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「ワレYouTube発見セリ」:JSGDF MBT Type90, Yakima
「ワレYouTube発見セリ」:【いまさら感】Japan MBT type90 【Tank PV】
【質問】
現在,陸上自衛隊の普通科は全て自動車化されているのですか?
【回答】
編制の詳細は外部からは分からないのですが,軽装甲機動車が毎年結構な数,調達されているのは事実です.これが何を代替しているのか,新規装備なのかは不明です.
たとえば,高機動車という装甲をまとっていないジープのような車両が一応あるし,さらには輸送隊というのもあるので.
ここから記憶頼り.
たしかPANZERの先月号にて自衛隊の編制について触れている記事があり,そこで各普通科連隊ごとに1個中隊を軽装甲機動車で自動車化する取り組みが進んでいる,と紹介していたように思います.
【質問】
自衛隊の車両が駐車時にかならずタイヤ1輪前後に輪止めをしてますが,坂道や大型車両でしたら判るのですが,通常の駐車場で普通車等にしてるのは,ナゼでしょうか?
【回答】
車両を管理するものとしての当然の処置だと思います.
特に公務員ですから,駐車中の暴走事故なんてあってはなりませんからね.
そのことでマスコミから叩かれやすいという側面もありますが,ほとんどのバス会社等も駐車中の輪止めは徹底されています.(自衛隊板)
常時やることによって,坂道等でし忘れることを防ぐ意味もあります.しつけ事項ですね.
演習で疲れ切ってると,よく忘れるのだ.(剣恒光
in 自衛隊板 ◆YR1Hskt.M他)
【質問】
陸上自衛隊では,どれぐらいで自動車免許取れますか?
【回答】
普通は大型自動車免許を直に取りますが,普通車免許のみを取る人も居ます.
何を取るか,どれぐらいの期間居れば,取らせてもらえるかは,部隊や配置によって違いますので,一概には居えません.
(剣恒光 ◆yl213OWCWU in 自衛隊板)
自衛隊の場合,普免より先に大型を取りに行かされます.
県の公認を受けた自動車教習所がある駐屯地での教育となります.
免無しの人は外の教習所同様に学科と実技を学んで,最後に免許センターでの試験を経て晴れて免許取得とあいなります.
免有り人は学科は復習程度にして実技がメインとなります.
ただ,自教も定員に枠が有りますので,順番待ちになることは多々有ります.
それが待てなかったり,2輪の免許が欲しいという人などは,課業外(仕事が終わってから)外の教習所に通って自腹で免許を取得してたりもします.
【質問】
幹部自衛官は特技ないから操縦の資格ないし,操縦しなくていい部署につくと言い張る人がいたのですが,幹部自衛官が操縦したらなにかに違反なんですか?
【回答】
補職面で見ればDrは「操縦手」.
そんでもって通常,多くの部隊では補職「小銃手」でも「特技を持っていますから,場合によっては操縦手もできます.」ってことで運行指令書の操縦手欄に名前を書くことが出来る.
これは曹士の話.
一方,幹部の場合はその補職に「操縦手をやることを想定していない」わけ.
(幹部の役目はあくまで指揮・監督だから,個々のガテン系の仕事はやらない)
だから通常は「幹部は操縦しない」となる.
だけど地本の所長とか,「職務上の必要性」で運転する場面がある補職の場合は教習所等で「技能証明」を付ける等の処置で「運転に必要な技能を有する」と見なして運行指令書等をパスしているのだね.
ドカン・オオカミ◆s6tJH5.VuA in 自衛隊板
【質問】
73式トラック等のバンパーに書いてある部隊の表記について教えてください.
【回答】
うまい説明をしているサイトが見つかりませんので,基本的なことを説明しておきます。
「(連隊/群/大隊)−(中隊)」を表すのが一般的です。
「7高特ー5」は「第7高射特科連隊第5中隊」
http://www.military-powers.com/tanks/jsdf07/jsdf07_no-006.jpg
「10普ー重迫」は「第10普通科連隊重迫撃砲中隊」
http://www.military-powers.com/tanks/jsdf07/jsdf07_no-007.jpg
「11後支ー補」は「第11後方支援連隊補給隊」
http://www.military-powers.com/tanks/jsdf07/military-powers_jsdf07_no-022.jpg
と,こんな感じです。
変形としては・・・
「2特ー1−2」が「第2特科連隊第1大隊第2中隊」のように間に大隊が入るもの
http://www15.tok2.com/home/lttom/military-powers_jgsdf/75-155/75-155-p1/military-powers_75-155sph-004.jpg
「2偵」が「第2偵察隊」のように師団や方面の直轄部隊は単名の標記になります。
http://www.military-powers.com/tanks/jsdf07/military-powers_jsdf07_no-019.jpg
(「5旅ー付」が「第5旅団司令部付隊」のような場合もありますが・・・)
(http://www.military-powers.com/tanks/jsdf07/military-powers_jsdf07_no-036.jpg)
(ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)
73式中型トラック(新型)(撮影:へぼ担当)

【質問】
自衛隊車両はなぜエアコンを装備しないのですか?
また,ハッチを閉めた夏場の車内温度はどの位になるのでしょうか?
【回答】
エアコンを装備するとその分値段が高くなるし,エアコン機器用のスペースも必要になります.
燃費も落ちますね.
そういうデメリットを買ってまで,装備する必要性はないと考えられているということです.
開発時に,
「どうせ北海道でしか使わないんだから夏だってエアコン無しでも大丈夫だろ」
という意見があったとかなんとか.
真夏の昼下がりでハッチを閉め切ったら(開け放しても大して変わりませんが…),大体最高で35℃くらいでしょうか.湿度高いので不快指数があれですが・・・.
勿論,乗車してから時間経過と共に温度は上がっていきます.車内に入った最初は陽が遮られてる分涼しいんですけどね・・・.
北海道だともっと涼しいのかも.行った事ないので解りませんが….
ちなみに74式もエアコンはありませんが,大体同じくらいでした.
悲惨なのは61式.変速機が乗員区画にあるので,変速機の出す熱がモロに伝わってきます.真夏の昼の真っ盛りだと,61式の車内は40℃以上は楽にあったんじゃないかと・・・.
九州の方の部隊では乗車してて熱中症で人が倒れたことが何度もあったと聞いています.
【質問】
自衛隊で車両整備をやりたいのですが.
【回答】
実際の整備をやりたいの?
じゃ、自衛隊わやめれ(笑)
自衛隊の整備わ・・・
幹部:人のやりくりと、予算(部品等)のぶんどり合戦、ハンコ押し
曹士:整備段階区分に応じた「予防整備」のやり方と手の抜き方覚える
だけだからな(笑)
修理? んなもん、「業者にお任せ」ですぐに高段階整備に指定されとるよ。
ま、せいぜいオイルの注ぎ口のキャップを交換するのが「整備員」の仕事だわな。
やめとけ,やめとけ。
【質問】
自動車整備が出来る職種はなんでしょうか?
又,整備が出来る階級を教えて下さい.
【回答】
陸上自衛隊の場合は「武器科」が担当.
ただし,自動車整備だけでなく兵器の整備なんかもするので,武器科なら誰でも自動車関係になるとは言えない.
陸士でも整備に従事するが,どちらかというとアシスタント的(勿論,新隊員後期教育では整備の勉強はする)
一人前の整備士としては,より専門教育を受け経験も積んだ3曹以上かと.
【質問】
陸上自衛隊戦闘車両でも,廃車になった車両からの「使い回し」があるのでしょうか?
【回答】
あります.
正規では故障箇所を部品交換する場合は,野整備部隊が補給部隊へ部品請求し送られてきた物(もしくはストックとして持っていた物)を取り付けるようにします.
しかし,至急に動くようにしなければならない場合や,部品の補給の目処が立たない場合は,応急の策として廃車等から部品取りするのは一般的です.
ドカン・オオカミ◆s6tJH5.VuA
【質問】
無反動砲搭載のジープが戦車に対抗するのは厳しいそうですが、現在陸自が装備している無反動砲搭載ジープは,どのような目標に対抗することを予定しているのでしょうか?
これまでてっきり対戦車兵器だと思っていました。
無反動砲搭載ジープは歩兵支援兵器で、敵歩兵や歩兵の陣地に打ち込むためのものでしょうか?
【回答】
73式トラックに60式105ミリ無反動砲をのっけたのはありましたが,古い時代の装備です.
・105ミリ無反動砲では威力的に最近の戦車にはまず歯が立たない
・発射時の白煙でとても目立つ。一発撃ったら即陣地転換。
・命中精度と射程の問題もある。
ということで、現在では対戦車攻撃は実質的に戦車と重砲、あと対戦車ミサイルの役割です。
(高軌道車にATMをのっけたやつなどもありますが、もちろんこれだけで敵を正面から迎え撃つわけではありません)
これらのため無反動砲は、IFVなどそれほど強固ではない装甲車両、トラックなど非装甲車両、敵の陣地などを攻撃するのに使われるでしょう。
敵も味方も、戦車だけで戦争は出来ないので、できるだけ自分で狙えるところを狙うのです。
弱いところを狙うのは戦争の基本なので。
【質問】
他国のマネが多い陸自装備品の中,「92式地雷原処理車」は日本オリジナルと聞きました.
えぇ?と思ったのですが、確かに他の国では見かけません.
本当に日本オリジナルなのですか?
【回答】
92式のように,ロケット弾に爆薬索を付けたものを飛ばして地雷原を開削する,という装備は世界中にある.
ただ,それは通常は地上にロケット発射器を設置して使ったり,APCに発射器をオプション搭載して使うのが一般的.
更に,普通はそういう「装甲工兵車両」を作るなら,他の機能(ブルドーザーとしても使えるとか色々)を兼務させるのが普通で,「地雷原開削用のロケット弾発射機を搭載してるだけ」というものは希.
軍事板
ちなみに,「発射器を載せたそれ専用の車両」「地雷原開削用のロケット弾発射機を搭載してるだけ」の車両としては,他には中国のGSL111
425mm除雷車
http://junshi.daqi.com/bbs/00/1031058.html
や,スロバキアのBMP-SVO除雷車がある.
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:92式地雷原処理車
自衛隊の資料「92式地雷原処理車・整備実施規定」

【質問】
普通科にはクレーン車とかないの?
【回答】
自分の普通科の陸士の時の体験では,ありません.
4年に一度の大演習の,中隊での運搬物の積載の時の事です.
直径1m長さ7mとかの巨大な丸太をトラックに積載するのですが,
みんな人力で(つまり集団で担いで)乗せて降ろしました.
重いモノでは,10人ぐらいで担いで. それも,モノが多いので一人あたり5本以上は運んでいた.
工事現場での交通誘導のバイトの経験では,これより軽いものでも
ユニック(クレーン付きトラックの商標だが,キャタピラ同様一般名詞になってる)等を使うのが普通(ユンボに付いているフックを使う事もあり).
人力で乗せたり降ろしたりするのは疲れる,時間がかかる,
ちょっとミスったら即労災なんで,こういった事は止めて,施設科あたりからユニックとかを借りて作業するように
してほしいと思いました,
「ドーザー(というよりユンボ)も穴掘りだけでなく,クレーンとして使える」
から,資材置き場の近くにあったユンボでもクレーンの代わりになる,と.
小さいカマボコ形状の板の掩蔽物とかは軽くて,重いのはこのこの巨大丸太
ぐらいでした.移動性から,実用になるのか疑問です(駐屯地内で使うなら兎も角).
キルロイ by mail
なお,細かい事ですが,ユンボのフックでクレーンのような事をする場合,下記条文による規制があります.
労働安全衛生規則第百六十四条(主たる用途以外の使用の制限)
事業者は,車両系建設機械を,パワー・ショベルによる荷のつり上げ,クラムシェルによる労働者の昇降等当該車両系建設機械の主たる用途以外の用途に使用してはならない.
(以下省略)
なお,この規則は労働基準法上の事業主と労働者に対してのものであり,国家公務員には適用されません.
ご参考になれば幸いです.
陸自普通科の皆さん垂涎のクレーン装備車(笑) 撮影:へぼ担当



【質問】
なぜ陸自じゃパジェロをジープ呼ばわりしてるの?
【回答】
車体設計の老朽化が進んだ旧73式を,制式名称を変更せずに中の人をパジェロに切り替えた,と聞きました.
したがって,制式名称は「73式小型トラック」.
ですから書類上はあくまでジープとなっているようです.
ちなみに,そのことでの一番の利点は冷房と自動変速機が標準装備になった点だとか.
三等自営業◆LiXVy0DO8s(青文字)他
展示品説明の陸自の方に質問してみたのですが,「イラク派遣部隊の物」には冷房が付いているかどうかまでは,分からないそうです.
ただ,
「ほとんど新車を持って行ったため,多分『特別仕様』として付いている(←そうでないと辛いですし,正直,自分は勘弁願いたい.との言)と思いますが」
とのことでした.
なお,空自クウェート派遣部隊での体験談では,現地は「暑い」ではなく,冗談ではなく熱風でやけどしそうなぐらい「熱い」ため,
「冷房がなければ脱水症状で死にそうな思いをする」
とは,某空自派遣隊員の言.
高機動車は以前写真をアップしたとおり,自動変速機は標準装備(というより手動変速機(マニュアル)の設定がないとのこと)です.
また,大型トラックも普通科使用レベルの物なら,最近の新車はほとんど自動変速機仕様とのことです.
(例外は無いとは言いきれないが,少なくとも某所の普通科では記憶にないとのこと)
評判も聞いてみましたが,自動変速機だからと言って,必要なら任意の変速段に固定して使用すれば良いだけで,悪路での走破性や整備性などに,今のところ特段の不具合はないとのこと.
むしろ,運転が大変容易になり,特に渋滞時や無線を使用する場合には大変助かっており,一度その便利さを味わってしまうともう戻れないため,是非リプレースをこのまま続けて欲しいとのこと.
そして,願わくば梅雨時の安全運行――湿気による窓ガラスの曇りが気になるそうです――のため冷房も欲しい.
しかし,冷房ありの「パジェロ」に偉いさんが全て乗ってるならともかく,そこまで完全にリプレースが進んでいないのに,下の自分達だけが涼んでいるのは気が引けるため,そこまで贅沢は言えない,と,どこまでも謙虚でした.
陸自仕様のパジェロ(撮影:へぼ担当)



◆◆◆◆◆戦車関連
【質問】
なぜ自衛隊は
特車→戦車
と名前を戻したのでしょう?
「支援戦闘機」や「護衛艦」は変わってないのに.
【回答】
特車は警察用語だから「警察予備隊」では使っていたというだけ。
同様に護衛艦も,「海上警備隊」時代は「警備船」という呼称だった。
後に
警備船→警備艦→護衛艦
の順で改名。
だが「特車」という名前だと,「特科車両」つまり砲兵科の所属みたいで紛らわしいから元に戻した.
あと,警察も装甲車を持つようになり,警察の装甲車も「特型警備車」略して「特車」というようになったので,「警察用語のようで紛らわしい(=警察と同じ用語は嫌だ)」という理由もあった.
その際,「『戦』はまずいだろ」ってんで「甲型重装甲車」とか「対戦車装甲車」とかいった,訳の解らない名称も候補に上がっていた.
ただ,管区隊も師団に直してるし、よほど警察用語が嫌だったのかもしれない。
ついでに言うと61式戦車は開発時は「新型特車」と呼ばれており,開発コードの「STA」も「Shingata Tokusha」と「Shingata Tank」をかけた頭文字になっている.
【質問】
こんな狭い島国でしかも山がちなのに,どうして戦車なんて保有してるんでしょうか? 専守防衛だから使う事態そのものがありませんし,使う事態を無理矢理想定しても
・50トンしかなくて,世界の同世代戦車に比べて装甲がずっと薄い
・自動装填装置が故障ばっかりする
防衛産業が自衛隊に押し付けた装備なんでしょうか?
仮に陸上自衛隊が戦うことになるなら,ヘリや車輪式の装甲車みたいな機動力の高い兵器のほうが,役に立つと思います.
だって,戦車はそもそも時代遅れの兵器だと思うんです.海の上からはとっくに戦艦は姿を消したじゃあありませんか.
【回答】
装甲が薄いって言っても,側面や後部の装甲が薄いのは普通.正面は充分厚い.
装填装置が故障ってのは初期の話.今では直ってる.それに初弾命中率はスゲー高いので安心しろ.
防衛産業は儲からない.政治との付き合いでかろうじて作ってるって面もある.
ヘリは常に空に居るわけにはいかない.装甲車は敵軍と正面切った殴り合いに耐えられない.
戦車を持っていない先進国の軍隊があるかね?
それに,相手の榴弾砲の破片にどう対処する?
如何に重武装させたとは言え,榴弾砲がボンボコ撃ち込まれている中を歩兵が動く事は不可能だ.
これはヘリも同様.榴弾砲の破片に耐えられる兵員輸送用ヘリなんてモノは目下存在しない.
故に,前線で榴弾砲を撃ち込まれている中では,戦車や装甲車は必須となる.
また,歩兵は意外と機動力が低い.まともにデカイ塹壕を掘られると,それを超えるのに非常に苦労する.
ヘリでの機動中なら塹壕は関係無いが,ヘリを降りてしまったらただの歩兵.塹壕があるたびにヘリを乗り降りする訳にも行かない.
ヘリボーンはランディング・ゾーン確保も難しい.降着予定地域に狙撃兵が一人隠れているだけで,損害続出.
さらに,ヘリの場合は整備に大きな負担がかかることも無視出来ない.戦車や装甲車なら前線でパワー・パック交換も可能だが,ヘリではそんな事したら故障しかねない.
車の場合も,榴弾砲については基本的にヘリと同様.また,塹壕に対しては,車ではどうしようもない.
(初心者質問スレッド)
それに加えて,戦車と言うのは、部品、弾薬、燃料等、多大な整備及び補給を必要とします。
戦車は対戦車専用だと言うサヨクの意見を取り上げたしても、日本が戦車を保有している以上、敵はこの理論に則れば,必ず戦車を揚陸させなければなりません。
そして揚陸した以上、機甲戦力を維持するための兵站を確保しなければなりません。
つまりそれだけ、侵攻してくる敵の後方支援に圧迫を加える事が出来るのです。
半端じゃないですよ・・・・戦車の消費量は。
それに野戦であろうと市街地であろうと、戦闘の原理・原則は変わりません。
他の職種に比して高度な指揮・通信能力を持ち、高い機動力と強靭な防護力、そして強力な火力による衝撃力を以って敵を圧倒・撃破できるのは、現在のところ戦車部隊しかないのです。
現場の立場から言わせて貰えば、〔戦車の大幅削減を唱える〕民主党の政策は、素人が民間療法で病院を運営するようなものです。
(LEO in 「週刊オブイェクト」コメント欄,2005/2/2)
【質問】
哨戒網をくぐり抜けた潜航艇から揚陸した,「シルミド」に出ていたような部隊が,発電施設やら通信や鉄道などの都市基盤の破壊工作を行う、というのを想像しても,ああいう場面でも戦車の活躍って思いつかないのですが.
北韓潜水艇がが韓国に事故で進入してしまった事件でも、韓国側で結構な損害がでましたよね。。。
まわりが砂漠の国なんかと比べて、どうも心配の種がいっぱいです。
【回答】
どうも戦争映画のせいか,「戦車は大平原で戦うもの」というイメージが一人歩きしているようです。
「平野がほとんどない日本に戦車は不要→将来大陸を侵略するために保有している」
などと妄想をふくらませている人も,自分のまわりにいます(笑)。
戦車は対戦車専用兵器などではなく,対塹壕戦、対機甲戦闘攻撃にも防御にも使える使い勝手の良い兵器なのです。
・ロシア戦車など、搭載弾の7割がHE弾です.対戦車専用ならAPFSDSだけ積みます.
起伏が多く狭隘な地形での戦車の有効性としては,朝鮮動乱と言う格好の事例があります
北韓の突進とUSの反攻,どちらも戦車無しでは成り立ちません
ガタルカナル、レイテ、サイパンや硫黄島と言う事例もありますけど,あまり出したくない.
数年前にトルコ軍がクルド人掃討の為にイラク北部へ侵入した際、レオパルト1戦車を含む部隊を送りこみました。山岳でのゲリコマに、です。
そして,戦車の有用性はここでも証明されています.
何も、浸透してきた武装ゲリラが戦車に対して面と向かって勝負を挑んで来なくてもいいのです。
戦車は人間が装備できるセンサよりも優れたものを装備しています。
それだけでも,ゲリラに「迂闊に動けば発見される」と思わせ、行動を抑制させることができます。
要所要所に戦車を配置させておけば、そこが山がちな場所であっても,ゲリラが重要拠点を攻撃することも、その地域から脱出することも格段に難しくします。
このように、何も戦車は前面に出て戦うだけが任務ではないのです。敵に戦車が存在することでプレッシャーを与え、その行動を抑圧することも重要な任務なのです。
装甲車でもその任務を代替可能に見えるかも知れませんが、強靭な装甲と絶大な破壊力を持つ戦車だからこそ、大きなプレッシャーを敵に与えることができるのです。
【質問】
民主党のマニフェスト
[1] 陸上自衛隊の削減
[2] テロなどに対処する特殊部隊導入強化
[3] 予備自衛官の拡充
[4] 機甲師団の廃止,戦車,火砲の20%縮減
[5] 陸海空3自衛隊の統合運用強化
[6] 軍事技術のハイテク化・IT化
[7] ミサイル防衛力の向上
―などを5年以内に実現することをめざします.
はどうでしょう?
【回答】
[1][4]以外は真っ当というか,当然過ぎること言ってるのだけれど,その[1][4]が痛すぎ.
[1][4]以外は殆ど「言われなくてもやっている/やろうとしている/やろうとして研究したが,効果が薄かったのでやめた」だろうし(強いて言えば[3]くらいか?).
さて,機甲師団廃止論だが,大規模着上陸の蓋然性が低い状況下においても(,というかだからこそ),現状程度の装甲戦力は維持するべきではないだろうか?
重要な想定となるゲリラコマンドレベルの着上に対処する場合
・戦車があれば多くの場合ゲリコマ狩りが楽になる
・そもそも戦術の基本はいかに弱いものイジメするかである
・そのために早期投入できる戦車の数確保するには,各種制限から広く薄くになったとしても,北海道以外の部隊にも最低限今程度は戦車がいる
(というかアカの強い地方の部隊は戦車無くて現状ですらヤバイ状況とかいってる人もいる)
低脅威度紛争においては,戦車はどのように運用されるか.
具体的な運用方法となると,敵勢力が潜んでいると目される地域をまずは包囲するところから始まる訳だが,下車歩兵が主役である以上(これ自体には誰も依存はないはず)1個連隊で担当出来る地域は,精々が10km四方程度(朝鮮戦争における部隊運用から割り出した概数.実際には,自衛隊の普通科連隊は大隊に毛が生えた程度だから,もっと小さくなるだろう)
で,日本で敵勢力が隠れられそうな地域を見てみると,案外近くを幹線道路が走っていることに気付くはず.列島改造万歳.戦車はこういう所に配置されて,長射程の視射界をもって包囲網の一部を構成することになる訳だ(普通科部隊の勢力節用のため)
なんでそう言う所に戦車を配置するかというと,そのようなところを敵勢力が突破しようとする場合には,かなりの確率で迫撃砲等で射撃支援を行ってくることが予想されるからだ.開けた地形=暴露地形だからね.
こういうところを生身の兵士が並んで包囲するのは,逆に「撃ってくれ」といっているようなもんだから,包囲網の中でも戦車の運用に適している付近は戦車が受け持つ訳.
で,このときの配置隊形は,恐らく戦車2両を背中合わせで配置し,死角を補完しあいながら監視することになるはず.
となると,1配置位置につき2両の戦車となる.地域にもよるが,このような配置が3〜4程度必要となってくるだろう.
更に,戦車が視察装置その他を使用していれば,バッテリー消耗が激しいためエンジンを頻繁に始動することになる>それなりに燃料消費が多い,と言うことになり,戦車も部隊交代が必要となる.
2交代とすると,結局は1個普通科連隊に戦車中隊1個がくっついていくという,今までと何ら変わらない光景が出現してしまうと言う計算.
ゲリラ・コマンドのような特定の戦場・戦線を形成しない部隊と戦う場合,何らかの情報を元に動くことは確かだけど,正規戦部隊と違い
「昨日A地点で1個小隊見た」
「今日A地点の北60キロで1個小隊見た」
って情報が,部隊の移動なのか2個小隊存在するのか定かではなく,双方に対処しなければいけないって事.
つまり,敵の部隊規模に併せて部隊を運用するんじゃなくって,敵の活動が予想される「地域の大きさ」を元に部隊運用しなければいけない訳さ.
上で説明した「敵包囲網が,結局連隊戦闘団と同規模の部隊となる」ってのと合わせると,日本全土にそれを構成することが出来るだけの戦車と普通科部隊を,かなりの数揃えなければいけないって話なんだよ.
冷戦時代,基盤的防衛力の育成云々逝ってお茶を濁していたけど,実はこれからの時代こそ,敵勢力を厳密に見積もることが出来ない状態で戦闘力を整備しなきゃいけない訳でさ.
そう言う観点から見ると,やっぱ貼り付け型で相当数の部隊が必要となる訳だ.(ミリ屋哲 ◆StCoSUah7Q)
北海道の装甲師団は
・訓練環境等から充実した装甲戦力を,まとまった数プールしとくにはもってこい
・万が一の大規模着上陸への反撃手段の確保
総論としては
・装甲戦力を無くすのは簡単だが,再生するには恐るべき資源と時間がかかる
・戦車は無くても(たいていは)なんとかなるが,ないことによる負担はモロに隊員と国民の血で贖うことになる.
(ニュース極東板)
2ch軍事板
┌─────┐
| | 軍板としては民主党の政策に
| ∧_∧ |反対である
| (__・∀・) |
|/´~ V:V~ヽ.|
└─────┘
∧_∧ ∧ ∧
( ・∀・) (゚Д゚,,)
i^i ̄(iノ '^:^') /~ : ~ヽ ∧_∧\
∧_∧| |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(∀`∧_∧
/( ・∀) / \:
(∀` __)\
∧_∧V:)./ \:
∧_∧
/( ・∀) /
\(∀` __)\
∧_∧ V:/
\: ∧_∧
/( ・∀)/ \(∀` __)\
i^i( V:/
\: ~~) i^i
| | ( ⌒| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| )|
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| | ̄(__|
|_) ̄| |
【質問】
戦車部隊というのは通常,戦車最低何両位で編成されるのでしょうか?
【回答】
74式が4両1個小隊,4個小隊+2両で中隊定数が18両.
90式も4両1個小隊だけど,3個小隊+2両で中隊定数14両.
戦車大隊は2〜4個中隊で現在全て74式だから,18×中隊数+α
第1戦車群が6個中隊で全て74式だから,108両+α
第7x戦車連隊が5個中隊で全て90式だから,70両+α
第2戦車連隊が6個中隊で74,90中隊が3個ずつで96両+α
第5戦車隊が3個中隊で90式に改編中. 完結すると42両+α
+αは本部用で2両ぐらいかな?
【質問】
戦後に日本が開発したMBTは,登場時期の割りに砲口径が小さくありませんか?
【回答】
気のせいだ.
61Tk 90mm
それまで米軍から供与されていたM24,M41,M4A3E8をの後継として開発.
敵は100mm装備のT-55,
米軍の主力はM48.レオやチーフテンはまだ開発中.
90mm砲装備って点だけは,けっして世界標準から見て劣っていない.
74Tk 105mm
実質的には61とほぼ同時期に開発研究が進められ,将来の西側スタンダードと目された米独共同開発MBT70を意識した・・ちゅうかパクった設計.
同時期にはT-72神が東欧圏に降臨.
神の衝撃に西側戦車開発思想は混乱し,米独の運用構想のズレも発生したため,MBT70はキャンセル.次世代戦車は振り出しに戻ると同時にM60系の!05mm化を急ぐ.
その他の国も,次世代戦車の開発は先送りとして第2世代戦車の近代化を急いだため,神と対峙できる戦車として74が世界最先鋭設計となってしまった時期もある.
80年代,西側第3世代戦車が出そろうが初期は105mm装備.
タル将軍が来日して曰く,「踊る戦車,萌える戦車」
90Tk 120mm
各国とも第3世代戦車の120mm化が進み,湾岸戦争の戦訓を取り入れた電子化,情報化が推進されMBTは3.5世代へ・・・
上記のように砲の口径だけを見れば,決して登場時期のわりに小さくはない.
【質問】
日本の戦車が空冷ディーゼルを採用したのは,水の乏しい満州での使用を前提としていたから,とネットで見たのですが,それなら戦後の74式戦車まで何故空冷のままだったのでしょうか?
【回答】
単に,戦前の戦車技術者がそのころまで現役で,発言権を握っていたから.
戦後の装甲車両開発に関する本を読むとよく解るよ.「戦後日本の戦車開発史―特車から90式戦車へ」(光人社NF文庫)がおすすめ.
戦後になっても全然人材が入れ替わってない事は,この本によく書かれている.
ちなみに三菱の「戦車の神様」は,アメリカの空冷ディーゼル戦車を指して
「アメリカは空冷ディーゼルに関する技術力が低いから,エンジンが小型化できず,あんな大きな戦車しか作れんのだ」
と言ってパットン・シリーズをバカにしていたそうだ.
他にも61式開発の時に
「主砲は76mmで充分だ.アメリカ軍は朝鮮戦争で,シャーマンの76mm長砲身砲型で85mm砲装備のT-34を圧倒したではないか」
と主張したりしたそうで,61式が異様に旧式な設計なのは,ほぼ全部この「戦車の神様」のせいらしい.
他にも,シャーマンなどのアメリカ戦車の鋳造部品を指して
「表面の荒れ取りが適当だ.性能が高いとは言ってもこの辺の仕上げが甘いあたり,アメリカの工業水準も彼等が自称するほどではない」
とか言ってた人も,戦前派の中にはいる.
……まぁ,その,なんだ,90式で初めて世界水準の戦車になった理由がよくわかろうというもの.
ただ,61式の足回りについては当時日本の工業力と,これまでの経験,さらにアメリカ技術の習熟という問題を考えると,仕方なし,という面はある.
全般設計の古さについては,もうだめぽ.
【質問】
自衛隊の戦車は,どこで作られてるの?
【回答】
90式戦車は,神奈川県の相模原にある三菱重工の工場で生産されてます。
一世代前の74式戦車も,同じ工場で生産されました。
特車の開発生産を行っているのは三菱重工の汎用機・特車事業部で、汎特の国内工場は相模原と千歳だけです。
http://www.mhi.co.jp/gsh/pict34.htm
千歳工場はただのサービス拠点であり、90式は本工場である相模原で生産されています。
また、上記の工場概要ページに
> 本工場は昭和45年、環境の良い神奈川県相模原に工場を作り、
> 東京の丸子と大井町から全面移転を昭和48年に完了しました。
と書いてある事から、61式の生産は相模原の工場ではないかと思います。
【珍説】
冷戦終結後,戦車の相場は下落し,ほとんど赤字でも輸出ならば受注する,というメーカーが幾らでもある.
どうして国産に拘らなければならないのか,理解できない.
林信吾著『反戦軍事学』(朝日新聞社,2006/12/30),p.40
【事実】
そんなバナナの叩き売りのような事をしているメーカーは,聞いた事がありませんが・・・具体的な会社名を教えて欲しいです.
国産に拘る理由ですが,戦車の"国際相場"と国産のコストが大して変わらないなら,国産に拘るにはそれだけで十分であると言えます.
勿論,90式を国外に売るとしたら国内調達価格から更に高くなり,レオパルト2等よりも販売競争力は低くなります.
ですが日本は,兵器を国外に売ることは出来ないので,そのようなことを考える必要がありません.
日本国内で採用する場合のことだけを考えればよいのですから,国産戦車の国内調達価格と他国戦車の国際販売価格を比較して決める事になります.
もちろん,性能が最重要な案件です.
当然の事ですが,自国の国土での運用に適した戦車でないと,満足な機動や射撃が行えない可能性があります.
90式戦車は西側第三世代戦車で最軽量の50トンです.それでも重いと批判がなされ,実質的に北海道専用装備となっています.(本州には富士教導団に2個中隊分が配備されている)
他国の第三世代戦車は60トンを超えるものすらあり,適していません.
ロシアのT-90は46トンと軽いのですが,平坦な大地で使用することが前提で主砲の俯仰角が小さく,高低差の大きな場所への射撃が出来ない上,稜線射撃(丘の後方に車体を置いて砲を俯角にし,車体を隠して射撃する)にも向いていません.
そもそも政治的に日本がロシア戦車を採用することは無理ですし,T-90は値段が安い分,性能もそれ相応です.
国土の地形に山岳が多い日本と韓国は,自国生産の戦車のサスペンションを油圧制御とし,車体自体の姿勢を変える事で主砲の俯仰角を大きく確保しながら低い車高を実現しています.
(車高が低いロシア戦車は砲の基部が天井に干渉しないよう,主砲の俯角が小さい)
これにより待ち伏せ射撃の被発見率を低くする事が出来ます.
韓国は次世代戦車XK2の評価試験に入りました.来年まで陸軍で試験を行い,2年の量産準備期間の後,2011年に配備されます.
予定調達価格は一両あたり83億ウォン(10億2806万円).
スペック上はフランスのルクレールによく似ており,ロシアの対・対戦車ミサイル自動防御システムの採用の他,韓国の地形に合わせた転輪サスペンション油圧コントロールによる姿勢制御システム(全転輪に採用,前後だけでなく左右も姿勢制御できる),高い渡河潜航可能深度(4m)などの特徴が挙げられます.
K2戦車(XK-2/韓国次期主力戦車) - 日本周辺国の軍事兵器
- 参照.
日本でも次世代戦車TK-Xの開発が進んでいます.2009年度での開発完了,2010年度での装備化を目指しています.
特徴として重量を40トン級に押さえて戦略機動性を確保し,本州での本格配備を可能にしています.
TK-X - Wikipedia参照.
日本も韓国も,戦車の自国生産に拘っています.それは,そうしないと自分達が望む最適な戦車が得られないからです.
自国の国土に適した戦車が必要とされており,諸外国の戦車に該当するものが無く,自国の技術力が戦車の生産を可能としているのなら,多少高価になったとしても開発する意義があります.
ましてや調達価格が戦車の国際相場とほとんど変わらないのなら,どうして自国生産を選択しないというのでしょう.
勿論,開発費用との兼ね合いもあります.
戦車が必要であるならば,国家財政と相談しながら国産か国外調達かの判断をする事になります.
そういった点を考慮すれば,90式戦車は決して高い買い物では無かった筈です.
国際相場から見ても,バカ高いという評価は間違っています.
戦車の値段ですが,昨年3月版の清谷氏と〔林信吾との〕共著『すぐわかる国防学』では
・90式 10億
・M1 4億
・レオ2 M1よりちょっと安い
・T80 まとめて発注すれば2億
と書いてます.
それにもかかわらず,同年中に出された本著において
・値段のデータを変更している点
・M1→M1A2にして性能の優位さを示す点
・赤字でも輸出ならば受注する,というメーカーの存在を仄めかす点
など〔見ますと〕,『すぐわかる国防学』出版後すでに同種の指摘をされたのではないかと.
(もしかしたら自分で気づかれたのかもしれませんが)
それでも結論に変更がない所を見るに確信犯なのではと思えるのです.
軍事に詳しくない人には国際販売価格など分かるはずがないので触れずにおいて,格段に進んだ電子装備だの,赤字でも受注するメーカーがあると主張するのは,国際販売価格を出された時のための逃げ道のつもりだったのではないかと考えてしまうのですが.
「週刊オブイェクト」コメント欄, 2007年03月07日 17:55
また,名古屋大学の大屋助教授は,「同業他社」間に働く力学を説明して,「兵器は野菜買うみたいにゃあいかんがね」とツッコミを入れている.
兵器について.自衛隊の装備は国産にこだわっているので価格が高く(ここまではほぼ事実),だから政治家たちが国防のことを真剣に考えているはずはない,他国で不要になった装備を大量導入するなどして価格を下げればよいではないか,というような主張をしており,つまりこの方,機械類は整備がかならず必要だが質の高い整備のためには製造技術・設計情報などごと自前で握っていることが望ましく(必須とまでは言えない),兵器の場合には壊し合いをするので整備・修理の能力をどれだけ自前で抱えているかが重要だ,ということをどうやらお分かりではないらしい.
だがさらに問題なのは,どうやら兵器を野菜かなにかと勘違いされているらしいことであって,スーパーに行けば誰にでも同じ価格で売ってくれるようなものではないことがわかっていない点にある.
つうか,戦闘機売却に関する連邦議会での審査とか,ニュースで読んだこともないのだろうか.
軍事という局面において,各国家はいわば「同業他社」であり,分業体制の成立する関係ではない.
ライバル社から,「おたくの半製品を安く買わせてもらえれば,ウチの経営が改善されるんだけど」と言われて,その半製品を安く売ってやる会社がどこにあるだろうか.
あるとすれば
(a)別の半製品について安く供給を受けることとのバーターが成立する
とか,
(b)拒否すると,ライバル社が安くて質のよい代替品を開発して,市場を奪う可能性が高い
とか,
(c)同業他社だが経営統合を進めていて,同一資本に属する(ので分業関係が成り立つ)
といったケースに限られるだろう.
ところで,(a)(b)はそのライバル社も高い製品開発・供給力を持っていることが前提であり,兵器の場合にこれを実現するためには日本も競争力の高い一部の兵器分野に特化して,輸出まで含めた生産力を持つ必要があることになる.
(c)はたとえばEU/NATOが近い関係だろうが,日米関係の現状でもこのレベルには達していない(※1)ことを考えると,さらにアメリカと緊密に連帯して同一の軍事行動を取ることが必要になる.どちらにしても著者の主張と逆の結果になることは言うまでもない.
※1 たとえばイージス・システムについては供与されなかった部分があり,日本側独自開発で補完したりしているはず.
韓国のXK-2

【質問】
なんで日本が二種類も国産戦車を装備する必要があるんだ?
【回答】
「拡張性に優れた一種類の戦車を長く使い続けていく」という手法を,財務省が許してくれないからです。
「今」その時に必要なもっとも安い戦車を作れ、という要求が強すぎるせいで、十年に一度くらいは新型戦車を作らないことには,有効な防衛力として役に立たなくなる。
90式が設計された当時は,対ソ連用の切り札的重戦車が無ければ,T-72本国仕様車に74式が一方的にアウトレンジされかねない情勢だった。
そして今は、小規模紛争の可能性が大きく増したことで,性能だけなら未だ世界一流の90式と同等性能で、かつ投入が楽な戦車を数多く生産する必要が出てきた、と、それだけの話。
文句があるなら財務省に言っとくれ。
日本以外の国なら74式に拡張性を持たせておき改装パックを装備…って手法で、一段階分,兵器の本格更新をやらずに済ませておけたんだから。
【質問】
なぜ74式戦車をアップグレードせんの?
【回答】
元来、大蔵省が装備の改良改造に関して冷淡であるというのがひとつ。
リアクティブ・アーマーやサーマル・ジャケット、デジタル・コンピュータといった,第二世代戦車改修のスタンダードが確立されてきた80年代後半には,90式の完成が目前だったことがひとつ。
改修試作車両を作ってみたら,費用が新戦車の半分で、なおかつ冷戦が終わったものだから,予算をつける緊急の理由が無くなってしまったことがひとつ。
所詮軍事力など相対的なものでしかないのだから、仮想敵が師団単位の着上陸能力を維持できなくなった時点で優先度は下がる。
何処の国でもいいが、日本に鬼のように戦車を揚陸するともなれば、国中の戦車に「せめてT-72に対抗できる性能を持たせろ」となるだろうが。
じゃあなんで日本に戦車があるかって? 日本に攻め込むときに戦車を持ち込むことを大前提にさせるためだよ。日本に戦車がある以上,
「40トン以上の重量物を港湾に頼ることなく陸揚げする輸送能力」
と
「その輸送手段を守る戦力」
が必要で、当然,
「それらのフネの活動を支えうる港湾設備」
「錬度を保つ訓練」
が欠かせなくなる。
ここんとこの計算が赤字なら,損得計算での戦争は抑止されるし、手を抜けば「許容しうる損害」によって日本を占領…っつーのも古いが、損害に見合う、またはそれを超える利益を得ることとなる。
74式のアップデートは瑣末な問題だと思うがね…。
74式の改修は費用対効果上,意味なしですね.空挺戦車導入と同レベル.
ただでさえ新兵器導入に回される予算は割合少なく,しかも特殊戦ブーム真っ盛りの陸さんなんだから,改修に金かけてたら,本州貼り付け師団はいつまでたっても新戦車に更新できませんよ.
2004/4※の「グランドパワー」誌では,ロシアの状況を例に、近代化改修による戦車の延命は結果的に,その国の陸軍力を低下させることになるのではないか、との考察がなされていましたな。
▼
※
2004/4じゃなくて2004/5の誤りです,
お陰で探すのに苦労したわ!
2004/4号に何所にも書いてなかったからおかしいと思い,古本屋にあるグランドパワー誌を全部チェックするはめになったぞ.
この質問の回答者に謝罪と賠(ry
詳しい内容は@2ヵ月後待ってください.
CRS@休止中 in mixi,2008年03月02日21:47
「本サイトの信頼性は推定,約80%です」
とトップページで断ってあるので,原告側敗訴.
▲
【質問】
74式戦車がアップグレードされないのは,日本人の,後々アップグレードさせるための余裕を作るの苦手というか、最初からギリギリまで詰め込む体質にも起因するのではないか?
M1戦車を見習うべきではないか?
【回答】
アメリカでも,
「なんかアップグレードが有りそうだからとりあえず大きめに作っておけ」
というようなアバウトなことはしない。
例えばM1の場合,計画の初期からラ社やNATOとの技術交流が有ったので,120mm砲の搭載を前提に車体が設計されていた事が大きく影響している。120ミリ砲装備という腹積もりは72年頃からあったらしい。
MBT70の開発中止が70年、XM803の中止が71年11月、次期MBTの要求諸性能の決定が72年9月、クライスラーとGMへの開発契約が73年6月、レオパルト2の米陸軍への採用を考慮したテストを行うと言う合意が74年12月、両社のXM-1が完成したのが76年2月、アバディーンでレオパルト2のテストが始まったのが76年9月から、クライスラーとGMの両社に対してレオパルト2との共通化を設計に盛り込む指示が出たのが76年10月、ここでXM-1はM68
105ミリ砲と120ミリ滑腔砲の両方の装備が義務化される。
76年11月にクライスラーのXM-1が選定され、同時に120ミリ砲装備が公表される。
今見る形に近い追加試作車の完成が78年2月。79会計年度でXM-1が110両発注、80年2月にM-1として正式採用され同年352両、81年569両が発注される。
120ミリ砲装備の試作車M1E1は81年に最初の2両が完成、量産型M1A1の生産は86年から。
M-1からM1A1への変更点は多岐にわたり、砲塔はもちろんミッションのギア比からトーションバーの直径、アブソーバー容量、重量配分の変更に伴う軽量化、転輪の改修、砲の大型化による振動対策までおよび、図面の10パーセントが書き換えられた。
なお,前もって120ミリ砲への換装が考えられていたにもかかわらずM-1の不具合の改修に追われ、この作業は1年の遅れをきたすことになった。
【質問】
以前テレビで自衛隊の戦車の操縦する人間が教習場のような場所で操縦の練習をしているのを見ました
.
ここで疑問なのですがキャタピラな軍用車両は,資格のような物の取得が必要なのでしょうか?
【回答】
日本の場合は大型特殊免許が必要.
「大型特殊自動車(大型カタピラ車)」というカテゴリがあり,
専用の免許がある.
当然,操縦教習と学科(学科は普通免許持っていれば免除される)もあり,
試験も実技試験がある.
教習内容はこんな感じ.
http://www.driver.jp/license/howto/training_lsp.html
ちなみに,自衛隊には実際に戦車を使って教習する教習所がある.これは公安委員会指定教習所.
【質問】
自衛隊の戦車用道路なんてものがあるの?
戦車の通行を駐車で阻む 騒音・振動で自衛隊とトラブル
大分県警玖珠署は15日,自衛隊の戦車が通る道路に車を止めて通行できなくしたとして,威力業務妨害の現行犯で,大分県玖珠町帆足の金融業,佐々木福美容疑者(57)を逮捕した.
調べでは,佐々木容疑者は15日午前9時ごろ,自宅前の自衛隊戦車通行用道路に乗用車を止め,演習のために同町の陸上自衛隊玖珠駐屯地から日出生台演習場に向かっていた戦車4両の通行を妨害した疑い.
同署によると,佐々木容疑者は以前から「戦車が通る度に騒音がし,振動で家が揺れる」などと苦情を訴えて,自衛隊とトラブルになっていたという.
戦車は約30分間立ち往生.同署は佐々木容疑者を逮捕後,車をレッカー移動した.
【回答】
戦車用道路というものはあります.
戦車はアスファルト道路を破壊してしまうため,コンクリで作った道路です.
当然その整備費は防衛庁の予算から出ますが,元々は未舗装の田んぼ道だったりします.
で,コンクリとはいえ舗装されて道路として格が上がると,周辺の空き地が住宅地として脚光を浴び,人が住み始めます.
その道路に対して「戦車は通るな」とは本末転倒な気がします.
【質問】
戦車大隊(?)は戦車何両位なんでしょうか?
【回答】
自衛隊の師団戦車大隊が戦車何両で編成されてるかってのは大隊によって異なってる.
あと,1個小隊何両編成,一個中隊何個小隊編成か,っていうのも
大隊によって異なってる.
とりあえず北部方面隊の戦車部隊はどこも編成内両数が本土の部隊よりも多い.
今もそうかは知らんが.昔は本土の師団には2個中隊しかいない戦車大隊もあった.
まあ,44〜60両程度だと思っておけばいいみたいです.
【質問】
第12師団が第12旅団に改編されて,消滅した12戦車大隊の所属戦車はどこに回されたんでしょうか?
また,東部方面隊は現在どこに戦車部隊を持っているんでしょうか?
【回答】
元々第12戦車大隊は61式を最後まで使ってたりした部隊で,戦車の装備数も少ない.
装備車両は,年数の若い車両は全国の戦車隊に補充用に廻され,一部は四国の第14旅団(旧第2混成団)の第14戦車中隊の基幹車輌になっている.
あと,何両かは基地の展示車輌に.相馬原駐屯地には61式と74式が,朝霞の広報センターにも74式が展示車輌として余生を送っている.
東部方面隊には第1師団第1戦車大隊と第1教導団戦車教導大隊が機甲戦力として存在する.
また駒門駐屯地の第1機甲教育隊も一応機甲戦力ではあるだろう.
【質問】
陸自の戦車の乗り心地はどうですか?
【回答】
61TKは非常に乗り心地が悪いです.(シャコタンヤンキー車状態)
74TKは我慢できる範囲です.(サスの弱い普通乗用状態)
90TKはかなり乗りやすいです.(高級車状態)
私の意見としてはこんな感じですね.
TKよりもAPCの方が乗り心地が悪いですよ.
90式はそれほどサスは良くないですよ.
主砲発射後の動揺が収まり難い(車重のせいもあるが)欠点が指摘されています.
TKXはそれをアクティブサスで能動的に押さえ込む機構・・・らしいです.(噂では)
74式で乗り心地は普通.
61式は劣悪です.
【質問】
子供みたいな質問ですが,もう退役した自衛隊の61式戦車が,仮にWW2の連合国の戦車を相手にしたら,どの戦車まで相手を出来るでしょうか?
ティーガーU相手だと装甲を撃ち抜けないので,戦ったら負ける,みたいなことを聞いて気になりましたので.
ヨッチ
【回答】
比べると,どーもファイアフライちゃんには負けちゃうようです.
ノーマル・シャーマンちゃんには勝てます.
装甲ですが,車体は50ミリちょいしかない紙装甲なので,パンタートーチカみたいに埋めちゃいま・・・
砲塔が100ミリ以上あるので,どうも埋めてほしいみたいです.
埋めますか.
http://gva.freeweb.hu/weapons/usa_guns7.html
90mm M3Rifle砲のスペック
(同じサイト内をめぐれば,連合軍の砲スペックがいっぱい)
番外
>てぃーがー2
装甲厚のデータもってきて,上のデータと交互に見ると笑えます.
ひたすら至近距離によってくるまで地中で待ちましょう.
Pekonen/Suzuki
●61式戦車
砲塔前面110mm
砲塔側面100〜40mm
車体前面50mm
車体側面36mm
●50口径90mm戦車砲M3
距離 AP HVAP
1000m 131mm 222mm
1500m 121mm 196mm
2000m 110mm 169mm
●Tiger-2
砲塔前面 傾斜角50度の150mm(傾斜角を考えると230mm相当)
車体前面 傾斜角50度の150mm
車体前面ノーズ部分 傾斜角50度の100mm(150mm相当)
●71口径88mm戦車砲 kwk43
距離 AP/HVAP
1000 189/245
1500 171/215
2000 154/184
こうして比べると化け物ですね.タイガーUは.
61式は,単純に性能で比べると,ドイツのパンターとほぼ同等と考えるとよさそうです.
攻撃力は61式が有利,防御力はパンターがやや有利.
信頼性は61式の方が圧倒的に優れています.
パンターの量産が44年からと考えると(61式の量産は62年から),日本の戦車開発はドイツから20年程度遅れていたことになりますね.
(エンジンの信頼性やその他の面を考慮しなければ,ですが)
極東の名無し三等兵
「61式戦車以下」と言われて,シャーマン戦車がお怒りのようです

【質問】
61式戦車の説明で,「下り坂を猛スピードで走ってくる61式には気をつけろ」と言われたという逸話が載っていましたが,ブレーキがしょぼかったのでしょうか?
理由をお教えてください.
【回答】
61式戦車の初期不良として,操向装置にあるコンペンセーティング・ギヤにクラックが発生して,一気にギヤが丸坊主になってしまうという欠陥がありました.
この結果,登坂中に全く制動が聞かなくなり,ずるずると滑り出してしまう事故が発生しました.
メーカー側では急遽対策を講じてギヤの設計をやり直し,対策品を装備することができました.
当時のメーカーの基礎技術にまだまだ遅れた部分があったことを示すエピソードです.
おそらくこんな事故があったために,「下り坂を猛スピードで走ってくる61式には気をつけろ」と言われたというエピソードが残ったのではないでしょうか.
(名無し軍曹)
ちなみに,74式戦車のほうは,というと,こんな↓感じ(?)

◆◆◆◆◆◆90式戦車関連
【質問】
韓国のK1A1戦車(以下,K1)と陸自の90式,アメリカのM1A2(以下,エイブラムズ)を見比べて思ったのですが,K1と90式はどっちが強いのでしょうか?
性能だけで見るならエンジンの最大出力と最大速度以外はK1の方が上みたいですが・・・.
ただ,K1はエイブラムズを開発したジェネラル・ダイナミックス・ランド・システムズ社が開発したようで油断ならないし・・・.
【回答】
K1は,M1の設計をベースに105ミリ砲に最適化し韓国の国情に併せたたモデルです.
M1にあった設計冗長性は削られているというのが実情です.
開発者がM1のチームと同じで,製造担当が,アメリカよりもおせじにも工業技術が優れているとはいえない,韓国企業.つまり,極論すればM1のモンキーモデル.
ただ,ソ連の型落ち戦車を本気運用してる北朝鮮に対しは,高価で優秀な戦車より,多少性能が落ちても量がそろう戦車のほうが妥当.
だから,K1は性能より戦略的な価値を見るほうが正解.
・日本の冶金工学および材料工学技術に支えられた複合装甲による装甲防御力,
・走行間射撃時でも必中と言いえる命中率を実現するFCSの性能,
・ソ連製スチームローラーに対処するための自動装填装置による速射性,
その他諸々を考慮すると,性能的には,"Armor"誌99年7-8月号のランキングにある通りの差があるでしょう.
以下引用.
| ランキング |
名前 |
生産国 |
| 1 |
レオパルド2A6 |
ドイツ |
| 2 |
M1A2 |
アメリカ |
| 3 |
90式戦車 |
日本 |
| 4 |
ルクレルク |
フランス |
| 5 |
チャレンジャー2 |
イギリス |
| 6 |
T80UM2 |
ロシア |
| 7 |
K1A1 |
韓国 |
| 8 |
T90 |
ロシア |
| 9 |
T72 |
ロシア |
| 10 |
メルカバMK3 |
イスラエル |
・90式戦車(日本)

第三位は,驚くべき事に,今まで戦車技術では知られることのなかった国の戦車である.日本の90式戦車(三菱重工製)は外見はレオパルド2ににており,ラインメタル社の開発した120mm砲と自動装填装置を搭載し,乗員三名を実現している.日本政府も三菱重工も90式戦車に関する情報はあまり公開していないため,90式戦車は『謎の戦車』になっている.
しかし報告書によれば,90式戦車は『全くもって近代的で洗練されており,射撃統制システムはレオパルド2A5やM1A2よりも進んでいる.そして,車輌の電子技術はそのすじで高名なフランスのルクレール戦車や,レオパルド2A5やM1A2よりも先進的である』としている.『そしてこの射撃統制ソフトと先進的な電子技術が90式戦車を世界水準の戦車としているのである』
90式戦車には世界に名高い日本のエレクトリクス技術の優秀性がフル活用されている.いくつかの細かい点で今だ謎の部分はあるが,砲撃統制ソフトは自動目標追尾能力と,これは長年噂されていたのだが,ある種の目標認識・判別・敵の脅威度を判別する能力が組み込まれていると思われる.
『90式戦車は1500馬力の三菱製ディーゼルエンジンを搭載しており,このエンジンは他の世界水準の戦車に類似した出力重量比(パワーウェイトレシオ)を実現している.90式戦車は50tであり,西ヨーロッパの闘いを想定して設計された戦車よりも装甲が薄い.また乗員室が狭いと思われる.『以上の点をすべて考慮すると,90式戦車は今日の世界で最高の戦車の一つであると結論づけられる.』
・K1A1(韓国)

88式戦車(別名K1戦車)はM1戦車を開発したのと同じチームによって設計された.
88式戦車の外観は『小型版M1戦車』('Baby M1')のように見受けられる.
近年,88式戦車は製造メーカーの現代(ヒュンダイ)により,世界標準であるM256 120mm砲への換装がなされ,火力統制システムも『M1戦車と同等ないしそれ以上なものに改良された』とされている.
88式戦車はディーゼルエンジンを搭載している.
88式/120型『小型版M1』戦車は主砲を105mm砲から120mm砲に換装したものである.
from http://angrif.hp.infoseek.co.jp/tkrankf.htm
(ただし上述の,
「90式戦車は50tであり,西ヨーロッパの闘いを想定して設計された戦車よりも装甲が薄い」
というのは正しいとは言えない.
全般的に小型の90式は表面積や体積も小さい.密度で考えれば西欧の戦車と大差ないわけで,防御装甲を削って達成した軽量さとは言えず,装甲防御に問題を抱えているとは思えない)
むしろ,装甲に関していうと正面装甲の強さはよほど凄まじいらしく,演習等で火砲が正面に撃ち込まれたと判定されても,被害0として処理されている.
これは,実際に120mm 戦車砲を至近から数発撃ち込んでも何一つ機能不全に陥ることなく作動したという試験結果から,そのように判定されているということ.
(HN "?"他)
また,体積と重量の比率で言えば,90式の密度は仏のルクレールと同程度に高い値を出している.
http://www.heinkel.jp/mbt_weight.htm
装甲防御力=重量という古い概念に照らし合わせたとしても,90式の装甲が薄いなどと評される理由は無い筈である.
そもそも,こうした単純な絶対値での重量比較は,往々にして二乗三乗の法則を考慮していないことが多い.
「装甲防御力と重量は必ずしも比例しない」
というセラミック主体の複合装甲の特徴を抜きにしても,90式の装甲防御力は高いレベルにあると考えるべきである.
(なお,上記の体積比較表はスペック表などに記されている単純な寸法から計算されたものです.
精度向上の為に図面や模型から正確な体積を求めようという根性のある方は,是非とも挑戦して下さい.
ついでに田宮模型さんの現用MMシリーズも買ってあげて下さい)
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:【ニコニコ動画】Japan
MBT [TYPE90-Panzer] JGSDF
「ワレYouTube発見セリ」:Type 90 MBT--You
Know My Name
【質問】
「(90式戦車は)120mm 戦車砲を至近から数発撃ち込んでも何一つ機能不全に陥ることなく作動したという試験結果から, 演習等で火砲が正面に撃ち込まれたと判定されても,被害0として処理されている」
そうですが, その試験結果は防衛庁等の公式資料として公表されているのでしょうか?
あるとしたら教えてもらいたいのですが.
軍事板
【回答】
▼ 最近発売された『軍事研究』別冊に,そのビデオの内容が載ってました.
それによると,少なくとも砲塔前部は射距離250m前後において,90式戦車の120mmのAPFSDSを1発とHEATを3発の合計4発食らっても自走可能であり,砲塔側面は89式装甲戦闘車の35mm機関砲に耐えられ,上面装甲は上空10m程度で炸裂した155mm砲弾の破片に耐えられるようです.
ただし,この時使用したAPFSDSは,現在では旧式の(現在も90式で使用している)DM33(JM33)ですので,DM53等最新の砲弾に対してはまた事情が変わってるかもしれません.
APFSDSの性能も当時と比較してかなり向上してるでしょうから.
○出典
一戸崇雄『90式戦車の特徴と問題点』 in 「軍事研究 2007年12月号別冊 世界のハイパワー戦車&新技術」 2007年12月1日発行
▲
【珍説】
陸上自衛隊が使用している国産の九〇式戦車は,一両八億円する―と聞いて,あなたはどう思うか.
もちろん,八億円を「安い」と感じる人は,あまりいないだろう.
しかし,本当のところ,戦車の値段が八億円とか九億円とか言われても,それが果たして安いのか高いのか,判断できない人が圧倒的に多いのではないだろうか.
実はこの戦車は,国際相場からすればバカ高いのである.
イラク戦争でも活躍し,米陸軍の主力戦車となっているM1A2は,主砲こそ九〇式と同等の一二〇ミリ砲だが,格段に進んだ電子装備を持ち,味方の戦車はもとより偵察機や衛星とも瞬時にデータのやりとりができる.
それでいて,価格は一両およそ七億八千万円と,九〇式よりも安いのだ.
〔略〕
では,性能面で九〇式と互角の戦車はと言うと,ドイツのレオパルト2A5が挙げられるが,こちらは一両五億円するかしないかである.
林信吾著『反戦軍事学』(朝日新聞社,2006/12/30),p.39-40
【事実】
この手のネタはもう食傷気味です・・・
90式戦車 8億円
ルクレール 9億7000万円
チャレンジャー2 11億3800万円
西側第三世代戦車で比較しても,バカ高いとは言えません.
特にフランスのルクレール(Leclerc)戦車は,日本の90式戦車とほぼ同時期に登場している上,両車とも自動装填装置を備えているのでよく比較されますが,90式戦車よりも高価です.
イギリスのチャレンジャー2戦車が更に高価なのは,少し意外な感じを受けるかもしれません.
とはいえ上記の三戦車は,ルクレールがアラブ首長国連邦(UAE)に売れ,チャレンジャー2はオマーンに38両売れた程度で,数百両程度の生産に留まっています.
これに対しアメリカ,ドイツ,ロシアの戦車はベストセラーとして数千両が生産・輸出され,単価が安くなっています.
アメリカのM1戦車とドイツのレオパルト2戦車は一両5億円前後,ロシアのT-90戦車は3億円前後と確かに安いです.(T-90は性能的に西側第三世代戦車との直接比較は出来ない)
ただし注意しなければなりません.
T-90の価格は国外販売価格での国際相場ですが,M1とレオパルト2の価格は本国での国内調達価格であり,
国外に売る場合は1.5掛けくらいされるのが普通です.兵器販売は殿様商売も多く,2掛けもそう珍しいことではありません.
例えば,湾岸戦争後,サウジアラビアが購入したM1A2の新品が約15億円.
サウジは新品だけでなく,M1A1の中古車をA2相当に改装した車両も購入していますが,これでも10億円を超えています.
またオーストラリアが2003年に,M1A1の電子部品を新型に交換した(注:A2相当ではない)中古車を,一両約6億5000万円で購入しています.
さらに,スウェーデンに輸出されたレオパルト2A5(Strv.122)の販売価格は一両約8億円です.(10億円超とする資料もありますが,それは同時契約されているStrv.121改修費用と混同している模様)
物のお値段については,この本を読んだ方がまだ色々と勉強になります.
大学の授業でも使っている奴なので,皆さんでも大丈夫だとお思いですが・・・・・・・.
(ただし,もの凄く分厚いです.)
『生産管理入門―ERPを支えるマテリアルマネジメント』(J.R.Tony Arnold著, 日刊工業新聞社,2001.12)
『品質管理入門』(石川馨著)
『もうかる工場のしくみ』(金谷孝・橋爪準一著)
全て,自分が通っている大学の授業で使用した物です.
SCARFACE1 at 「週刊オブイェクト」コメント欄,2007年03月05日
22:14
& his blog
90式戦車

ルクレール Le Clerc

チャレンジャー2 Challenger 2

(うそ)

(ほんと)
【珍説】
「戦車の値段について」
『反戦軍事学』という素晴らしい本の中で俺が指摘したのは,「国際相場」に比して,90式は高額であるという事実と,その理由.
もっと高い戦車があるそ,と言われてもね.
林信吾 in 「週刊オブイェクト」コメント欄 at 2007年03月07日 12:30
※ 「素晴らしい本」というフレーズは原文ママ.信じられないが本当だ.
【事実】
いいえ,私はそのような反論を行ったのではありません.
私が「戦車のお値段編」で説明したことは,
「戦車の国際相場価格(西側第三世代現行型)は安くても8億円前後であり,高いものは15億円を超えている為,90式戦車の値段(調達価格)は決して高くない」
と主張しているのです.
〔略〕 林信吾氏が著書で書いているM1A2やレオパルト2の価格は「生産した自国への価格」であり,国際取引価格ではありません.
購入国が払う金額が「国際相場」となるのであり,国外への兵器の販売価格は生産国の自国調達価格から1.5〜2倍くらいになるのが普通です.
結果として林信吾氏が「90式よりも安い戦車」だと紹介したM1A2やレオパルト2は,日本が買おうとすると90式戦車の調達価格と同程度かより高くなってしまいます.
日本国内で採用する場合のことだけを考えればよいのですから,国産戦車の国内調達価格と他国戦車の国際販売価格を比較して決める事になります.
林信吾氏,「国際相場」に比して90式は,けっして高くないのです.
ところで林信吾氏,貴方が本に書かれている「ほとんど赤字でも輸出ならば受注する,というメーカー」を具体的に挙げて見せてください.
【反論】
いわゆる防衛産業への自衛隊幹部の天下りの問題については,なぜ誰もツッコミ入れないのか理解に苦しむ.
林信吾 in 「週刊オブイェクト」コメント欄 at 2007年03月07日 12:30
【再反論】
突然,話が飛ぶのですね.
で,天下りがあったとして,90式戦車の調達価格が他国戦車の国際販売価格と比べて高くないことには変わりがありませんよ.
天下りの問題自体は認識しています.
問題だと主張したい方が主張なさってください.
ですが,軍人が軍需企業に天下りすることは何処の国でも普通に行われていることで,完全に無くすことは出来ないし,何処の国でも行われているのなら,「国際相場」への影響は相対的に見て特にないでしょうね.
<以下コメント欄>
自衛隊幹部の天下り問題〔略〕って他の省庁や防衛省背広組と比べてどうなんでしょうか.
例えば財務省や国交省から課長クラスの天下りってフツーに行われてますよね?
警察なんかだと,国Uクラスでも天下ると聞きます.
それに比べ,自衛隊制服組の天下りは天下りといえるほどのものなんでしょうか?
私の親戚にも元将補〜2佐クラスの人が何人かいますが,皆さん,天下りというよりは再就職されました.(自動車学校とか)
また,杉山隆男氏の『兵士を〜』シリーズでも,元幕僚長が一介の顧問であるという現実が描写されております.
自衛隊幹部の天下りってそんなに目の敵にするほどのものなんでしょうか?
Posted by Red Attack at 2007年03月08日 23:10
それほど,問題ではないですよ.
何故かと言うと,佐官までの人達の定年が55歳までですからね.
まあ,それ以外にも色々とありますが!
Posted by SCARFACE1 at 2007年03月08日 23:41
90式の調達数が年20未満位,分かりやすく年15台として,重工が「レオパルト2A5が挙げられるが,こちらは一両五億円するかしないか」との差額3億円をぼってるとして,その3分の1が天下りの人件費だとして,年15億ですか.
おいおい,重工にどんだけ天下ってるんだよ.
天下りだけで機甲中隊の定足数ぐらい居なきゃならないんじゃないか?
天下りったって,年1億/人もしないだろ?
10年で58人らしいから,
http://www.selectourfuture.org/japanese/mitsubishi.html
年間12人を養ってるとして,全部戦車に上乗せしても,調達価格は3億も上がらないんじゃ・・・
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年03月09日 01:26
【珍説】
90式戦車はエアコン付き.岩に当たると穴が開く(田中芳樹「創竜伝」)
【事実】
普通の車だって岩に当たったって穴なんか開きません.まして装甲のある車.
90式戦車の実物は埼玉県朝霞の陸自広報センターに無料展示されています.
気になるのであれば実際に自分で触ってみるのが一番ではないでしょうか.
金属なのに叩いても音がほとんどしないくらい,分厚い装甲で覆われています.
ちなみに,「車体の底は川底の石で穴が空く」というのは,小説家の田中芳樹氏が,自著「創竜伝」内で自衛隊の戦車を風刺した描写が,「真実」として広まったものです.
しかし同書の出版は88〜89年で,当時,90式戦車はまだ正式採用されていいません.
その事から考えても ,創作である事は明らかです.
実際の戦車の構造を考えれば,いくら底面を薄くしても,それだけで地表の岩で破れる様な事にはなりません.
エアコン云々ですが,NBC対策を施された戦後世代の戦車なら普通付いています.
冷房機能はまた別.乗員用のヒータはありますが,クーラーはありません.
電子機器用の冷却装置はあります.他の車両も同じです.
陸自の装備で冷暖房完備なのは,パジェロだけです.これは,民生用のエンジン・ユニットはエアコンのコンプレッサーと組になっているので,自衛隊用に取り外すと,かえって割高になってしまうです.
90式にエアコンが仮に付いていたとしても問題なんてありません.
核兵器・化学兵器・生物兵器への対処として車内の気密性を高めた場合,むしろ欠かすことの出来ない装備にすらなるかもしれませんので.
なお,ほとんどの戦車の中東輸出使用は冷房付きです.エイブラム,チャレンジャー,ルクレルクからT-80に至るまで.
軍事板
朝霞にある,90式MBTの試作車
撮影:新所沢の三等兵◆Uk



【珍説】
ここで愚痴ってもしょうがないが,自衛隊装備って全体的にアレなんだよなぁ.
例えば陸上自衛隊の90式戦車っていうのは,見た目とかはアメリカの戦車に似てるんだけど,〔略〕,傾斜装甲を採用してないので砲弾をはじくことが不可能
ニュース速報板
【事実】
「90式戦車」と「アメリカの戦車=M-1エイブラムス」で画像検索してみましょう.
まあ人間で言うと, 「顔の真ん中に鼻があって,目が二つあって,その上にはそれぞれ眉毛が」程度には似てるでしょうけど.
更に,「アメリカの戦車に似ている」からいい戦車とは限りません.
現代の戦車主砲弾のAPFSDSは傾斜装甲で弾くことはできません.
浅い角度で命中しても装甲表面で屈折して車内に突っ込んできます.
【珍説】
90式戦車のCPUはファミコン並で,ベテラン砲手が目視照準で撃つほうが命中率がいい
ニュース速報板
【事実】
んなこたぁない.
また,兵器の電子装備の完成度はCPUの能力のみに左右されるものではありません.
システム総体としての能力を判定しなければ意味がありません.
>ベテラン砲手が目視照準で撃つほうが命中率がいい
その様な「職人芸」がこなせるまでの人員を確保するより,機械任せでもそこそこの命中率を得られるシステムを採用した方が,戦術的には有効でしょうね.
【関連動画】
「 ワレYouTube発見セリ」:90式戦車 走行間射撃
【珍説】
方向指示器をつけた戦車なんて,世界中探しても90式戦車だけ.
ニュース速報板
【事実】
公道を走る戦車にはたいていついています.例:レオパルド2・ルクレール・チャレンジャー2
【珍説】
90式戦車はエンジンの燃費も最悪で100m/リッターくらい.
ニュース速報板
【事実】
リッター250mは行きます.米軍のM1A1よりはイイですよ.
【珍説】
90式戦車は三菱製なので,隊員も怖くて乗りたがらず,戦車乗りの希望が少なくて困っているらしい
ニュース速報板
【事実】
んなこたぁない.つか,90式を作ってるのは三菱自動車じゃなくて三菱重工ね.
【珍説】
90式戦車は,海自が使用している127ミリを採用せず,ドイツ規格にしたため,旧軍同様に交換性が無いので,いざという時に大変,
ニュース速報板
【事実】
西側兵器はドイツのラインメタル社の120ミリ砲を使うのが一般的です.
つか,アメリカのM1A1がドイツ規格(て言い方もなんだが)のラインメタル120ミリ使ってるんですから,
米軍との弾薬相互運用なんかを考えれば当然ですわな.
【珍説】
90式戦車は戦車砲,砲弾ともドイツ製なので戦争になってからきちんと手に入るかどうか疑問
ニュース速報板
【事実】
杞憂だよ.
それに技術的には日本で国産もできたわけだし.(試作品は同等以上の性能だったとか)
【珍説】
90式戦車は,わざわざ分解して演習場まで持って行く,こんな不満だらけの装備を何とかしろ!!
ニュース速報板
【事実】
いちいち分解して運ぶことはありません.
戦車用の大型輸送用トレーラーというものがあり,演習場への輸送はこのようなトレーラーを使うのが一般的です.
また,北海道の演習場の場合,駐屯地から戦車が直接演習場へ移動する所もあります.
【珍説】
90式戦車は,84ミリ無反動砲で砲塔が吹っ飛ぶ欠陥戦車.
ニュース速報板
【事実】
背後から至近距離で攻撃されれば,どんな戦車だって撃破され得ます.
そうさせないための「戦術」です.
【珍説】
90式戦車は重過ぎて橋を渡れない.
〔略〕
この〔90式〕戦車はやっかいな代物でして,北海道のある地域に配備してしまったら,ほかの地域に移動することができないのです.
一両50トンという特別に重い戦車ですから,道路を走ると道路を壊してしまい,渡れる橋もない(笑い).
日本の橋の重量制限は普通は20トン,高速道路で40トンですから.この戦車を通そうと思ったら,あらかじめ道路や橋を作り直さなければならない.(笑い)
【事実】
高速道路や1級国道であれば大丈夫です.
ただ,90式を戦車輸送車に載せると重量が重過ぎて,隊列を組んで橋を渡ったりは出来ないそうですが(橋桁一つあたり1台しか乗らないように注意して走るらしい).
不破さん,とばしてるなあ.
特別に重い戦車・・「マウス」は100t超ですよん.
一応,現用の戦車の中では重量級ですよね?
(防御の問題とか,射撃の安定とかで重量も意味があるのは承知です)
まぁ,重かろうが高価だろうが使いづらかろうが,それを使うことによるメリットがデメリットを上回るなら,使うだけですわね.
まあ74式の今後の更新車両にあたる新戦車の重量が40トンクラス(恐らく40トンに留まらず「50トン以下」になりそうだが)という事なんで,防衛省は一応その辺の認識はしてるんだろうけど.
(今のところ根拠がほぼ「重量」のみな彼らは,新戦車が登場したらどうする気なのか楽しみではある)
しかしまぁ,一方国土交通省もこういう事を認識しているようで.
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/butsuryu/Top03-02-03.htm
物流の問題でもあるという事は共産党考えてないだろうなぁ.
>ほかの地域に移動することができない
じゃあ,どうやって相模原の工場から北海道まで搬入するのかと小一時間
(以下略)
私,昔,長崎に住んでたんですが,佐世保の米軍基地に戦車とか(M2だったかな?)普通に運んでました.
なんで「戦車を運べない」は明らかに嘘ですねぇ.
ばらして運ぶという発想がない(笑)
頭の中身と同じで固まってるんだな・・・
実際に90は砲塔部と車体部の2つに分解して輸送するし.
GVW50トンクラスのトレーラーが走ってる道路は,その瞬間だけ,ある種の主義者だけが認識できない超異次元空間となる.
こうですかわかりません
ぶっちゃけ「(質量×重力加速度)/接地面積」で出る応力が問題だと思うけどな.
まだこんな都市伝説信じている奴が居るんですねぇ.
環八沿いや,第一京浜沿線の住人なら,それが嘘っぱちだって判るはずですよ.
蒲田に住んでたとき,何度も深夜の蒲田陸橋を砲塔つきの90式MBTがトレーラーに積まれて陸送されている姿を目撃しましたし.
北海道へ輸送する時,砲塔と車体をセパレートするのは,単に貨物船の床強度の問題だったりするのですがねぇ.
〔略〕
源文先生の関係で,実際に自衛官のかたや三菱ふそうの技術者さんから聞いたのですが,曰く,
「日本は有事のとき,米軍の援軍が来ることをアテにして防衛計画を立てているので,M1A2をトレーラーに載せて通過しても問題ない道路は,全て調査済みだよ」
だそうです.
ならば,それより軽い90式MBTは,言わずもがなですね.
主要国道でよく見る,あまりにも強烈な過積載のトラックは,90式輸送を妨害する為に日々橋桁に衝撃を加えるテロ活動なんでしょうかねぇ(笑)
専用のトランスポータで運ぶ戦車と,過積載のトラックのどっちが危険か,なんて,それこそ見た目で分かりそうな物なんすけどねぇ…
と,いうか,
90式は対ソ連用だから役立たず(と言うことにして)
→新しい戦車を作って配備しる!
という意味か?!(笑)
http://www.isas.jaxa.jp/docs/ISASnews/No.183/m5.html
平成8年5月22日M-V-1号機第1段モータ,セグメント1が快晴の知多半島武豊(日本油脂武豊工場)で80トントレーラーに積み込まれた.
〔略〕
それに輪をかけたように陸上トレーラー輸送も法規制にあい,通行する橋にはオーバーブリッジを掛け,夜間0時からのみの通行と言う事で総ての許可が下りた.
Μ-Xロケットの第一段モーターM-14は,日本に数台しかない80トントレーラーを使用して移動するそうです.
オーバーブリッジ(橋の上に橋をかける)を行い,低速で移動.
http://www.kobe-kmc.jp/monozukuri/mono/kigyou/007/k007.html
>ホイールローダは重さが5トンから80トンまでの11機種があり,運搬には大型のトレーラが使われます.
日本国の一般道路では80トンの重量物までトレーラによる輸送が可能となっています.
ちなみに30トントラックでも過積載すれば80トンくらい積めます.
なにしろ10トントラックに40トンも積んだ例がありますから.
半数以上が違反,過積載取り締まり---首都圏
http://response.jp/issue/2002/0805/article18776_1.html
>違反車両のなかには許可重量の1.5倍,総重量50トンをオーバーするトレーラーもあったという.
トレーラ自身の重量も加味すると余裕で超重戦車を超えます.
・・・と思ったら.
国内最大「350トン トレーラおよびトラクタ」を導入
http://www.hitachi-hb.co.jp/news/2002/news_20021024.html
おお〜,マウスが余裕で積めますよこれ.(幅は知らない)
「GVW(車両総重量)」というのが最大積載量とは別にあります.
要は最大積載量+車両そのものの重量なんですが.「積載量」ではなく「総重量」となってる辺り,多分このGVWを意味しているのではないかと.
違反なのはもちろんですが.
というか,あそこの連中は以前からそんな認識っしょ.
冷戦が終わったのに正規戦向け装備を整備するなど論外,とかいうことを長ったらしく個別装備論言いながら書いてたような.
ありゃP-XやTK-Xがロールアウトしたら全く同じこと言い出すぜ.
つまり,ストライカー師団にせよということか.
戦車の橋渡りの図

【質問】
「90式戦車は幅が広過ぎるので貨物列車で運べない」というのはホントなの?
▼ 【回答】
日本の鉄道は”狭軌”規格なので,90式は幅が広過ぎて運べません.
貨車に載せることは出来ても,トンネルの幅が足りなかったり線路脇の物にぶつかったり,駅のホームにぶつかったりしてしまいます.対向車両とも摺れ違えなくなります.
日本の在来線(旧国鉄)のゲージは1067mm(3フィート6インチ).車両限界(幅方向)は3mジャスト(実車では2.95mぐらいまで),これを超えるとホームの縁をこする可能性もあります.
61式戦車は鉄道輸送の便を考慮して狭軌の鉄道規格内に収まるように設計されましたが,結果,戦車としては小柄過ぎて色々と問題が出ました.
そのため,74式からは鉄道で輸送できる規格に合わせることは,断念されています
(ただし,下の画像を見ればお分かりのように,全く不可能というわけでもありません).
一応,貨物新幹線(というものが計画されていた)規格には合わせたようですが,貨物新幹線計画(新幹線を在来線同様,貨客両用路線とする)はコスト増大の為中止.
実際に建設された新幹線の橋脚やコンクリート支柱の規格や路盤の規格は,旅客輸送に限定の軽量型になったと思います.
なお,新幹線の車両限界は3.4メートルです.
なお,現代ではヨーロッパ各国でも,戦車の鉄道輸送は考えていません.
軍事板
分解されて鉄道輸送中の自衛隊戦車車両
(60式自走無反動砲?)

▲
【質問】
以前、某週刊誌に、90式の自動装填装置が、25発に一発の割合で、装填不能になって、主砲内に詰まるという、とんでもない告発記事が、元陸自上級将校によって暴露されていたのですが、本当なのでしょうか?
【回答】
本当でしょう。多分。ただし、真実の半分も語られていないとは思いますが。
確か滑空砲用の弾薬(だけでもないですが)の廻りには、プラスチック製のガスパッキンが取り付けられており、その外径は砲身の口径よりも若干大きくなっています(どのくらいか忘れました)。
実際は,それをある程度の力で砲身制退器兼用のローダーを用いて押し込むのですが、そのパッキンは(PP製かな?展示会で見たのは)かなり柔らかい材質のために、砲に装填するときに異常な力が掛かった場合装填が止まるようになっているとのことです。
正確にはPP製のために力を掛けて入れ込んだ場合、砲身中心と弾丸中心がずれて装填されてしまう――バロッティングが起こり命中精度が落ちる――ことと、振動によって大きく――とはいえ,mmオーダーでしょう――ずれた状態で無理に装填した場合(タイミング問題でしょう)、最悪弾丸自体を変形させる可能性があるため、ちょっとした異常圧力で装填機構が止まることがあるということです。ほとんど安全対策ですね。
実際は油圧で制限を掛けるようです。
しかし、このリミッタ。コンマmmのオーダーの装填ミスまで感知するらしく、振動している時に装填した場合、自動装填が止まることが確率的にあるとのことです(これは別会社の話)。
ただし、これは自動装填装置に限って言えばの話で、手動セレクタを手動にして――とは言ってもボタン一つのセミオートですが――再装填すれば問題無いだろうと同時に言ってましたよ。
日本がこれに当てはまるかは分かりませんが、似たようなモンじゃないでしょうか? 基本的に安全措置(対戦車榴弾の着発信管暴発の予防など)なので、掛かって悪いものではないと思います。
そのシーケンスは外せるとの事ですし。
なお,こうした初期不良は,導入直後でも発生確率は数パーセント.
今は改善されています.
【質問】
メインの照準装置が,90式の砲塔上左側に左側の箱状の形ででっぱってついていて,破壊され易そうに見えるが,あれを破壊されたら、戦闘力は一気に落ちてしまうのでは?
【回答】
それだけでは一気には落ちないです。
隣にもペリスコープが有りますが、あれもFCS
と連動させること「も」出来ます。
確かに最大倍率や夜間射撃能力といった射撃性能自体は落ちるそうですが,それなりにフォロー可能なそうですよ。
だから大幅ダウンとはならないです。
最近の世代の戦車は,それなりのシステム冗長性が当然ながら考えられています。
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:Japan Type90 tank
FCS Ability ★Firing at over 3000m Targets★
【質問】
何で陸自は90式みたいな「化け物」を主力戦車にしたんですか?
専守防衛の海洋国家にこんな戦車が必要だったんでしょうか?
もうすこし、リーズナブルな戦車を開発しておけば調達も楽だったと思うのですが?
【回答】
発時期がちょうど米ソの対立が再び深まった時期。
開発のコンセプト等は主に下記の通り
1:74式や61式ではT-72相手に「対抗できないと思われたから。
2:対ソ連となると上陸地点は北海道。そうなれば,日本の交通事情の制限をあまり気にする必要が無い→ある程度大型に作れる。
戦術的には、守備側はトレーラーと高速道路を駆使して迅速な投入が出来るのに対し、侵攻側は歩兵戦闘車や空挺戦車を持ち込んだところで互角に対向できない。
主力戦車をビーチヘッドに上げたところでそこから先の移動は制約があるなどなど、守る側の有利は顕著。
平たく言えば,こっちがバケモン持ってるなら、仮想的(当時はソ連)はそのバケモンに対抗できる戦車を揚陸しないといけなくなる。
ということは当然、たくさんの物量をたくさんの船で運んできて、沈められないように揚陸しなきゃならん。
⇒空自と海自の出番
という図式で抑止力になってたわけ。
仮想敵の関係上,北海道で最大戦闘力をだせればよかったし。
また,専守防衛ってことは、自国内で殺し合いするってことであり、自国の地理条件と仮想敵に合致してればいいわけ。
武田信玄みてーに自国を荒廃させたくない性質なら、つまり打って出るタイプなら、もっと汎用的でなおかつ、もっと持ち運び・・・国外への揚陸・・も考えていただろうと思う。
さらに,湾岸戦争でイラク軍の大量のT-55、T-72がM1に一方的のボコられて以来、「量は質に転化しない」(程度にもよるが)と言うのが軍事的に常識に成りつつあります。
中途半端な性能の物ををある程度揃えたとしても、RMAが進んだ強力な部隊が侵攻して来た場合、一太刀も浴びせられず,一方的に撃破されるのが現代の戦場である事は、この間のイラク戦争でも明らかです。
【質問】
74式の装填手は,90式になった時何やってるんだ?
【回答】
陸自の戦車隊員は新隊員後期課程で「基本機甲」特技を取得する.
これが機甲科隊員として最低限必要な特技で,装填手になれる.
大型特殊免許も同時に取得する.
部隊配置後,おおむね一年以内に「初級機甲」特技を取得する.
これは戦車の操縦手になる資格であると同時に,陸曹候補生課程,初級陸曹特技課程に進むための条件となる.
偵察隊員のばあいは「初級偵察」特技を取得する.
その後,陸曹候補生選抜試験に合格すると第一機甲教育隊に入校し,陸曹候補生課程を履修すれば3等陸曹昇任の資格を得る.
そのまま初級陸曹特技課程を履修し,砲手予備試験に合格して「中級機甲」特技を取得すれば,戦車の砲手になることができる.
その後は2等陸曹昇任後に「上級機甲」特技を取得すれば車長になることができる.
よって,「基本機甲」もしくは「初級機甲」しか保有しない陸士隊員が,90の砲手に補職されることは考えがたい.
組織改編などで陸曹の定数割れをおこしてるならあり得るが,戦車部隊は少子高齢社会で,74部隊でもむしろ陸曹が余って砲手になれない3曹がゴロゴロいる状態.
90部隊に改変されれば,ますます陸士の定数が減り,陸曹余り減少に拍車がかかる.
【質問】
M1A2SEPとかレオパルトA5とかありますが,90式戦車+とか90式戦車改(ブリキだぜ)みたいなアップデートはしているんでしょうか?
【回答】
細部は結構しているらしいが,基本スペックに変化が出るほどのアップデートはしていない.
2chやネットの噂では良く聞くし,防衛庁のサイトにも改善とかの予算が手当てされているのまでは確認できるのだけど,実際にどんな内容かは不明.
ネットの噂では,自動装填装置とか射撃管制まわりが熟成されていったという話があるが,真偽は分からない.
◆◆◆◆◆◆TK-X
【質問】
現在日本が開発中のTK-Xは,第3.5世代戦車ですか?
それとも第4世代戦車ですか?
【回答】
あそこまでコンパクト化,自動化した技術はともかく,コンセプト的にはC3I機能強化くらいしか目新しい物はない.
将来的に情報機能強化をもって第4世代と定義されるかも知れないが,それならM1A2等が既に先鞭をつけている.
【関連動画】
「ワレYouTube発見セリ」:新型戦車 TK-X
【質問】
http://www.asagumo-news.com/news.html
このページの最後の方に乗ってる90式後継新戦車の記事にて,90式以上の攻撃力防御力を持たせて尚且つ40tに抑えると言ってますが,これらの条件って本当に達成できるのでしょうか?
清谷氏もこのようなこと↓を書いていますが・・・
http://kiyotani.at.webry.info/200703/article_3.html
ぼくが陸自の新戦車に文句をつけると,「盲目的愛国軍事マニア」諸氏から非国民のそしりを受けるのですが,敢えて言わせ貰えば,90式と大差ないコンフィギレーションで,どうやって40トン台に戦闘重量を収めるのでしょう.
【回答】
http://www.mod.go.jp/j/info/hyouka/13/jizen/honbun/17.pdf(PDFファイル)
をご覧ください.
40トンというのは,輸送のために装甲を取り外した場合の重量で,装甲を取り付けた場合は45〜47トン程度になるらしいです.
防御力に関しては,セラミック技術の進歩によって重量対性能比がさらに向上しているとの話もありますし,攻撃力に関しては,国産の50口径前後の120mm砲がテストされているらしいとのことです.
FCSと自動装填装置に関しても90式で実績があります.
なお現在開発中なので,ここで話せる身分の人間では確定的な情報は一切出せないことはご了承ください.
軍事板
それと,清谷氏に対する回答は,
1.装甲材質の進歩により,少ない重量で同等の装甲を与えることが可能になった.
2.電子制御のフルタイム・アクティブサスペンションコントロールにより,射撃時の動揺を能動的に押さえ込み,軽量車体に大型砲を搭載する際の問題を解決する.
ウィキペディアですが,以下に引用.
http://ja.wikipedia.org/wiki/TK-X
現状の90式戦車と同等の威力を持つ砲を搭載した場合,50t程度の車重がなければ反動を押さえ込めず,射撃の精度が保てないと言われており,安易に軽量化が行えないと言う難問がある.
これに関しては,アクティブサスペンションを装備し,発砲時の砲を含む車体の動揺をアクティブ制御することで押さえ込む方向で対処される模様である.
90式戦車に採用されている複合装甲が開発されてから20年近く経過した現在,当時と同じ材質を用いた場合70%,最新の理論と素材を用いた場合30%の重量で,90式戦車と同じ防御能力が得られるとの意見もある.
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JSF in mixi支隊
テクノロジーは日進月歩なのです.
1981年に赤旗にスクープされた,開発中の90式戦車「走行試験用車体」


【質問】
いざとなったら,TK-Xの主砲はあとで大きいものに取り替えられるんでしょうか?
軽い戦車らしいので疑問です.
【回答】
TK-Xでは,主砲を大口径に換装することは考えられていません.
自動装填装置はなにも主砲に付いてるだけでなく,弾庫構造まで含めたものなので,主砲口径を大きくすると車体そのものの設計変更を伴うでしょう.
そのため,「いざという時取り替える」というレベルでは,改修は無理です.
やったとしても大規模な設計変更になり,新設計に対応するのは新規製造分からということになるでしょう.
また,120ミリより大きい戦車砲は携行弾数の低下,プラットフォームの大型化,散布界の拡大などを招き,実用性に欠けると考えられているのが実情です.
他に大きな犠牲を払わず現実的に使える最適解は120mmクラスではないかと考えられています.

作:寄星蟲
【質問】
陸自が新型戦車TK-Xの配備を進めるそうですが,90式のように年数量の配備になるでしょうから,ワークホースである74式の改良を進めた方が賢明ではないのですか?
【回答】
そう思って自衛隊でも74式改なんていうのを試作してみたところ,カネがかかるわりには性能は大して向上しないってことで没になりました.
確かに,ワールドタンクミュージアムによれば74式改修は一両あたり1億円で,今回の新戦車は1両7億円.
しかし,1億かけて改修した戦車はあと何年使えるんだ?という問題があります.
一億円で改修してもすぐに廃車,というのでは,かえってお金の無駄遣いです.
……と,お上とTRDIからそういう発表が出て決着がついてます.
一応ERAは試作したみたいだけどね,それでもやはり無理,ってことに.
それにERAやらは必要さえあれば生産は始められるそうだがから,キナ臭くなってからでも大丈夫.
TK-X

(一部ウソ)
【質問】
TK-Xのデモで超信地旋回しながら砲身を一定の方向に向けていましたが,あれは最近の戦車であればどれも備えている能力でしょうか?
【回答】
程度の差はあれ,電子制御された第三世代以降ならできること.
ただし,揺れが極小な事と車体の騒音と振動が極端に少ない事,それ以上に履帯が滑ってる様な気持ち悪い動きしてることは恐ろしい.
◆◆◆◆◆装甲車
【質問】
普通科連隊の戦闘行動は,96APC等,装甲車で行くのですか?
【回答】
そうするには装甲車が足りません.
96式の定員が10名.普通科連隊の定員がだいたい1100人.
連隊の内大ざっぱに8割が96式で動くとして,所要数は90両.
陸上自衛隊の普通科連隊は概ね50個あるので,所要量は総計で4500両に!.
まあ軽編成の連隊もあるし,軽装甲機動車もあるし,73式もあることはあるけれど,足りない.
確か陸自の当面の目標は普通科の3分の1程度の装甲化だったかと.
【質問】
陸上自衛隊の装甲車化がなされていない普通科連隊の人達は,演習や任務で特定の場所まで行くのに何に乗って移動するのでしょうか?
トラックですか?
【回答】
師団輸送隊のトラックとか.
たまに観光バスの時がある.
いやマジで俺が某自衛隊大学の学生だった時に,横須賀から東富士まで観光バスで銃携行で移動したことあるぞ.
バスガイドが引いてた.
民間バスのチャーターはまだしも,バスガイドはいらねだろと学生ながら思った.
途中SAでトイレ休憩があるんだけど,銃をバスに置いていく訳にいかないので,64を肩に掛けてションベンしてた.
周りの一般人が引いてた.
大昔の話.
軍事板
▼ 僕の頃(2000年代)は
「外に銃を持ち出すな」
と指導を受けていたので,仲間に銃を預けたりして,かわりばんこにトイレに行きました.
▲
【質問】
日本の会社がスイスのピラーニャ装輪装甲車をライセンス生産すると聞いたんですが,どの会社ですか?
また,それってやっぱり自衛隊に納品されるんですよね?96式装輪装甲車があるのに・・・
【回答】
コンバットマガジンが広めた虚報です.
ここをご覧ください.
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiyotani/sub03.htm
ピラーニャWのライセンス話は,この男だけが発信しているモノで,雑誌等に載ったのもこの男の記事です.
99.99999999%そんな話はないというのが現実です.
コマツとピラーニャ製造元のモワグ社が技術協力かなにかの提携を結んだのは事実ですが.
なお,「コマツがMOWAGからピラーニャIVの・・・」という話のソースは清谷氏の主張の他にJDWの記事も有ります。
〔リンク切れにより削除.2008.5.27〕
ところが、JDWの記事に関しては,防衛庁が開発中の将来装輪の開発線表が,期間と予算の点でぴったり一致する事から,誤報である可能性が濃厚です。
海外サイトの情報も文面から判断する限り,全てJDWの丸写しで、「商業ニュース」として報じられたという事実は有りません。
軍事板
▼ このJDWの記事って,清谷氏が書いていませんでしたっけ?
ゆきかぜまる in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
えーと,確かその記事は清谷氏のものです.
井上@Kojii.net in 「軍事板常見問題 mixi支隊」
要するにキヨ以外にソースがない,ということで…….
▲
【質問】
60式自走無反動砲は「搭乗員は3名」だそうですが,3人もあの中に入れるの?
【回答】
60式は車内に入れるのは2名だけ.装填手はエンジンルームの上に乗っかっていなければならないというものらしい.装填手は完全な野ざらし.
小銃弾で撃ち殺されてしまいそうだが,とある知人に聞いたところ,
「この車両は,戦車を待ち伏せ攻撃するための専用車両で,姿を隠していることで有利な立場を得るように設計されており,特に問題はない」
と,この酔った元自衛官は説明していたが…….
名無し上級大将◆80fYLf0UTM
【質問】
87式偵察警戒車は,重量15トンで25mm機関砲を積んでいるようですが,装輪で15トンでは105oとかは乗せれないとでしょうか?
【回答】
例えばPiranha IIIは18.5トンで低反動砲ながらまともな105mm積んでます.
http://www.deagel.com/pandora/?p=pm00045002
ただ安定確保と接地圧軽減のため,どうしても105mm砲クラスの装輪車は8×8になるようです.6×6で作れないことはないだろうけど,機動性が落ちるとか,運用できる地形が限られるとか,発砲時の車両の傾斜や砲塔の向きに制限がかかるとか,8×8にしてしまいたくなる理由がたくさん出そう.
15トンで105mmも運用制限けっこうきつそう.
そんなのを持っててもうれしいかどうかが問題.
普通は20トンでも30mm機関砲ぐらいで,105mmならRooikatみたいに30トン近い重量で仕上がるものです.軽くすれば不幸になる.
装甲の問題もある.
仮に105mm砲塔無理積んで18.5tになったとしても,その重量では全周重機関銃に耐える装甲は限りなく不可能に近い.
正面装甲でもIFVの25mmや30mmでパンスカ抜かれそうだ.
105mm戦車砲が要るような敵(IFVとか)がいる戦場にそんな装甲車もどきを投入することに意味があるだろうか.歩兵随伴でバンカー攻撃なんかに使いたいのなら,BMP-3みたいな歩兵直援用の100mm砲にすればいい.
87式偵察警戒車(撮影:HN「へぼ担当」)



【質問】
96式装甲車が開発されたのは,89式装甲車とのハイ・ローミックスが理由ですか?
【回答】
単に60式APCの代換.
73式の後継が89式装甲戦闘車.
でも結局全てを代換する日は来そうにないが.
73式もそろそろほんとの意味での後継の車両が必要な頃だろう.
もっとも,73式の足回りの設計は,つい最近開発された車両にも使い廻されたりしてるので,単に追加生産すればいいのかもしれんが・・・.
【質問】
架空の自衛隊の装備で,96式装輪装甲車をファミリー化し,87式偵察警戒車の砲塔か新規設計の砲塔を搭載して,戦闘装甲車化する案を考えているのですが,
1・技術的あるいは規格的に可能でしょうか?
2・運用上無理は無いでしょうか?
3・窓塞いでペリスコープ付けて増加装甲くっつけるとかの処置も必要でしょうか?
参考意見等求みます. よろしくお願いします.
【回答】
汎用プラットホームとしてはちょっと役者が不足です.
96式:長さ6.8m,幅2.5m,高さ1.9m,重量15t
CV-90:長さ6.5m,幅3.1m,高さ2.5m(砲塔付き),重量23t
VBCI:長さ7.8m,幅3.0m,高さ2.3m(車体),重量28t 装輪でも,
PandurII:長さ7.5m,幅2.7m,高さ2.1m,重量22t
PiranhaIII:長さ6.9m,幅2.7m,高さ2.2m,重量19t
であり,96式は幅,高さが少なく重量も軽いことがわかります.
車体が軽いと砲の反動によって不安定になり,射撃姿勢に制限が付いたり(斜面では撃てないとか),車体の動揺が収まらず,二発目を撃つまで待たなければならないなど,いろいろな問題が生じます.
内容積が少ないことに寄る制限も大きいでしょう.
重量増に対するエンジン強化のスペースがあるかどうかも問題です.
技術的に可能だが,装甲強化が必要であり,かなり苦しい改造になる(魔改造までは逝かないが).
96式装輪装甲車(撮影:HN「へぼ担当」)



【質問】
高機動車は1/2tトラックの後継?
【回答】
高機動車は21/2tトラックの後継だぞ.1/2tのじゃないぜ.
だから高機動車は普通科1個分隊や107,120迫を運んでるでしょ.
それに1/4と1/2トラックを代替しちゃったら,新たにパジェロを採用するわけないじゃん.
あと,ハンヴィーもジープタイプの代替だけでなく,21/2t以下の車両をすべて代替するものだよ.
高機動車(撮影:へぼ担当)




【質問】
今なんか新しい装甲車作ってるようですが,それが73式の数的な後任になるのかな?
【回答】
陸上自衛隊は当初は全国の各師団に最低1つは機械化歩兵連隊(自衛隊用語にするとなんと呼ぶのかは不明)を持つ予定だった.
尚,全普通科連隊の装甲車化は最初から諦められている.そんな金はないので・・・.
しかしその計画も,北海道駐屯の各師団のうち一個連隊を装甲車化したのがやっとで,結局「これが限度ぽ」ということになって装甲車の調達もそれに合わせた数で打ち切られた.
60式がそこで終わっているので,後継の73式もそれに準じた数しか調達されなかった.
結局,装甲車は,北部方面隊の各師団に一つだけある装甲車化された普通科連隊以外は,第1教導団の一部中隊と戦車隊の本部管理中隊くらいしか装備されていない.
それも,一部の戦車隊はつい最近まで60式を装備していた.
89式装甲戦闘車は北部方面隊の各師団に一つだけある装甲車化された普通化連隊の73式を更新するために調達が進められたが,結局第7師団第11普通化連隊以外の部隊がこれを装備する日は永久に来そうにない.
北部方面隊以外で使用されている60式装甲車の老朽化が進んだので,今度はそこに73式を廻さなければならないのだが,そうなると装甲車化された普通科連隊の装備する73式の数が足りなくなる上に,73式装甲車もいいかげん古くなって来ているので,それらを一気に更新するために開発されたのが96式.
今後は全国の普通科連隊に軽装甲機動車の配備が進むので,普通科連隊の装甲化もそれなりに進むと見られる.
でも「装甲兵員輸送車」を装備した機械化普通科連隊は,結局北部方面隊と第1教導団以外には永久に編成されそうにない.
ついでに言うと陸上自衛隊は発足当初アメリカからM3ハーフトラックを供与されたが,これもほとんどは戦車隊の中隊本部車両として使われ,本来の装甲兵員輸送車としてはあんまり使われていない.
群馬県相馬原に駐屯する第12戦車大隊は,1980年代の終わり頃までM3を現役で使っていたりした.
余談だが,第12高射特科大隊は1990年までM15対空自走砲使ってた.
M41も1980年代半ばまで使ってたし,61式戦車最後まで使ってた師団の一つだ.
物持ちいいよなぁ・・・.
単に中古品の押し付け先だっただけかもしれんが.結局新潟にソビエトが攻めてくるなんて誰も本気で思ってなかったってことか.
◆◆◆◆◆◆軽装甲車
【質問】
自衛隊の軽装甲機動車とフランスの「パナールVBL」って妙に似てると思うんですけど,小松とパナールで何か技術協定でもあったのでしょうか?
それとも小松がインスパイアしたんですか?
【回答】
「仕様が似ていたから結果も似たんです」というのが防衛庁と小松の主張.
まぁ,どうみても2ちゃんで言う所の「インスパイア」かと.
要求性能や使用目的が同一だとどうしても似てくる,というのはあるので,あまり責めるのは可哀相だが.
例えば,トルコが軽装甲機動車を見たら,「自分のところの車両に似てる」って言うだろうしね.
でも軽装甲機動車とVBLの場合,
「なんで四輪装甲車は世界中に幾多の種類があるのに,うちのにこんなに似てるわけ?」
と言われたら言い逃れはできないだろうな.
まぁ輸出したりしなければそんなに問題には・・・.
ちなみに,実際に小松の技術者にそのことを訊いたライターがいるが,
「あっちは2ドアでしょ.こっちは4ドア,全然違うじゃないですか」
と言われて
(違いを主張する点はそこだけかよ! じゃあパジェロの2ドア型と4ドア型は別の会社の全く違う車なのか?(笑)
と思ったが,これは触れてはいけないところだろうと思い直して黙ってた,という話が(笑).
余談だが陸自はイラクに持っていったら,オランダ兵に
「日本も外国産兵器を結構使ってるんだね.でもなんでフランス車を買ったの?」
と言われた,というエピソードがある(苦笑
【質問】
ガン誌で,自衛隊の軽装甲機動車について人員搭載能力が低く,TOWだか機関銃が搭載できないために,米軍の同系車両に比べて駄目だとありました.
雑誌などで見ると,隊員が携帯砲か何か構えたの見るんですが.
実際,自衛隊軽装甲機動車は世界各国にある同様の車両に比べて駄目な車両なんですか?
【回答】
総火演の記事でだろ.機銃やミサイルが搭載できないって・・・・.
この手の軽車両で,その手の火器,FCS無しでピントルマウントやレールマウントを介して付けられる/付けられないって考える事自体がオカシイんだよ.
素のRV車の屋根にはサーフ・ボードは載らないかも知れないけど,サーフ・ボード・キャリアを付けりゃ載るって話と同じ.
もっとも,この記事を書いてるライターの場合,ソレ以前の問題だけど.
>http://www.military-powers.com/photo/other/keisokou/kei-002.jpg
この写真を見て,ハッチの前に付いてる棒が
>http://www.military-powers.com/photo/other/keisokou/kei-006.jpg
こういう役割を果たすモノだと気づかない時点で致命的.つーか,4ドアでそれぞれのドアに窓が付いてるにも係わらず,二人乗りだと思い込む辺りは軍事知識以前に問題が有るとしか思えない.
【質問】
自衛隊の軽機動装甲車をマイカーにできますか?
できればそのままがいいんですけど,機密に関わるような部分があれば,その部分は除いて,普通に車として走る部分だけでもいいんですが‥
【回答】
自衛隊の軽機動装甲車は小松製作所製造.推定価格約3500万円.
自衛隊向けにしか作っていない装備であり一般人が買うことは出来ない.
似たようなのがほしけりゃVBL(フランス),イーグル(スイス),コブラ(トルコ)とかのほうが望みがある.
特に,トルコのオトカ社は民間の現金輸送車用にも使われているので民間人でも買えるかも.
・・・まぁ,この類の車両は犯罪利用防止等のため個人購入が出来なかったりするし,個人輸入の手続きや費用もどの位するのかわからない.
軽装甲機動車じゃないが,そのモデルともいえるものは民間型がある
2003年に日本に導入されたハマーH2は,GMが開発した個性派フルサイズSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)である.
アメリカの軍用車として開発されたAMジェネラル社の「Humvee(ハンビー)」を,民間向けに仕立てたH1のコンセプトを継承したもの.
http://catalogue.carview.co.jp/GM/HUMMER_H2/latest/overview.asp
http://catalogue.carview.co.jp/GM/HUMMER_H3/latest/overview.asp
あと各国の軍などで使われるウニモグとか.いろいろな型があるようだが.
ウニモグは,寿司屋でおごりたくないような名前だが,“UNIMOG”と書く.ドイツ語で“ウニバーサル・モトール・ゲレーテ”の略.多目的動力装置を表すUNIVERSAL-MOTOR-GERATEの頭文字からとったもの.
日本語に訳せば,そのものずばり「多目的車」.
長い歴史をもつメルセデス・べンツのオフロード四駆トラック.
大容量油圧システム”バリオパワー(作業機駆動用システム)”や作業用アタッチメントの操作用ジョイスティックレバーを標準装備し,約3000種類を超える豊富な作業用アタッチメントにより,多彩な作業に活躍する超多目的作業車である.
http://ammo.jp/daguerreo/9704/mon/0428.html
http://www.vividcar.com/cgi-bin/WebObjects/f1b8d82887.woa/wa/read/f1bb29c944/