとこですか(笑)
結果は1機75億円でした.
30億円の差は何なのでしょうか.
新聞の情報ソースを確認したいが,元記事はすでにないんですわ・・・
陸自ヘリ一機216億円 『世界一高い戦闘機』の倍近く 来年度概算要求
中日新聞,2007/11/27
高額なことで知られる陸上自衛隊のAH-64D戦闘ヘリコプターが,来年度防衛予算の概算要求で一機を216億円という超高価格で購入されることが分かった.
「世界一高い戦闘機」といわれたF2支援戦闘機(約120億円)より高い.
しかも防衛省は,2009年度を最後にAH64Dの調達を断念するため,調達開始からわずか八年で代替機を選定し直すという失態を演じることになる.
[/quote]
すいません.いつの間にこんな話し出てました?
自分,最近は軍事関連の情報見てなかったんで,初めて見てびっくりなわけですが.
【回答】
60 機調達するつもりで,設備投資額を 60
で割って 1 機ずつに上乗せする形の値付けをしたけれど,
13 機で打ち切りになっちゃったから, 残り
47 機で回収するはずだったものが回収できなくなって,
仕方なく最後にドカッと載せたせいで値段がつり上がった――
――って話じゃなくて ?
井上@Kojii.net in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
私のところでも,そのネタが振られてました.
まぁ〔元の記事は,〕東京新聞の名物男が書いた記事ですし.
陸自ヘリ一機216億円 『世界一高い戦闘機』の倍近く 来年度概算要求
東京新聞,2007/11/27
来年度の概算要求では,機体価格そのものは一機八十三億円.調達は現行の中期防衛力整備計画(〇五−〇九年度)で断念するため,富士重工業の設備投資などの経費四百億円を〇八,〇九年度で調達する三機の価格に分割して上乗せする.
一機あたり百三十三億円の追加となり,結局,来年度は一機二百十六億円もの高価格になる.
[/quote]
見出しは恣意的ですね.
200億円を超えたのは,設備費と違約金の支払いがあるからです.
1機あたりの価格ではないはずで,しかも残りの3機の予算請求で全て纏めて予算を要求したからそうなるのであって,設備費自体は13機全てに必要なものですし.
まず,もともと60機導入する予定が13機で終わったので,ライセンス生産の違約金が発生しています.
設備投資費はアメリカで生産中止になったことに対するものです.
つまりそれらの金額は全て13機に振りかかるものであり,予算上で最後の3機に上乗せした価格をもって,「1機あたりの価格」とするのは間違いです.
1機あたりの価格を計算したいのなら13機で割ってください.
つまり,216億円は機体の単価ではないのに,記事タイトルは読者をミスリードするもの.
半田滋記者は相変わらず,卑怯な印象操作をしています.
【珍説】
対戦車機動攻撃力で見ると,戦車の数こそ日本が上回っているが,攻撃ヘリコプターは英国の3分の1しかない.
太田述正著『防衛庁再生宣言』(日本評論社,2001/7/5),p.38
なお,同書によれば兵器機材の数字は「ミリタリー・バランス 2000/2001」からのものだとのこと.
【事実】
上記主張は,
・英軍については,本来,攻撃ヘリとは言えない輸送ヘリや観測ヘリまで合算した数字
・陸自についてはコブラだけの数
を比較したための錯誤に過ぎない.
***
英陸軍の攻撃ヘリの数は,TOW搭載可能なものの兵員輸送用にも使われるリンクスや観測用のガゼルを全部ひっくるめた数字ですな.
それに対して陸自はコブラだけの数を比較している.
1999年発行の英雑誌Air Force Monthly別冊
"NATO Air Power"のUKの部分によれば,攻撃ヘリとしても使われるリンクスは124機に過ぎず,269機がどこから来ているのか不明です.
ガゼル162機を足せばその数に近づきますが,これは意味がありません.
なお2000年7月の同誌記事によると,記事執筆時点で英軍に引き渡されているアパッチはわずか9機.うち飛行隊配備はたったの4機です.
2001年の「英軍の攻撃ヘリ」にアパッチはせいぜい1個飛行隊10機ていどしか入れられません.
当時の英軍攻撃専用ヘリはたったこれだけです.
リンクスというのは本来汎用ヘリです.正確には武装ヘリというと思います.
攻撃ヘリ並にTOWを搭載してもスペック的に同じでも,実戦的な強さという意味では攻撃ヘリの方が圧倒的に上です.
そういう武装へりと攻撃ヘリを単純比較というのは??という感じがします.
この文章の中で日本の攻撃ヘリの数が少ないという記述がありますが,世界中でアメリカ,ロシアを除いた場合,AH1Sを90機装備してるのは決して少なくなく先進国レベルでは平均的な数だと思います.
この人によると,英国の攻撃ヘリ269機,とのこと.
手元の『戦闘機年間2005-2006 イカロス出版』をあたって内訳を見てみる.
アパッチAH1(AH64D) 67機(予定)
リンクスAH7 89機
ガゼルAH1 120機
計 276機
端数は違うが,だいたいこんなところを想定してるんでしょう.
ここでマズイのは,ガゼルAH1を戦闘ヘリとして計上してること.
英国陸軍に納入されたタイプのガゼルAH1は,ATM運用能力を持たず,武装はロケット弾と機関砲のみ.
そのため,現在は偵察・観測ヘリとして運用されており,通常は兵装を搭載していない.
すると,攻撃ヘリといえるのは,156機.(これは調達予定の67機を含んでの数字)
引き渡されたアパッチは,まだそれほど多くないので,戦闘ヘリの合計は100〜120機程度だろう.
では自衛隊の攻撃・観測ヘリを見てみる.
アパッチAH-64D 若干(60機調達予定)※
コブラAH-1S 86機程度
計 150機(調達予定を含む)
加えて (観測ヘリ)
OH-6D 145機
0H-1 25機(対空攻撃能力を有する)
戦闘ヘリは,調達予定を含め150機.アパッチは2002年に8機が予算化されているが,調達は進んでいない.
実質,戦闘ヘリは90機と見てよい.
これは英国と比べて,大幅に劣るとはいえない.
また,観測ヘリの数は英国よりもずっと多い(機数で比べれば40%多い)
極東の名無し三等兵 in 軍事板常見問題mixi支隊
『ミリタリー・バランス 2000-01』コピって来ましたよ.
〔略〕
攻撃ヘリの所は
英:ATTACK HEL 269(249):144 SA-341,110[Lynx]
AH-1/-7/-9
日:ATTACK HEL some 90 AH-1S
この辺は自称弟子の言う基準で選別されてるんでしょ.
因みにOH-6はTPT HEL(多分輸送ヘリ)に分類され数はsome
160です.
かっこの注は英陸軍のEQUIPMENTの後に
Figures in() were reported to CFE on 1 Jan
2000
って書いてある.CFEってなんだ?<無知
Posted by 122 at 2007年06月14日 03:17:12
> CFEってなんだ?
欧州通常戦力の略のようです.
「英次郎」って便利ですね.
CFE
【略-3】 =Conventional Forces in Europe
欧州通常戦力{おうしゅう つうじょう せんりょく}
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年06月14日
03:28:58
御教示下さった諸氏に感謝.
http://www.state.gov/www/global/arms/treaties/cfe.html
コレっすね.
ヘリコの定義は機械翻訳通した限りでは,ミリ原のと似てるけど,「specialized
attack helicopters and multi-purpose attack
helicopters」に分類できる,とある.
前者が攻撃特化ヘリ(AH-1とか),後者が他目的攻撃ヘリ(リンクス+TOWとか)ってことかな.
となれば英国の報告をめっけて,前者と後者の違いが分かればいいのか...
Posted by 122 at 2007年06月14日 05:04:46
英軍の提出したレポートは見つかりませんでしたが,この条約に於いて,どのヘリがどのジャンルに入るか解説したページがありますた
http://www.dod.mil/acq/acic/treaties/cfe/protocols/exist_equip.htm
これによると,
(A) Specialised Attack Helicopters:
A-129 Mangusta Mi-24
AH-1 Cobra
AH-64 Apache
Mi-24
(B) Multi-Purpose Attack Helicopters:
A-109 Hirundo IAR-316
Alouette III Mi-8/Mi-17
BO-105/PAH-1
Fennec AS 550 C-2
Gazelle
Lynx
Mi-8
OH-58 Kiowa/AB-206/CH-136
Scout
Wessex
という事になります.
で,下の方に
Subject to the provisions in Section I, paragraphs
4 and 5 of the Protocol on Helicopter Recategorisation,
all models or versions of an existing type
of multi-purpose attack helicopter listed
above shall be deemed to be multi-purpose
attack helicopters of that type.
(グーグル先生訳:セクションIの準備,ヘリコプターRecategorisationの議定書のパラグラフ4そして5,既存のタイプの上でリストされている多目的攻撃用ヘリコプターのすべてのモデルまたは版に応じてそのタイプの多目的攻撃用ヘリコプターであると考えられる)
とあるので,実戦運用意図の有無・タイプを問わず,これに該当するのは攻撃ヘリ呼ばわりされる,ような気がします(制限条約の取りきめである以上,枠から逃さないためにも,これは当然の措置か).
#真っ当な訳と,このページの信頼性調査が必要ですが・・・.
つまり,太田君はこの条約上では別個の存在であるものを比較している,ということに.
Posted by 122 at 2007年06月14日 06:15:24
OH-6が入らないのは当時OH-6が米軍特殊戦部隊にだけ少数機だけ配備されており,かつヨーロッパ諸国には配備されていないために,CFE条約の定義対象になっていないから,でしょうな.
それなりの数配備されていたら当然入るでしょう.
OH-6武装型は対戦車型も含め運用している国はたくさんあるからね.
典型的なお役所統計で,実態を必ずしも示しているわけではないという良くあるパターン.
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年06月14日
13:33:23
>このページの信頼性調査
dod.milドメイン,つまり米国防総省のページだから信頼性はこの上ない.
武装型が派生型としてある機種は全部multi-purpose
attack helicopterと見なす,ということだな.
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年06月14日
13:37:06
以上,「週刊オブイェクト」コメント欄,2007/6/11付より
【質問】
しきしま型に乗せているヘリには防弾処理はしてあるけれど,武装はしていないと書かれてあったのを見ましたが,最近,物騒になりつつあるし,武装も必要になってくるだろうから,巡視船に乗せれるサイズの武装ヘリ,たとえばコブラとかを載せる予定はないのですか?
つーか,なぜ丸腰?
【回答】
それなら,現用のスーパーピューマに固定武装持たせたほうがまし(それも現行法では無理だが)
海上保安庁の航空機は一般の民間機と同じ制限を現状の航空法と航空局によって課せられているので,固定武装の搭載はできません.
そのため,工作船事件直後にあった海保の航空機武装化計画はすべて頓挫しています.
しきしまの船内には,搭載高速艇の銃座に積むための12.7mmM2があるので,
「M2積もうぜ!」
って話も出たが,航空局関係で潰された.
銃座据付改造がアウトだったらしい.
(火工品を搭載したり,リペリング降下したりすること自体,航空局には気に入らないようだ.
たとえばフランスのタレス社とオランダのフォッカー社で改造を実施しカナダで試験運用を終えたガルフストリームVも,武器なんて積んでないのに,航空局が認可渋ったせいで戦力化が数ヶ月遅れた.
よって,SST輸送用に導入されるEC225も,対MANPADS用のフレア発射装置が積めるかどうかは流動的)
今は手持ちの同じ口径のライフル(笑)で我慢しているらしい(乗員が持参するならセーフのため).
USCGはテロ・密輸対策として,HH-68ヘリにM60機関銃とRC-50対物ライフルを搭載しています.
また,多分,ヘリに乗るような部隊(SST,特警隊)は89式に更新しおわっとる.
実際,去年のC-TEXKOBE'05演習ではスーパーピューマから,特警隊員と思しき海上保安官2名が89式でエアカバーしてた.
軍事板
【質問】
航空局はなんでそんな渋りまくってるのん?
【回答】
許認可権限持ってる役所はどこでもそんなもん.
特に,同じ省内で予算取り合う仲となれば,足を引っ張りたくもなる.
ちなみに航空局は,気象庁とも仲が悪い.
「ひまわり」が正式呼称ではなく愛称になったのもそのため.
以前,管制官がニアミスするような指示を出した言い訳が
「突然,海上保安庁の航空機が来たから」
だった時は,さすがにブチ切れそうになったが・・・
まぁ,海保機も滑走路のど真ん中で立ち往生したこともあるし,文句は言えないがな(笑)
軍事板
◆◆◆◆防空
【質問】
高射特科といえば,空自の高射群とよくこんがらがります.
装備で言えばペトリオットは高射群で,ホークが高射特科ですよね?
【回答】
日本ではその通りです.
アメリカでは両方とも陸軍が扱っています.
【質問】
昔,日本国内に地対空ミサイルや防空レーダーが配備されるのを反対した人達が居たと聞きましたが,詳細を教えてもらえますでしょうか?
【回答】
長沼ナイキ訴訟でgoogle検索すると,ある程度,情報がつかめると思いますけどね.
関与したプロ市民たちの言は,対空ミサイルは有事の際の第1目標となるから平和的に暮らす権利を奪うというものだったですかね.
んでもって,そもそもが自衛隊が違憲状態にあると.
で,ミサイル基地の建設のため,建設予定地の保安林(森林法により保全されるべき森林)の解除はけしからんと.
しかも,ナイキには戦術核弾頭の搭載能力があったからさあ大変.
一気に反対闘争は広まって,最終的には訴訟沙汰になりましたとさ.
【質問】
陸自の高射特科群と空自の高射群の違いについて教えてください.
【回答】
私が陸自に居た時代は空自の装備はナイキでした.中・短距離をホークが担当し,長距離をナイキが担当していました.
本来は両方とも陸自が運用するのが筋だと思うのですが,恐らく上層部のやり取りで陸自と空自の棲み分けが行われたのではと思います.
ペトリオットは,ナイキとホークの様に射程別に器材を揃えるよりは,1機種で対応した方が,あらゆる意味で効率的なところから開発されたミサイルです.
思惑通り性能的には優秀なのですが,値段があまりにも高くなってしまい,アメリカ陸軍でさえ,老朽化の著しかったナイキの後継として導入するにとどまり,ホークの置き換えは断念したと聞いています.
日本でも同じようにナイキはペトリで置き換えましたが,ホークは改良型を導入するにとどまりました.
で,陸自の高射特科群と空自の高射群ですが,基本的には同じと言って差し支えないと思います.
元になったのがアメリカ陸軍の高射大隊ですので.
基本的には空自は器材を固定しての運用(首都圏防空など)で,陸自は機動部隊として器材を移動させて重要拠点や味方部隊への支援を行います.
ただ,陸自の高射特科群でも任務部隊が存在していて,それらは器材を固定運用する事もあります.
陸自の93式近距離地対空誘導弾
(画像提供:「へぼ担当」 in mixi支隊)



【質問】
地上攻撃を行なう戦闘機,爆撃機,攻撃ヘリが高射特科の攻撃対象なんでしょうか?
MD(ミサイル防衛)は高射特科の対象外なんですか?
【回答】
戦闘機と爆撃機がメインターゲットになります.ヘリに対しては『攻撃可能かもしれない』と言ったレベルです.(^^;
MDへの対処は,限りなく不可能に近いと思います.
特に弾道ミサイルには手が出ないでしょう.対レーダーミサイルや巡航ミサイルであれば迎撃可能です.
ちなみにホークの欠点には致命的なものがあり,それを何とかしなければならないと防衛庁は言いたいのだと思います.
ホークの欠点は
・超低空目標の捕捉,迎撃が難しい
・同時に2目標しか対処できない
・ECM(敵レーダーによる電子的撹乱・妨害)に弱い
・レーダーなど器材が多く整備が大変
・陣地の撤収,移動,再展開に時間が掛かりすぎる
ですから.
ただ,中SAM(中距離地対空誘導弾)でも,弾道ミサイルの迎撃は難しいと思われます.
もしかしたら,ペトリのパック3程度の期待は出来るかも知れませんが.」
【質問】
朝霞の広報センターで87式自走高射機関砲というのを見てきたのですが,アレの使い道……というか,有用性というのが,いまいち理解できません.
遠距離からミサイル撃ってきそうな攻撃ヘリとか,高空,高速で飛んでる現代の戦闘機に,レーダーで追尾すると言っても通用するものなのでしょうか?
【回答】
基本的にあの手の高射機関砲は,それ「だけ」で対空戦闘を行うものじゃない.
他の対空装備と組み合わせて,高空から低空までカバーすることになる.
第四次中東戦争では,地対空誘導弾を避けて低空飛行するイスラエル軍機をエジプト軍の高射機関砲が撃ちまくって相当な損害を与えている.
(ちょっと戦例としては古いか?)
ただ最近のイラク戦争でも,イラク軍の防空網のど真ん中に突っ込んだアパッチが,集中射撃を食ってぼろぼろにされたりしてるんで,あながち無意味ではないと思う.
しかし,やはり射程距離が短すぎる,というのを問題視する向きはあって,それをカバーするため,地対空誘導弾と高射機関砲を組み合わせた兵器なんかを開発してる国はある.
日本はやってないが.
軍事板
◆◆◆◆輸送機
◆◆◆◆その他の機材
【質問】
ATD-Xって何ですか?
【回答】
先進技術実証機は,新しく開発された技術が実用に耐えるかどうかを実証するために作られる実験機です.
アメリカで言うところのXナンバーに該当します.
以下引用.
先進技術実証機,平成18年度から着手の見通し
技本/空幕,将来戦闘機適用技術の研究一環
防衛庁技術研究本部は,航空幕僚監部の要求に基づき「先進技術実証機」の研究を次期中期防衛力整備計画(平成17〜21年度)期間内の平成18年度から着手する方針を固めた模様である.
先進技術実証機の研究は,将来の小型航空機に適用される機体形状,アフターバーナー付ターボファン・エンジン,アビオニクスの各先進技術のシステム・インテグレーションを図り,その成立性,有効性を実飛行環境下で実証することにより,将来の小型航空機システムの実現に関する技術資料の取得を目的としている.
技術研究本部はこの飛行実証のために,有人の実証機を試作することにしたもので,研究試作の予算総額は約560億円強と見込まれている.
先進技術実証機の機体はステルス性と高運動空力技術を兼ね備えた形状となる模様である.
さらに,機体規模は,推力偏向(TVC)機構を装着した推力5トン級の実証エンジン(XF5−1)改修型を2基搭載し,離陸重量は約8トンになる見通しである.
また,機体形状,TVC偏向機構に関しては,実証機の要素研究「高運動飛行制御システムの研究試作」の成果が反映されることになる.
この高運動飛行制御システムとは,現在の航空機設計で鍵となる操縦制御システムとエンジンの推力制御システムを統合(IFPC:Integrated Flight Propulsion Control)させ,機体の機動性を従前よりさらに向上させることを狙ったもので,エンジンと飛行の制御統合技術を適用することにしている.
同研究は,技術研究本部の指導の下,三菱重工業をプライムに,川崎重工業,富士重工業,石川島播磨重工業各社の技術者が参加した設計チームで平成12年度から続けられてきたもので,
17年度予算が最終予算となり,今後は,地上試験等でその成果を確認することになっている.
現在の研究スケジュールでは,平成18年度に研究を開始し,23年度に初飛行を実施することにしている.
初飛行後は,まず高運動ステルスおよびエンジンに装着したパドルによる推力偏向の飛行実証を実施し,その後,先進アビオニクス等を搭載した飛行実証に移行するものと見られている.
また,これら一連の所内試験(飛行試験)を通じて,技術的な課題である各先進技術のシステム・インテグレーションはもちろん,低被観測性技術,攻撃/回避能力向上技術,脆弱性改善技術といった生存性の向上等の確認を行うものと見られている.
【質問】
日本の政府専用機は航空自衛隊が運用しているそうですが,政府専用機には武装した自衛隊員の人が警備要員として乗っているのですか?
それとも,武器だけが装備されていて,有事の際は乗務員の人達がそれで戦うのでしょうか?
【回答】
基本的に,民間旅客機に首相が乗るのと同じだよ.
自衛隊は政府専用機を管理してるだけだからね・・・
あれが空自に入ったのは,別に空自の戦闘能力に期待したんじゃあなくって,ああいった大型機を運用できる省庁として空自が適当だろうってこと以上の意味はないと思うんだが?
別に,社会保険庁が運用に適するならそうしただろうし,海上保安庁が持っても別に何の不都合もないし.
緑装薬4◆8R14yKD1/k
幻想というか思い込みが強すぎ.
警備責任は警察にあるだろうし,有事って何だよ.
【質問】
政府専用機が着陸したときに旗が立ってましたけど,あれって飛んでる時どうしてるんですか?
【回答】
機内に収容してあります.
ちなみに旗を立てる時は手動.
【珍説】
P3C対潜哨戒機──これはロッキード事件のもとになった飛行機ですが,これはよく飛んでいます.
〔略〕
日本はこれを約100機持っているんです.
〔略〕
アメリカの同盟国では日本が一番持っているんです.持っているですが,今や使うところが無いんです.
ロシアの潜水艦も,どこの潜水艦もそんなにたくさん活動していませんので,こんなにたくさん持っていてどうするのか.
しかもこれは,たくさんあるなら一旦どこかにしまっておけばいいんじゃないかと思いますが,そういうわけには行かないんです.
兵器というのは,常にメンテナンスをしていないと,使えなくなっちゃうんです.
先ほど船のことを言いましたが,飛行機もそうなんです.10年ぶりに使う飛行機なんか,危なくて使えないわけです(笑い).
ですから,少なくても毎日点検して,飛ばさないと駄目なんです.こんなにたくさん持っていてどうするの,という状態になっています.
これは冷戦時代の遺物なんです.
【事実】
山田教授は余剰のP-3Cがモスボール保存されている事を知らないんですよ.
それどころかモスボール技術そのものを知らず,「余ったP-3Cは使わないでしまって置けばいいのに.でも兵器は10年も使っていないと動かなくなる」と頓珍漢な発言をしています.
〔略〕
海上自衛隊のP-3Cは余剰20機をモスボール保存しており,現在稼動しているのは80機となっています.
勿論,モスボール保存しているP-3Cは10年どころか30年だろうと保存可能です.
また,先だっての中国原潜の領海侵犯に対しても,P-3Cは活躍していますね.
周辺国のうち,中国もロシアも北韓も潜水艦が海軍の主力であり,日露関係はともかく,日中関係や日朝関係は冷戦時代と大差ないのですから,P-3Cを冷戦の遺物とは言えないでしょう.
機数が過大だとする指摘は,真っ当な軍事専門家からも上がってはいますけどね.
(それゆえモスボールされた機体があるわけで)
【質問】
少し前に日本版コブラとしてエアボスっていう航空機が注目されましたが,映像見たとき,なんで今どきプロペラ?と思ったんですが.燃費とか安定性とかが良いのかな?
あと,フジの解説者が,
「コブラって言うのは噛み付くような迫力のある機体で〜北にとっては脅威なんですね」
みたいなこと言ってましたが,赤外線探知するからコブラなんですよね?
【回答】
まず,「日本版コブラ」っていうのは,アメリカに弾道ミサイル追尾用の偵察機(空中給油輸送機の改造機)があって,そのニックネームが「コブラ・ボール」だから.
ちなみに正式名称はRC−135S.
「コブラボール」の名の由来は「コブラの目」.
”鋭い視線””震え上がるような視線””何者も逃さない目”というような意味.
で,EP−3C改「エアボス」がプロペラ機(正確に言うならターボプロップ機.プロペラはついてるけどジェット機の1種)なのは,元々は対潜哨戒機だから.
元の機体が開発された時は,低速で低空で飛ぶ時の飛行性能が良くて燃費が良く,長距離長時間飛行する事に適したターボ(ジェット)エンジンが無かったので,プロペラで飛行するターボプロップ式を採用した.
【質問】
E-2Cってまだ現役で通用するの?
【回答】
足は短いけど,E-2CのPDSもなかなか使えるとのことです.
この前の台湾海峡危機では,E-2Cも沖縄方面に行っていた.
またYS-11Eが半島近くまで飛ぶ時にはE-2Cが一緒に飛んで,周囲を警戒するとのこと.
が,FLA-1が,空自の運用隊の人から凄く評判が悪い.
彼らは,漁船探知機と言っている.
なかなか面白いパッシブセンサーなんだけどな.
EMSの開発は難しい,もっと人手をくれ.
【質問】
外洋で離着水出来る能力を持った飛行艇を運用してる国(軍隊)は日本(海上自衛隊)だけですか? また,なんでそんな能力が必要なんですか?
【回答】
ロシアと中国を忘れるなんてかんしゃく起こりますね!
それはさておき,海上での救難は現在ではヘリで十分行えますし,哨戒用としても特にメリットがないのはPS-1の運用でよく分かったことですから.
いざというとき要救助者のいる海面に降りることのできる飛行艇と,真上でホバリングできるヘリの利点は一長一短.
本当の荒天ならヘリも飛行艇も飛行不能になる.
ヘリでカバーしきれないほど広大な領海に島が点在して,四発の大型飛行艇を運用するほどの国力を持った国は日本くらいしかない.
他に先進国で島国と言うとイギリス位だし,そのイギリスは日本ほど島が散らばってはいないし.東南アジアとかオセアニアに運用する金のある国があれば欲しがるんでないかな.
アメリカやカナダなんかでは森林火災時の消火活動に双発の消防飛行艇を活用しているが,これは「適当な湖に着水してそこの水を吸い上げたら火災現場に投下」と言う運用なので,US−1のような救難飛行艇とはやや性格が異なる.
逆にUS−1を消防飛行艇にする方は,海外への売り込みで提案して実機を使った投水試験もやっているけど,機体が大きすぎて
「興味はあるけど導入するには負担が大きいなぁ」と言う反応らしい.
余談だが,こんな使い方をされた救難飛行艇がある.
前大戦末期,原爆輸送という極秘任務で航行中の米重巡洋艦インディアナポリスが,我が伊58の夜間雷撃を受け,救助を乞う無電を発することもできずに撃沈されたとき,無数の鮫が棲息する夜の海に1,000名に近い乗組員が夜の海に投げ出された.
日の出とともに鮫が群がり始めた.
陸の見えない海の真ん中を固まって漂う乗組員たちの周りで,ひとたび悲痛な叫び声が上がると,あちこちから悲鳴や警戒の叫びが聞こえ始め,日没まで途切れることがなかった.
鮫の大群の襲撃は5日間続いた.
5日目に,米海軍の哨戒機が大勢の漂流者を偶然発見して海軍に通報し,確認のために1機の飛行艇が現場海面に派遣された.
飛行艇の機長は,大勢の漂流者に取りすがられて離水できなくなることを懸念した司令部により,あらかじめ着水を禁じられていたが,漂流者たちが鮫の襲撃を受けているのを見た機長は,無線で司令部に状況を報告した後,独断で着水.1人でも多くの漂流者を機上に上げるため,両翼のエンジンを切り離して機体を軽くし,56人の漂流者を機上に収容したあと,急派された艦に救助されるまで一緒に漂流した.
【質問】
日本だとアメリカの指導でミサイルに固形燃料詰めなかったと聞きますけど,ホントですか?
【回答】
何処で聞いた話でしょう? 基本的に日本のミサイルの燃料は固体です.
液体燃料なのは,ターボジェットを使うASM-2/ASM-1C/SSM-1Bくらいです.
日本で戦後最初に開発されたロケットは,東大生産技術研究所のペンシルロケットで固体ですよ.
その後も,むしろ液体はICBMに繋がると言う理由(当時の初期型弾道弾はみな液体燃料だった)もあり,
東大宇宙研は衛星打ち上げまで全段固体でやってます.(その後NASDAが液体ロケット開発を行う)
軍事板
▼ 〔ただし,上記の話の元ネタらしい話はあります.〕
ここ数日,『昭和のロケット屋さん』(ロフトブックス編,エクスナレッジ,2007.12)と言う本を読んでいました.
この本は,笹本祐一,松浦晋也,あさりよしとおと言う人達が集って行っていた,ロケットまつり@ロフトプラスワンの集大成みたいな本なのですが,メインの語りが,東大生産技術研究所の技官として固体ロケットの打上に携わった林紀幸さんと,富士精密→プリンス自動車→日産自動車でロケットの設計に携わった垣見恒男さんの二人です.
この本の後の方,「ロケットの黒歴史」と言うセクションがあって,此処に「新橋会」と言うのが出て来ます.
「新橋会」の主たるメンバーは防衛庁とその関係メーカー(三菱重工,川崎重工,富士重工とか日産自動車とか)で,当初は防衛庁の特命で,中国が人工衛星を打ち上げるのはいつ頃になるかと言う評価をしていたそうです.
後,三菱重工のOBからの又聞きとして書かれていますが,当時(中国の衛星打ち上げの頃だから1970年頃か?),三菱重工ではICBMの設計も行っていたとか.
ラムダロケットの時は,固体ロケットの誘導を行うと米国がミサイル技術の開発か,と,とても神経を尖らせて,結局誘導制御は行われなかった.
また,M-3S-2と言うロケットでは,ICBMに転用出来ると言うので,米国が日本に対し,全ての資料を出せと言われたそうな.
それだけの性能をM-3S-2は持っている,と.
…なんてこと書くと,核ミサイルを今すぐ開発しろ,と言う人が喜んじゃうかな?
そう言った部分は扨置いて,最初の方は日本のロケット開発創世記の話から,システム論に至るまで幅広い分野を扱っているので,中々面白い本でありました.
眠い人 ◆gQikaJHtf2 in mixi
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【質問】
自衛隊のAAMって,ベースになった物に比べて優れた点はありますか?
【回答】
雑誌ベースの情報ですが,AAM-1,AAM-2はベースとなった初期型サイドワインダー,ファルコン(どちらも自衛隊に導入された物)に比べ,少々の改善を施した物.
AAM-3は当時導入されていたAIM-9L/Mに対ししかなりオリジナルで,二波長シーカー等妨害排除に留意した物.
AAM-4(弾体はスパローベースと言えなくも無い),AAM-5はほぼ完全オリジナルなミサイルだそうです.
性能はスペック上は,同時代のAIM-120,AIM-9Lに比べ(交戦エンベロープ等)上回る事を謳っていますが,
ミサイルってのは実戦で使ってみない事には評価は下せないので,まあ未知数という事で.
軍事板
【質問】
各基地に配備されているT−4は,どんなときに使用するのでしょうか?
偉い人が出張する際,自分で操縦して飛んで行くのでしょうか?
【回答】
それも皆無ではないだろうが,基本的には偉い人が飛行時間を稼いだり,僻地のサイトに空から挨拶する時に使う.
自衛隊板
青文字:加筆改修部分
防大の指導官やってて,卒業式の朝に4大隊と5大隊の隊舎の間を高度50mくらいですりぬけていった奴がいたそうだが・・・
卒業する学生には
「朝○時に隊舎の前に集合しとけ」
と言い残してな.
その後,そのPは回転翼に転向したそうだが(笑)
緑装薬4 ◆8R14yKD1/k in 自衛隊板
青文字:加筆改修部分
▼>防大の指導官やってて,卒業式の朝に4大隊と5大隊の隊舎の間
今では4号舎と5号舎の間のことですね.
現在新しい学生舎に建て替えられているので,事情は違うかもしれません…
クローム・ツァハル in mixi,2008年09月09日22:51
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